2013年1月9日水曜日

商売繁盛のコツ

 おはようございます。
新年は、円安・株高で、スタートしましたが、これを継続的に上昇局面にし、経済を浮揚させるには、日銀による金融緩和のみならず、政府が成長戦略の施策を立て続けに打っていかないと、失速します。同時に企業経営者は、1年計画と3年計画を具体的な数値目標と施策目標をあげて、立案し、国に頼らずに実行していかなければ日本経済は、あるいは日本という国そのものが先ゆかなくなります。たとえば建設機械メーカーのコマツがありますが、デフレ不況の中でも、10年以上、右肩上がりで成長してきました。

コマツ再生の鍵は、リストラをその年度に集中的に徹底的に行ったこと、人間の癌の病気であればすべて取り除かなければ、癌が再発します。企業も同様です。次に自分の会社の事業分野や製品をマトリクスで考え、必要な事業は積極的にM&Aしなければなりません。

現在、日本経済は、企業単独の努力では先ゆかないくらい、瀕死の状態になってきつつあるとき(国民よ目を覚ませ)、安倍総理は、自分のいのちを賭けて(病気が再発しないように祈っています。)、今回のデフレ脱却、経済浮揚の手立てを打ってきています。大企業のみならず、 中小・零細企業も、元気を出して(気は持ちようです)、この危機的状況を突破しなければなりません。そのためには他力ではなく、まずは自力で今すべきことを徹底的にすることです。

商売繁盛の神様に、七福神(大黒天、恵比寿、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋)のなかの恵比寿様がありますが、十日戎(恵比寿)まつりと言って、毎月10日の前後3日間をお祭りします。「商売繁盛、笹もってこい」と掛け声をかけるのですが、「恵比寿様はたすき掛けで釣りをしていて、家業を怠らないことを象徴し、稼ぐに追いつく貧乏なしを現わしていると説明されるわけです。」仏さま白書(中野東禅著四季社)

商売繁盛のコツは、お客様(消費者)が喜ばれる商品やサービスを工夫して提供することに尽きるのです。間違っても、金儲けしようなどと思ってしていると、お客様から見透かされて、お客様に見放されます。儲かることが目的ではなく、お客様に喜ばれることをしていけば、自ずと商売は繁盛するのです。

つまり、自分のためにしていることは、小欲です。人間の煩悩(欲望)は生きているかぎりなくなりませんが、人のためになることをしようという思いは、大欲で、これを持つことで、いわゆるこころざしまで昇華できるのです。(お釈迦様もイエスキリストも同じことを言っています。)

商売をしている人、事業家、あるいは会社に勤めている人も、十日恵比寿まつりを機会に、商売繁盛とはなにか、お客様のためになる商売をしているか、お客様に喜ばれる商品を作っているか、仕入れているか、お客様に喜ばれるサービスを工夫しているかを考えてすれば必ず、自力で商売は繁盛します。そうすればお客様や取引先の他力おちからをお借りすることができるのです。

そしてもうひとつ、大事なことは、恵比寿様や阿弥陀様、お釈迦様など目に見えない神仏に感謝し祈りを捧げ、商売するなら、それは信仰に基づいていますの必ず繁盛し、成功します。最後に中野東禅先生が、「仏さま白書」(四季社)のなかで次のように解説しています。

「恵比寿様の釣りの姿は、『釣りして網せず』といい、暴利をむさぼらないことの象徴でそれが商売繁盛の神だといわれる元なのです。」 

商売繁盛。ああ、ありがたや、ありがたや、ありがとうございます、ありがとうございます。


















0 件のコメント:

コメントを投稿