2016年4月30日土曜日

幸福な人生を送るには②~四苦八苦とは~


こんにちは

 ここ十日間ほど、毎日、密教宿曜占星鑑定をしておりましたので、GWはお休みをいただいております。やっとブログを書く時間が取れました。ふとお釈迦様は、この世は「苦」であると言われたのです。この世は楽しいことの谷間に谷間に、四苦八苦しているのは、事実ですからね。


では、最初の四苦である「生老病死」を考えてみると、「生」つまり、生まれたというより生活の「生」を考えてほうがいいと思うのですが、現代の生活って、幸せなのだろうかと疑問に思うことが時々あります。


まず、生活するのに、お金がかかりすぎる。水道光熱費、食事代、交通費(ガソリン代など)、保険代など、仕事をしているときは全く考えもしなかったのですが、退職後、月間支出をつけてみると、なんと約30万もかかっていました。


息をし、水を飲んでいるだけでも秒速でお金がかかっている現代社会、お釈迦様の時代は、お金はかからなかったでしょうから、「生」が苦というのは、やはり生活ではなく、哲学的、宗教的なことでしょうか。


「老」これはわかりますね。老いてゆくと体に軋みがくるのを感じるんですよね、アンチエージングなんて言ってるけど、皺が完全には隠せないですよね。皆さん長生きされているから、老いを感じるのは、75歳以上かな。


「病」これもわかります。病院はどこに行っても満員御礼ですよね。年を取ったからでもないですよね。高血圧や糖尿病などの生活習慣病で現役バリバリの働き手も病院通いですね。



そして訪れるのは「死」です。年を取って、病になり死ぬのは、天寿ですが、若くてまだ子供も小さいのに、癌や心筋梗塞、脳梗塞などでアッと言う間に命が途絶えてしまう、これもまた、現代生活の「生」からくるストレスなどが原因かもしれませんね。あるいは交通事故や天変地異で突然の不慮の死が訪れるやもしれません。


次の四苦で八苦なのですが、まず「愛別離苦」(あいべつりく)があります。愛する人と別れる悲しさ、苦しさがあります。両親の死による、あるいは夫(妻)の死による別れなどありあますが、現代社会は、好きで一緒になったのに、愛していたはずなのに、夫あるいは妻との別れ、いわゆる離婚ですね。これが厄介ですね。


次は、「怨憎会苦」(おんぞうえく)も、人間関係ですね。会社にいればいやな上司と一緒に仕事をしなければならない、気の合わない同僚もいますしね。家庭に帰れば、姑から嫌味を言われる。近所にも、ときどきとんでもない人がおり、顔を合わせないといけないなどと現代社会の複雑な人間関係が苦しみを増幅しているかもしれませんね。



そして「求不得苦」(ぐふとくく)という、物質社会の現代にぴったしのことばですよね。求めるものが得られない苦しみという意味ですが、あれが欲しい、これが欲しい、もっともっといいものが欲しい、豊かでありたいと思っています。これをmore more社会というそうです。


最後に、「五蘊盛苦」(ごうんじょうく)ですが、この意味が難しい。「五つの要素(五蘊)、つまり色・受・想・行・識(身体・感覚・概念・心で決めたこと・記憶)のそれぞれに執着することが苦しみ」なのですが、つまり心がとらわれているんですね。五蘊をもった自己に執着しているから、心が解放されていないと言えばご理解いただけますか。だから座禅をして寂静を得るのです。


このような四苦八苦から脱して、心豊かな幸福な人生を送るにはどうすればよいかを次回、書きましょう。それでは皆様の人生が実り豊かなものでありますようにお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。


≪個人相談及び経営相談≫~密教宿曜占星鑑定~

宿曜経を用いて皆様の運命、人間関係を占星鑑定し、個人相談にお答えします。結婚・離婚問題、嫁姑・親子関係、職場内の人間関係、子供さんの教育と進路などの個人相談は、一件につき鑑定料として3000円です。


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まずは、相談内容や詳細について、メールにてお気軽にお問い合わせください。


別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP:http://www.beppusoken.com

メールアドレス:beppu1717@gmail.com





2016年4月21日木曜日

熊本・大分地震で思う


おはようございます。

 大分県日田市に住んでいますが、14日の夜、の突然の地震、さらに16日の夜には、マグネニチュード7.3の地震が再度、熊本地方を襲い、余震が続き、さらに阿蘇地方、大分県由布市・別府市まで拡大していますが、震源地から50キロ以上離れていても、震度5強の観測史上最大の震度でした。日田市内各地にがけ崩れが発生し、今も尚通行止めが続いています。


内陸活断層地震と言うことですが、活断層の存在と危険性を知らせていたのでしょうか。少なくても知らせることで、危険を回避できることもできると思います。日本国内のそれぞれの地域に住んでいる方々は、この機会に自分の住居の近くに活断層がないか、把握すべきですし、行政は積極的に広報すべきだと思います。


もうひとつは、過去におきた地震が、ないかどうか、何年おきにあったかなどがわかると近い将来の地震を予知することもできるでしょう。





大分県では、過去に慶長豊後地震(1586年)、また和歌山県沖で起きた安政南海地震(1855年)のときの震度は、別府市で震度6、県内全域で震度5でした。昭和には大分県中部地震が起きています。このように自分の地元を見てみましょう。


大切なことは、私たちは地球という「いのち」を持った生き物の上に生きていることを自覚しなければなりません。もっと地球を愛さなければなりません。原水爆実験をしたり、戦争をして爆弾を落とす、また石油など鉱物資源を無法図に掘り尽くす、地球をどれだけ痛めているでしょうか。


そして、地球は、太陽と月と星々との関係性のなかに存在しています。地震もまた太陽と月との関係性のなかで発生します。いらない星などないのです。地球はいつも正常に戻ろうとします。人類が滅ぶことがあっても、地球や銀河系は滅ぶことはないのです。


この地球上に生かされていることに感謝と祈りをささげよう。熊本・大分地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆さんと一緒に、自分ができることをしよう。みんなで立ち上がろう! 合掌 禅月。






 

2016年4月11日月曜日

幸福な人生を送るには①~運命を拓く~


こんにちは!

 幸福の概念や度合いはともかくとして、誰しもが、幸福でありたいといつも思っています。しかし、順風満帆というわけにいかないのが人生。誰しも訪れる生老病死という苦痛、さらに、愛する人との別れ、怨みや憎しみのある人との出会い、求めても得られない苦痛、煩悩に執着する苦しみ、これらの四苦八苦が、嵐のように襲ってくる時があります。


しかし、誰しも幸福だといえる人生を求めていえます。経済的にも豊かであり、こころが落ち着く生活を送りたい、明るく楽しい笑顔で満たされている家庭があり、仕事も楽しく、職場の人間関係もうまく行っている、このような状態を幸福なときだと言えるでしょう。


現在、中国では、経済が失速し仏教の大ブームが起きているそうですが、お金を中心としたライフスタイルも、人生の満足感を与えるものではないと言えるでしょう。それを国家が利用して、仏教を推奨しているとしたらゆゆしき問題です。(写真はNHKクローズアップ現代より)




かって、お釈迦様の時代に、維摩という長者(お金持ちの在家仏教者)がおられて、文殊師利と、仏教の悟りについて話すお経が、大乗仏教経典のなかで、重要なお経としてあります。現代こそ、維摩のような生き方が求められているのではないでしょうか。


まず、幸福が可能ならしめるためには、自分は何のために生まれてきて、何のために生きているのかを知らなければなりません。ひとり、ひとり、目的をもって生まれてきていることを知ることです。そう言われてもわからないのが人間です。


わからない人間のために、書かれたお経が「文殊師利菩薩及諸仙所吉凶時日善悪宿曜経」です。いわゆる「宿曜経」です。


自分の性格や性質や能力である「本性」を知っている人がどれだけいるでしょうか。私たちはいのちをいただいたときに、天性的な本性をもって生まれてきているのです。私達人間が、大宇宙の生命の営みのなかのいのちであることを知ることです。


いかに、太陽や月や星々から影響を受けて、いのちが生まれてきているかを知れば、あなたは驚嘆し、愕然とするでしょう。ですから幸福な人生を送るためには、あなた自身を知ることです。


幸福な人生を送る第一歩は、自分自身を知ることです。それでは、皆様のその一歩を祝し、お祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。


≪人生相談及び経営相談について≫

宿曜経を用いて皆様の運命、人間関係を占星鑑定し、人生相談にお答えします。結婚・離婚問題、嫁姑・親子関係、職場内の人間関係、子供さんの教育と進路などの個人相談は、一件につき鑑定料として3000円です。


また経営者の方は、経営者の運氣と今後の事業計画と成長の可能性、組織の適正人事などを密教宿曜占星鑑定に基づいてアドバイスします。経営相談は、一件につき、鑑定料は30000円です。尚、経営指導の顧問契約は月額50000円です。

まずは、相談内容や詳細について、メールにてお気軽にお問い合わせください。


別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP:http://www.beppusoken.com

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