2013年1月15日火曜日

ご成人おめでとうーブツダの教えー

 おはようございます。
13日、14日に全国各地で、成人式がおこなわれました。インタビューなどで成人になった方の声を聞くと、夢があふれ、嬉しそうでいいですね。気になったデータは、関心があることの第一位はお金、二位は健康、三位は時間でした。長引くデフレ不況で、給与が上がらないことや、若年者の非正規雇用が多いことが、お金の不安をもたらしていると思われます。

そして、中高年ならいざ知らず、健康が二位とは、どういう意味でしょうか。たぶん、心身共に健康であることを願っているのでしょう。10代~20代の自殺者が、韓国では世界第二位になっています。キリスト教も仏教も盛んな国ですので、意外な気がしましたが、先進国病で、先が見えないこともあるのかもしれません。

三位は、時間とのことですが、情報化社会で、メールやSNS(ソーシャルネットワーク)が飛び交い個人の時間が奪われているのかもしれません。若年の自殺者が多いといううことは、このようなSNSの発達がかえって健全な精神を保ってないのかもしれません。

かねてより、我が国の成人年齢の引き下げを提言してきましたが、世界では、イギリス、イタリア、スイス、ドイツ、フランス、ロシア、アメリカ(州別)、オースラリアなどでは、18歳ですし、プエルトリコ14歳、キリギスタン16歳です。日本は、そうとう世界に遅れているのです。

今年の成人の日を機会に、成人年齢を引き下げる話は、メディアでも政府でも全くでてきませんでしたが、若者が政治に関心を持つことの重要性が今の時代こそ最もあるのです。成長戦略など景気浮揚策、原子力発電などのエネルギー問題、年金などの社会福祉政策など、もっとも影響がある若者の投票率が低下している原因の一つが20歳の成人制度です。

中学・高校の社会科で、国の仕組み、制度などをしっかり教え、その時に政治への関心を高め、選挙への投票権を認めないと、大学ではそのようなことを学ぶ機会はありませんし、高卒で就職した人たちは、仕事を覚えるのが先決で、余裕がないのです。高校3年生で、選挙権が与えられると政治への参加意識が植え込まれるのです。若者の投票率があがるのが困る政党ばかりなのでしょうか。真剣に議論していただきたいと思います。

東京にIVOTEという学生のグループがあり、若者の投票率を調査して、投票率が上がるように呼びかけたり、投票所を携帯で案内したりしています。このような若者が、ボランティアでいろんな努力をしています。安倍総理もITを使った選挙活動を認めることを検討していますが、良いことです。そして日本も40歳くらいの総理大臣がでてくるようになって初めて民主主義国家になるのではないでしょうか。


二千五百年前、ブッダは多くの若者に教え、育てました。インドも経済の急成長で、こころの教育がなおざりになり、若者の婦女暴行などが多発しています。いまこそ、仏陀の教えにかえるべきです。

中村 元先生の「真理のことば」ーダンマパダ(法句経)ーより

「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。-車をひく(牛の)足跡に車輪がついて行くように。〔一〕

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。-影がそのからだから離れないように。〔二〕」

こころの状態がすべてを生み出します。病気も健康も、貧困も豊かさも、人間関係も、家庭生活も、仕事も、すべてあなたのこころが生み出しているのです。これが真理です。

聖書では、「あなたのこころを 見守れ いのちの泉は ここから湧く」とキリストが言っています。こころとからだ、こころと生活、こころと人間関係、すべてこころと一体なのです。

あなたのこころを落ち着かせ、こころを清め、宇宙からの豊かな恵みをいただくために、あなたは静かに座り、瞑想するのです。朝、顔を洗い、歯を磨くように毎日、少しの時間で結構ですから、習慣にしてください。そうすればあなたの人生は大きく変わります。

座禅や瞑想の仕方を知りたい方は、別府総合研究所のHPのお問い合わせを使ってお知らせください。直接わたしへのメールでもかまいせん。E-mail:beppu1717@mint.ocn.ne.jp

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