昔、むかし、インドの山奥に
無着と世親という坊さんが居たそうだ。
二人はいつもヨーガをし、座禅を組み、瞑想をしていました。
無着が言いました。
「般若心経に書かれている色と空はどういうこっちゃ」
世親が答えました。
「色即是空、空即是色じゃが」
「色は、現実世界の目に見えるものじゃ」
世親が、では「空とは何ぞや」
しばらく二人は沈思黙考し、二人は同時に
「色が生身の体と意識なら、空は無意識じゃ」と答えました。
「色を作っているのは空という潜在意識じゃ」
「あのヒマラヤの山のように、こころの中に無意識の大きな無限の蔵があるんじゃ」
その蔵をヒマラヤから取って、「アラヤ」と名づけよう。
無着と世親は弟子たちに、
「アラヤを知り、アラヤを使えば、豊かで、楽しい幸福な人生を歩むことができる。」
と教えました。
弟子たちは、夕に朝に、良い言葉を唱え、願望を植え付けました。
弟子たち、一人一人の願望は大きく実ったそうです。
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運命鑑定士 徳温禅月