2013年1月22日火曜日

座禅修行ー萬年山青松寺にてー

 おはようございます。
1月の東京国際仏教塾曹洞宗コースの初日(19日)は、東京都港区愛宕山にある萬年山青松寺での中野東禅先生のご指導による座禅修行でした。青松寺は、文明8年(1476年)に創建された曹洞宗の由緒ある寺であり、禅道場です。

近くに、浄土宗の芝増上寺があり、浄土真宗の築地本願寺など徳川家康が徳川幕府を開いたときに、京都や大阪にある各宗の本山を、宗教団体を管理するために江戸に作らせたのでしょう。それぞれに立派な寺が創建されています。

萬年山青松寺の山門


山門で合掌し、階段をのぼり、中にはいると本堂が正面にあり、


左右に、禅道場があります。




本堂に向かって右に鐘楼があり、静かなたたずまいです。




写真がいいでしょ。残雪のなか、趣がありますよね。(地元新聞の中西さんが昨日来てくれて、故障?していた写真添付を直してくれました。感謝です。)

朝課(お経をあげます。)をし、道元禅師の「普勧座禅儀」を唱え、道場へ向かい、禅定にはいりました。曹洞宗の座禅は「只管打座」といい、ひたすらに座禅するのですが、腰の位置が悪いともちません。注意するところは、姿勢と呼吸です。静かに下腹(丹田)で呼吸するのです。

とした姿勢で、結跏趺坐か半跏趺座で座禅にはいります。大きく一呼吸して、丹田の呼吸に集中して、禅定に入ると、この世の妄想から心身を解き放ち、心が安らいできます。「こころの静寂」が得られるのです。

午前中は、中野東禅先生より姿勢のご指導と警策をいただき、感謝な禅修行でした。そして午後からも座禅にはいり、経行(集中して、半歩づつ進み、冥想します。)をし、三度目の座禅にはいりました。一年に何回かはこのような禅道場に来るのもいいですね。

座禅は、かといって禅道場だけでするのではなく、毎日、朝起きて、夜寝る前に5分か10分でもすると、体の健康と心を調えるためにとってもいいですよ。「こころが大きくなる座禅のすすめ」中野東禅著(知的生き方文庫)が読みやすく参考になります。

また禅修行そのものは、座禅のみならず、掃除することや、食事することも、すべてが禅修行なのです。毎日が修行なのです。特に「掃除に学び会」でのトイレ掃除はこころが洗われ、東司(とんすと読みますが便所のことです)が清浄な空気に包まれます。感謝なことです。















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