2013年2月22日金曜日

淡窓先生に学ぶⅡー廣瀬家の繁栄ー

 おはようございます。
淡窓先生は、叔父で俳人でもあった秋風庵月化に養育されていますので、多大な影響があったと思います。私が注目しているのは、廣瀬家は現在も隆々と繁栄していることです。弟の久兵衛、旭荘、青邨、林外と咸宜園を継ぎ、戦後、廣瀬正雄さんが日田市長から衆議院議員になり、郵政大臣となり、うちの父も大変お世話になりました。そのご子息が、貞雄(富士紡績社長)、道貞(民放連会長)、勝貞(大分県知事)、興貞(興銀証券常務)です。2代目、3代目で家がつぶれる昨今ですが、廣瀬家は全く違うのです。

私も成功哲学などながく勉強してきましたが、廣瀬家の繁栄の思想は、淡窓先生が培ってきた「敬天」の思想にあります。これは博多の亀井塾で読んだ袁了凡の「陰隲録」から来ています。天(神仏)をうやまい、善きことを思い、善きことをすれば必ず良い結果がでるという考えです。これは仏教の縁起という因果応報の考えから来ています。これを実践している人が日本航空を再建した京セラの創業者である稲盛和夫氏です。

咸宜小学校の皆さんがわかりやすくまとめていますので、写真を添付します。


日田市内の各小中学校で「淡窓先生に学ぶ」の取り組みがパトリアで展示されていますので、見にいくことをおすすめします。私も社員教育などに関わっていますが、ともすればノウハウだけで、人生目標や計画を立てようとしますが、本当は、すべて考え方にあり、心構えにあるのです。天(神仏)をうやまい、人を愛する人が成功しないことはないです。「敬天」という一字が腑に落ちない限り、何をしてもうだつはあがりません。

こどもたちもこんなに勉強しているのですから大人はもっと淡窓さんを勉強して、おうちが語りあえるようにしましょう。


咸宜園教育研究センターにも資料が展示されていますのでご覧になって下さい。

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