2013年1月11日金曜日

淫乱癖はなおるのかーブッダの教えー

 おはようございます。
皆さんからのご要望にお応えして、「よろず相談室」を開室して、ご相談を聞いておりますが、一番多いのは、夫婦間のこと、二番目は子供のことなどです。夫婦間のことで、夫の浮気、不倫ですね。ダブル不倫というものもあります。

二度も、三度も、離婚しては、結婚する、また離婚するいわゆるバツ3などが増えています。また、会社内ですぐに手を出し、肉体関係を持ち、社内の風紀を乱し、仲間の仕事のやる気を失くしている輩(やから)がいます。何度注意しても治らないのです。

一つには、巷にはあふれている雑誌が、女性の裸を載せ、インターネットではなんでも見れて、檀蜜などいうタレントが出てきたり、不倫熟女などがもてはやされている現状を見ると、さにあらんやと嘆くのは、団塊世代だけでしょうか。いや団塊世代もあぶない人がたくさんいます。金メダリストの指導者が自分の生徒に手をだし、合意のうえだと開きなおっています。某国営放送の有名なアナウンサーが、電車内で痴漢をし逮捕されましたが、常習犯ではないかとさえ言われていますし、過去にも有名な大学教授が、いつも手鏡を持って、駅構内をうろついていて、社会的に制裁を受けています。このような人や行為を許せば、助長するのです。これが人間界なのです。

女性の読者が多いので、このことを書くのをためらいましたが、なぜこのようなことが起きるのか考えてみました。私の友人が、親父がよく遊んでいたので、「DNAはあらそえんもんね」と開きなおっている奴がいましたが、それで済む問題ではないです。まず不倫は違法行為ですから、懲戒処分の対象になりますし、社内風紀を乱す男女交際もしかりです。

そして、会社内の人間関係は最悪になり、家庭内では不和が起こり、離婚どころか殺人事件までもが起きているのです。ただ、淫乱癖のある人は反省をしないし、他人への思いやりがないので、なおりません。

世界的ベストセラーである「成功哲学」(産能大学出版部)を書いたナポレオンヒルは「人間の心は刺激で反応し、それによって情熱や、創造的想像力や、強烈な願望などの衝動が生まれるのである。この心に衝動をもたらす刺激の代表的なものは、次の十項目である。

1、セックス
2、愛情
3、名声、権力、お金、に対するおもえるような願望
4、音楽
5、友情
6、調和の精神で結合された協力者
7、社会的な迫害
8、自己暗示
9、恐怖
10、麻薬とアルコール  」

一番目にくるのはセックスだと言っています。昨日はモティベーションについて書きましたが、まさに 原初的なものに、いわゆる性欲があるのです。この性欲は小欲ですが、もっとも強烈な業欲なのです。性欲はもっともひどくて、ただセックスをしたいだけなのです。このような性欲に取りつかれている人を社内に放置しておくと大変なことになります。恋愛は純真にすべきことです。この本には、この強烈な性的エネルギーを転換し、大成功を収めた人や方法が書いていますので読んで下さい。

次に愛欲ですが、作家の瀬戸内寂聴さんは、この愛欲から逃れるためにも出家したとのことです。「寂聴の生きる知恵」(海竜社)をぜひ読んでください。「愛欲に取りつかれてたら、ものの道理も恥もすべて忘れてしまいます。ただ自分の欲する相手を自分のものにしたい、独占したい、という気持ちでこころがはりさけそうになります。もし競争相手が現れようものなら、嫉妬し、ねたみ、憎しみ、相手を殺したいとさえ思いつめます。」そして実際に奥さんを殺したり、愛人を殺したり、挙句の果てに情夫との淫欲を満足させるために、自分の生んだ子供さえ殺す事件が起きているのです。

ブッタはその解決方法を二千五百年前に弟子に教えました。(ウダーナバルガ2章)

「愛欲よ。わたしは汝の本を知っている。
愛欲よ。汝は思いから生じる。
わたしは汝のことを思わないだろう。
そうすれば汝はもはや
私のこころに現れないであろう。」

根本は人間の思いが生むものだから、思わないようにすれば消滅すると言っています。つまり、人のため、お客様のためになる仕事に集中していれば、邪悪な思いはでてきません。さぼっている人ほど、女の裸を妄想し、問題を起こすのです。

ユダヤ経やキリスト教では、三千年以上も前から、十戒のなかに、「姦淫してはならない」「隣人の妻を欲しがってはならない」という戒めが書いてあり、仏教でも不邪淫戒という教えがあり、自分の恋人や妻以外の人と交わってならないという戒律があります。古代から性欲は人間の欲望の根源であるからこそ気をつけなければならないと教えてくれているのです。

淫乱癖を治すには、一所懸命働くこと、女性や男性の裸の載っている雑誌やインターネットを見ないこと、そして心を鎮めるために座禅を5分でもよいからすることです。そうすると「寂静」という境地がえられます。詳しく知りたい人は、別府総合研究所のHPよりメールにてお問い合わせ下さい。



















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