2016年12月20日火曜日

Xmas~東方の三博士(占星術師)~


 おはようございます。

 クリスマスが近づくとドレの絵を思い出します。新約聖書に書かれているイエスキリスト誕生のお話を、クリスマスで騒ぐ日本人の何人の方が知っているでしょうか。新約聖書のマタイ福音書に書かれているところをご紹介しましょう。
                                                   ギュスターブ・ドレ(1832~1888)




「イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。

「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」

それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と同様であった。

そこで、王は、民の祭司長たち、学者たちをみな集めて、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。

彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれているからです。

『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、決して一番小さくはない。わたしの民イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。』」

そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めた。

そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」

彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。

その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。」(マタイの福音書2章1~10)


東方の三博士は占星術師(当時の天文学者)と言われていますが、どこから来たのでしょうか。一説によるとバビロニアから来たと言われています。今のイランですね。あるいはカシミールとも言われていますが、今のパキスタンになります。


また、東方の占星術師は、学者によると西アジアのゾロアスター教の司祭者達(マギィ)との説もあります。


どうして、星を観測していて、救い主が現れることがわかるのでしょうか。日本でも古代シャーマンたちは、星々を見て、占ったと言われていますし、仏教では、密教が宿曜経というインド占星術をまとめています。


つまり、宇宙と人間は、関連性ともっていると言えましょう。密教の宿曜経では、人がこの世に生を受けるとき、月がある星に宿ると言われ、その人の宿命がもたらされると言います。


イエスキリストだけでなく、すべての一人ひとりの上に、星がとどまり、いのちを受けるのです。つまり、使命を帯びてこの世に来たと言えましょう。それぞれの生命と人生は、尊いものですから、たいせつに生きなければなりません。


この機会に、あなたのXmasを祝うこともあわせてしてみてはどうでしょうか。それでは、皆様が幸せな人生をおくりますように、南~無 合掌 礼拝 徳温禅月。


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あなたは、「密教宿曜占星」をご存知ですか?

密教宿曜占星とは、弘法大師空海さんが中国(唐)から御請来した宿曜経から用いたインドを起源とする占星法です。生年月日から、太陽の黄道の十二宮と、月の白道の二十七宿の星によって、その人の宿命と運勢、人と人との相性、年月日の吉凶を占うことができる門外不出の秘法です。最も的中率が高いと言われています。


幸運への第一歩は、自分の宿命である本性(天性の性格や能力)を知ること、そして天の時と地の利と人の和を活かすことです。幸運と不運、勢いがあるときとないとき、その「時」を知らなければ自己実現はできません。密教宿曜占星はそれを教えてくれます。


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密教宿曜占星鑑定・観相学の禅月庵 徳温禅月

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メールアドレスbeppu1717@gmail.com



2016年12月15日木曜日

卑弥呼と古代シャーマニズム


 おはようございます。

 古代シャーマニズムとは、何でしょうか。一つには、それは大自然を神とあがめ、大自然と一体となり、大自然と共にいると言えましょう。その根底には、山、草木、岩などに精霊が宿っているというアミニズム(精霊信仰)があると言えます。シャーマン(巫女)は、台風や地震などの天変地異を予測することができるのです。


大自然の中で、もっとも重要なものは太陽であり、太陽こそ生命を生み出すものであり、太陽は豊穣をもたらすものです。太陽がのりうつったものが鏡なのです。太陽の御霊が鏡にあると言えましょう。そして太陽は病をも癒すことができるのです。太陽こそ卑弥呼(日巫女)=天照大御神と言えましょう。


大分県日田市日高町ダンワラ古墳より出土


二つには、面々と続く祖霊への畏敬です。シャーマン(巫女)は祖霊(神)と交信し、祖霊より神託され、それを民衆に告げるのです。神となった祖霊が、シャーマン(巫女)に憑依し、語るのです。


三つには、シャーマン(巫女)は、人間を見抜くことができ、未来をも言い当てることができる神通力をもっています。ですから古代の王は、必ずシャーマン(巫女)を必要としたのです。最強のシャーマン(巫女)こそ邪馬台国の卑弥呼なのです。卑弥呼(日巫女)はいわゆる祭祀王であり、預言者なのです。


魏志倭人伝に書かれている卑弥呼の鬼道こそが、日本における原始神道であり、その体制が天皇制の祖型だと言えましょう。連面の続く神道の精神は、清明正直(せいめいせいじき)であり、大自然こそ神であり、民はいつも神と共にあり、感応道交していたのです。


邪馬台国の卑弥呼の統治は、祭祀は卑弥呼(日巫女)、政治は男王が行ったと書かれています。弥生時代には稲作が始まり、祭祀として、太陽と月、星々の動きから卑弥呼が暦をみたと言えます。暦は稲作に欠かせないのです。


天皇が祭祀を承継するようになり、神道が形成されていきます。天皇は国体を維持し、国民を守る祭祀をしてきたのです。その後の歴史の変遷は述べませんが、日本人の心の中に、神道の教えが生きていることは確かだと言えましょう。


 今年もわずか2週間余りとなりました。皆さんのご健康をお祈りしつつ、南~無 合掌 礼拝  徳温禅月。


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2016年12月14日水曜日

卑弥呼はどこから来たのか?


 おはようございます。

 縄文時代より南からは、海洋民族が海を渡り、日本に来た。縄文時代後期に北方より、遊牧騎馬民族が朝鮮半島を経て北部九州に南下して来た。今日の日本人は、新モンゴロイドで、縄文人、南方系海洋族、北方系遊牧騎馬民族との混血と言えましょう。


大分県日田市に、日本難読山サミットで、一位になった一尺八寸山(みおやま)、三位になった月出山(かんと)があります。こんな読み方はできませんよね。初めに発音があって、漢字を当てたものと思われます。
 

ところが韓国南部に、魏志韓伝に書かれていますが、弁韓に「弥烏邪馬国(みおやまこく)」なる国があったと書かれています。弥烏邪馬(みおやま)は連山で、日田の一尺八寸山も連山です。また日田の西に位置する浮羽には、耳納連山があります。そして「弥烏邪馬国(みおやまこく)」にも月出山があるのです。


月出山は「かんと」と読み、神が登る山、「神登山」だと思われます。この月出山の頂上に「舟つなぎ石」という大きな岩があります。約700mの山の頂上に舟が必要でしょうか?古事記に書かれている天の磐船をつないだ岩だとしたら、この地は高天原になるではありませんか。


    大分県日田市小迫辻原遺跡より東部に見える月出山岳(かんとだけ)


この「弥烏邪馬国(みおやまこく)」の祖先が卑弥呼の祖先で、この名前より、「邪馬台国」と命名したと言えましょう。沖縄から朝鮮半島南部そして九州にかけて、紀元前約100年頃には、100余国の国があり、これを倭国(連合国家)と言われています。


ですから紀元前約150年くらいに、朝鮮半島にいた遊牧騎馬民族を祖先とする一団が伊都国、奴国を通り、新天地を求め、まずは悠久の流れの筑後川沿いの肥沃な土地を見つけ定住します。それが朝倉であり、吉野ヶ里なのです。


卑弥呼の先祖たちは、日が出ずる地を求め、さらに東へと筑後川を登っていきます。そこには、故郷と同じ、弥烏山があり、月出山から日が登るではありませんか。幽玄なる山紫水明の桃源郷「日向=日佐」(のちの日田)に辿り着いたのです。ここを邪馬台国と名付けたのです。


この一団こそ、卑弥呼と古代シャーニズムを身に着けた祖先たちであったのです。次回は「卑弥呼と古代シャーマニズム」についてお話しましょう。それでは皆様のご健勝とご健康を祈りつつ、南~無 合掌 徳温禅月。


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