2014年12月26日金曜日

「男の厨房」12月~クリームシチュー~

 おはようございます。
昨日、12月の「男の厨房」(料理教室)がありました。クリスマスでしたので、カナッペ、レーズンビスケットサンド、バジル香るフライドチキン、キウイドレッシグのグリーンサラダ、クリームシチューをみんなで作りました。僕の担当は、クリームシチューーでした。

ご挨拶をしてメニューの説明です。

それでは、クリームシチューの作り方(二人分換算)をご説明しましょう。

1、鮭がいいのですが、今回はウィンナーを使いました。斜め切りしておきます。

2、鶏のもも肉(100g)を一口だいに、じゃがいも、にんじんを大きめに切っておきます。

3、鍋に油を熱して、鶏肉、じゃがいも、にんじんを中火で炒め、チキンコンソメスープを加えて煮ます。煮立ったらウィンナーを入れ、3~4分ほど煮ます。


4、小鍋にバターを溶かし、小麦粉をふり入れ、弱火で炒めます。しっとりしてきたら牛乳を入れて混ぜます。


5、3の鍋に4を混ぜ入れ、塩やこしょうで味付けし、30~40分ほど煮つけ、最期にグリーンピースを入れて1、2分煮て出来上がりです。



合掌して、いただきま~す。皆さんも作ってみてください。シチューは体が温まります。それでは今年最後の週末をおすごしください。ご健康を祈りつつ、南~無 合掌礼拝 徳温禅月。






2014年12月24日水曜日

温泉禅~温泉の効果~

 おはようございます。
これから温泉禅をお薦めしたいのですが、温泉に入って座禅をすると、その効果は100倍だと思っています。なぜなら温泉がもつ大自然の効能と、座禅が相乗効果をもたらすからです。温泉禅の説明の前に、温泉についてすこし書いておきましょう。

日本ほど温泉の多い国はないし、日本人は、昔から温泉を生活に取り入れて健康増進に役立てている国民なのです。さて全国一の湧出量を誇るおんせん県おおいたの人間としては温泉を語らないわけにはいかないでしょう。

かんぽの宿日田の100%かけ流し露天風呂

松田忠徳先生の「温泉教授の湯治力」(祥伝社)や「新・日本百名湯」を読んでいるとなるほど納得するのですが、その中で。「国立別府病院長だった高安真一博士は、温泉には、①内分泌または自律神経系統への作用 ②入浴による体内イオンの変化 ③刺激作用ーなどがあり、そのために効果があるのだと明言しています。」



秋田県鹿角市と田沢湖町の境界にある玉川温泉で湯治し、がんから生還した実話が書いていますが、一度秋田まで行ってみたいのです。まあ、近くの温泉にも同様の効能をもつ温泉が多々あると思います。

温泉の効果は絶大なものがあるのは、衆知のとおりですので、まずは、近くの温泉に行かれてゆっくりリラックスして楽しんでくださいね。次回、温泉禅の仕方を書きますので乞うご期待ください。それでは皆様のご健康をお祈りしつつ、南~無 合掌礼拝 徳温禅月。

追加資料として、温泉郷ドットコムより
温泉にはリラックス効果、温熱効果(保温、体への刺激その他)などさまざまな健康増進作用があります。温泉の効能は、温泉水に含まれる化学成分(カルシウムイオンなど)の薬理作用によるものと、温熱や水圧・浮力といった物理的作用によるものに分けられます。その両者が総合的に体を刺激して、人間が本来持っている自然治癒能力を高めます。
その効果をより確実に得るには、まず自分の体調に合った温泉地を選び、散歩やハイキングのような「運動」を取り入れ、バランスのよい「食事」をとり、美しい風景などの「環境」に触れながら過ごすようにしてください。健康4要素を適切に組み合わせれば、自然治癒能力を効果的に刺激することができます。私たちはこの4つのポイントを踏まえた視点で、みなさまに温泉の良さを知っていただきたいと考えています。」




2014年12月23日火曜日

なぜ座禅(瞑想)するの?

 おはようございます。
現代社会は多くの問題とひずみをもたらしています。いわゆる会社人間化し、従属社会のなかで、長時間労働を強いられ、働く目的も生きる意義も人生の目標も見出せない方たちが増えています。

また核家族化によって、世代間のコミュニケーションが欠落し、個人主義が横行し、親子関係すら亀裂が生じています。

人びとは、欲望のおもむくままに、ブランド品を買いあさり、美食を堪能し、貞操観念のないセックスに翻弄し、身も心もあくことのない俗世にひたっています。これは人間の持つ貪(とん)・(じん)・ 痴(ち)、つまり、むさぼり、いかり、おろかさから来ています。

その結果、ストレスが蔓延し、過食により肉体は肥満化し、多くの病いを生じ、精神は荒廃し、ノイローゼやうつ病を誘発するかたも増えているのが現状です。2500年前、お釈迦様が修行した時代とは及びつかないくらい、現代社会は疲弊しているのではないでしょうか。

しかし、釈尊のよって確立されて、ジャーナである座禅は、今日、瞑想方法として名前はかわれども、多くの方法をみいだしています。私たちは、このような現代社会であるからこそ、静かに座り、からだをととのえ、呼吸をととのえ、こころをととのえる必要があるのです。

悟りを得るための修行としての座禅は、一般の方々には到達しようもないかもしれませんが、こころを静め、精神を安定させる、そして脳を活性化し、集中力を身につける。また病気にかからない体づくりができる座禅はいつでもどこでもできます。

座禅はもとより、椅子座禅、立禅、歩行禅、正座座禅、仰臥禅、一息禅など、いつでもどこでもできます。詳しくは中野東禅先生の「こころが大きくなる座禅のすすめ」(知的生き方文庫)や「いつでもできる座禅入門」(毎日新聞社)をお読みになって下さい。

私は、温泉に入ってする座禅をお薦めします。「温泉禅」と言います。次回から温泉禅の仕方を書いてみようと思います。それでは皆様が健康で長生きできますようにとお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。





2014年12月18日木曜日

成功の奥義~瞑想~

 おはようございます。
志(こころざし)を立て、想像し、焦点を絞り、目標と行動計画をたてるのですが、実は、日常的に瞑想することが必要です。瞑想方法を以下のところで、学びました。まず天風会です。全国の支部で修練会など開催されていますので、入会していなくても参加できます。



まずは中村天風先生の「運命を拓く」~天風瞑想録~(講談社)を読むことをお薦めします。宇宙や人間の本質がわかってくるでしょう。関連書籍はたくさん出ていますが、実践方法を書いているのが「幸福なる人生」(PHP研究所)です。






次に塩谷信男先生が提唱した「正心調息法」も比較的誰でも取り入れられます。塩谷先生の書籍もたくさん出ていますが、100歳の時に書いた「100歳だからこそ伝えたいこと」(サンマーク出版)が読みやすいかと思います。瞑想法も書いています。


本格的にヨガや仏教から瞑想法を学ぶのも良いと思います。東京国際仏教塾では、仏教全般の基礎を学び、専修コースに進み、各宗の学びと修行をすることができます。私は、曹洞宗コースを選択し、中野東禅先生に師事しました。瞑想は各宗派に取り入れられています。

中野東禅先生は仏教伝道協会にて、「南無の会」の座禅会も主催していますので、どなたでもご参加できます。座禅を通して瞑想するのです。初心者には道元さんの只管打座は難しいかもしれませんがまず、全国の日曜座禅会に参加してみませんか。

最近は、「マインドフルネス」など名称は変わっていますが、仏陀が実践したウィパッサナー瞑想法です。都内ではこの研修センターもありますから気軽に参加できると思います。

座禅瞑想の基本は、調身、調息、調心です。結跏趺坐や半跏趺坐の姿勢がいいのかは、からだを調えることが大事なのです。イス座禅法もあります。中野東禅先生の「こころがおおきくなる座禅」(知的生き方文庫)をお薦めします。


全国の経営者やビジネスマンが座禅瞑想を取り入れています。むしろ、座禅をしなければ成功することはないでしょう。成功と言う言葉に忌み嫌う人がいますが、言葉は言霊と言います。あなたが嫌えば成功は逃げて行きます。空海さんが伝授した身口意の三位一体法を理解してください。

私は、現役の時、成功・冨・繁栄という言葉をいつも口にしていました。ですからビジネスにおいても生活においても充実していました。今は、感謝・健康・長寿を口にしています。ガンを克服し、100歳まで生きようと決心したからです。

次回、瞑想の必要性と方法について書きましょう。それでは皆様のこころが平安でありますようにお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。







2014年12月17日水曜日

成功の奥義~フォーカスせよ!~

 おはようございます。
あなたは、想像力を働かせ、空想し、夢を視ましたね。その夢にフォーカスしなければなりません。フォーカスという言葉の由来は、ソロモン王に封印された魔神の名前から来ていると言われています。神秘的でしょう。

フォーカスとは焦点を合わせることです。あなたは志(こころざし)を持ち、世のため人のためにすべきことがわかったなら、すべきことに焦点を合わせなければなりません。つまりズームインするのです。達成された姿をありありと想像するのです。それもカラーで想い描いてください。

お正月に神社に初参りしてもあなたの夢や希望や叶えられません。神社に年に一度行ってわずかなお賽銭で神頼みにするなんて不遜なことだと思いませんか。しかしいつも神仏に祈り、年末に、この一年、良しにつれ悪しきにつれ、無事に過ごせたことに感謝の気持ちとお礼を神仏に伝えるために、神社仏閣に行く方には来年も良きことが起きるでしょう。

あなたは何のために、この世に生をうけたのでしょうか。あなたはこれから何をするのでしょうか。それを見つけ出したものは幸いです。もしそのようなものをまだ見いだしていないなら、なおさら幸いです。これからあなたは見いだすことができるからです。

あなたの想像力を自由にはたかせてください。あなたのしたいこと、あなたのつくりたい世界を夢見てください。そしてフォーカス(焦点をあわせる)するのです。あなたのフォーカスは同時に、「念」を送っていますので、実現するのです。

宇宙の豊かさに気づいてください。大自然の豊かさに気づいてください。あなたの豊かさに気づいてください。

イエスキリストは聖書のなかで、「バブテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻めれています。そして、激しく攻める者たちがそれは奪い取っています。」(マタイ11-12)と言っています。Xmasの意味を知っているものは幸いです。

フォーカスの封印は解かれ、それを使うものは、豊かさ、幸福、健康など天国の前味をあじあうことができるのです。恩師である万代恒夫牧師はよく天国の前味をいつも言っていましたが、この世において天国の前味をあじあうためには、フォーカスし激しく求めなければなりません。

LEDという光はどうして発見、発明できたのでしょうか。それはできると信じ、想像し、フォーカスし研究し、努力し、激しく求めたからです。人類の危機的状況を打破するのは、ただ悲観するのではなく、神(宇宙の根源)が与えてくれた能力を発揮することではないでしょうか。

それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌礼拝 徳温禅月。






2014年12月16日火曜日

成功の奥義~空想そして想念の力~

 おはようございます。
想像力は地球上の生物の中で、人間にだけ、与えられたもので、文明は文化を見るとその力は強大です。想像の一歩は空想です。

ブリタニカ国際百科辞典によると、空想とは
「(1) fantasy 心理学的には,比較的非現実的でかつ創造的な想像活動の一形式。直面している現実の課題状況を直接解決しようとするような目的性をはっきりともたずに,そのときの感情や欲求,その他,気まぐれな内的状態によって方向づけられて,新しい観念や心像をつくりだす働きのこと。」と書いています。


また空想とは
その時点では実現されていないことに対し、の中で実現している場面を想像すること。現実にはあり得ないような事柄を想像すること。」 同様の言葉で、夢想、幻想、妄想などの言葉があります。

空想できるには、感性、情緒が必要で、漫画の世界が、空想で、代表的な漫画家が手塚治さんで、誰もが知っている「鉄腕アトム」などは代表作です。そして、空想は想念によって現実化するのです。アトムのようなロボットができています。

般若心経で、「是諸法空相」と言いますが、仏語訳を読むと「一切のものがすべて空であるという、その姿やありさま。」と書いていますが、一般の方には、何のことがさっぱりわからないと思います。今のお坊さんたちもわかっていないのではと思います。私が言うように、「空」を想像の世界と訳したら、わかりやすいですよね。つまりこだわりのない世界です。

では、空想や想像で思い描いたものが実現するは、想念の力です。想像を念じるということです。念力とか言いますが、力があるのです。あなどってはなりません。

聖書の中で、神に忠実なヨブでさえ、不信仰にも、不幸が訪れると思ったことにより、子どもたちを亡くしてしまいます。想念には力があり、良き事も悪しきことも実現するのです。たとえば、奥さんに感謝のこころもなく、奥さんを無視したりするとその想いは奥さんに伝わり、定年間際になり、熟年離婚を迫られます。

あるいは、社長が部下をむげにあつかったり、馬鹿にしたり、能力がないと思って接すると部下はやる気を失い、能力を発揮することなく、その会社は衰退していきます。その反対に、部下のよいところを認め、引きだし、ほめてやる気をだしてやると、その会社はぐんぐんと伸びるのです。

松下幸之助さんや稲盛和夫さんをみれば、その通りになっているではありませんが、無名の中小企業の経営者の方々もそのような方々がいます。そうでない方は自分の欲望のために事業経営をしているので、しょせん伸びません。

空想すること、そして想念の力を良きことに最大限活用してください。そすればあなたの人生は輝いてきます。それでは皆様方のご健勝をお祈りしつつ、南~無 合掌礼拝 徳温禅月。






2014年12月15日月曜日

成功の奥義ー想像力を活かせ!~幻なき民は滅ぶ~

  おはようございます。
志(こころざし)をみいだし、志を全うするために必要なものは、目的と目標です。しかし目標を持つためには、想像力を働かせなければなりません。想像力は、人間だけに与えられたもので、おおいなる方に似せて作られた所産です。

大宇宙と地球上の大自然といきとしいけるものはおおいなる方(宇宙の根源)から作られました。しかし、私達の身の周りにあふれている家、車、TVや携帯など諸々の生活物はすべて人間が作ったものです。ノーベル賞の青色LEDも、すべてものになる前に、人間が想像したものです。

想像したものはすべて実現します。仏教の経典である般若心経は、「色即是空、空即是色」と言いますが、色とは現実世界、空とは何でしょう。今まで仏教学者はわからないように説明してきましたが、空とは、想像力であり、四次元の世界であり、霊的世界なのです。

目には見えない(四次元)が、目に見える世界(三次元)を作り出す力であり、目に見えない世界が「空」です。想像力は四次元です。

仏陀やキリストはそのことを悟り、伝えました。聖書の中に、想像力の強力な力を語っている箇所が多々出てきます。

旧約聖書~箴言29章18節で、「幻なき民は滅びる」、ヨエル書2章28節で、「わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなた方の息子や娘は預言をし、年寄りを夢を見、若い男は幻を見る。」と書いています。

夢や幻を見るのは、想像力であり、潜在意識・潜在能力なのです。夢や幻を見ることができない人々は滅びると言っています。また正しく想像力を使うことを教えたのが仏陀です。仏陀は、八正道を説いた。

「八正道は、正しいものの見方、正しいものの考え方、正しいことば、正しい行い、正しい生活、正しい生活、正しい念(おも)い、正しい心の統一である。」(仏教聖典) その中の正念は、正しく思慮深く想(念)うことを言っているのです。

正しい念いからの想像力は、人生の夢や目標となり、事業では経営目標と計画となり、すべて実現へと導いてくれます。宇宙の根源なるものが与えてくれた想像力をあなたは活かして、人生を羽ばたいてください。

ただ、一言、悪い思いは悪い結果を、良い思いは良い結果をもたらします。それでは皆様が最大限、想像力を活かし人生を豊かにしますように、お祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。







2014年12月12日金曜日

志(こころざし)に立つ~マララユスフザイさんのノーベル賞受賞スピーチより~

 おはようございます。
マララユスフザイさんのノーベル賞受賞スピーチを聴いていると心が震えますね。志(こころざし)は、魂の奥深くから湧きあがるものであり、純粋無垢であるからこそ、正義にあふれています。志(こころざし)から、希望や夢や目標が見えてくるのです。

写真:朝日新聞デジタルより
受賞スピーチより抜粋

「私を無条件に愛してくれる両親に感謝します。父は、私の翼を切るのではなく、私を羽ばたかせてくれました。母は私に、がまん強くなろう、いつも真実だけを語ろうという気にさせてくれます。真実を語ることこそが、私たちが信じるイスラムの真のメッセージです。
 今回の賞は私だけのものではありません。教育を望みながら忘れ去られたままの子どもたち、平和を望みながら脅かされている子どもたち、変化を求めながら声を上げられない子どもたちへの賞なのです。
 私は彼らの権利を守るため、彼らの声を届けるために、ここに来ました。今は、彼らを哀れむときではありません。教育の機会を奪われた子どもたちを目にしなくなるよう、行動を起こすときです。
 私が知る限り、私は、全ての子どもたちが質の高い教育を受けられることを望み、女性が平等な権利を持つことを望み、そして世界の隅々までが平和であることを願う、熱心で頑固な人間でしかありません。
強いといわれる国々は戦争を起こすうえで力強いのに、なぜ平和をもたらすうえ上では弱いのか。戦争を造るのは易しいのに、なぜ学校を建てるのは難しいのか。


仲間である子供たちに世界中で立ち上がるように求めます。空っぽの教室、失なわれた子ども時代、生かされなかった可能性。これらを私たちでもう終わりにしましょう。

少年や少女が子ども時代を工場で過ごすのは、もう終わりにしましょう。少女が児童婚を強いられれるのは、もう終わりにしましょう。子どもが学校にいけない状況は、もう終わりにしましょう。より良い未来を築きましょう。」


マララさんから学ぶべきものがたくさんありますが、やはり志(こころざし)ではないでしょうか。マララさんのおおいなるご活躍をお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。






2014年12月10日水曜日

志(こころざし)とは~マララ・ユスフザイさんに学ぶ~

 おはようございます。
志(こころざし)とは、崇高なものであり、純粋なものであります。志(こころざし)とは何であり、世界は今、最もこころざしを持った少女を見ています。そうです。パキスタンのマララ・ユスフザイさん(17歳)です。彼女の姿に、志(こころざし)をはっきり見ることができます。

学研マーケティングより出版されています。

ノーベル平和賞受賞記念スピーチが楽しみですね。マララさんが国連でスピーチした勇気ある言葉の中から抜粋してみました。全文はいつでもネットで読めますよ。

「無学、貧困、そしてテロリズムと闘いました。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが私たちにとってもっとも強力な武器なのです。

1人の子ども、1人の教師、一冊の本、そして一本のペン、それで世界が変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデユケーション・ファースト(教育を第一に)。ありがとうございました。」 


「肌の色、言語、信仰する宗教は問題ではありません。互いに人間として尊重し、尊敬し合うべきです。私たちは子供の権利、女性の権利、あらゆる人権のために闘うべきです。」


「私の志はまったく変わりません。私の希望も、夢もまったく変わっていないのです。」


世界には、小学校すら通えない子供たちが5700万人もいます。また読み書きができない大人たちが7億7400万人もいるのです。この現実を私達日本人は直視しなければなりません。

私の友人が、昨日、市民のことを志民と書いていました。マララさんのように有名な人ではないが、市井には、志(こころざし)をもって、仕事をし、事業を起こし、地域社会や人のために尽力している人がたくさんいますね。まさにこのような人たちと連帯することが世の中を一歩づつ、そして大きく変えることができると思います。

国語辞典には、志とは
㋐ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。「を遂げる」「事、と異なる」「を同じくする」「青雲のを抱く」

㋑心の持ち方。信念。志操。「を高く保つ」

と書いていますが、志(こころざし)とは、こころの奥深くにある魂からくる情熱であり、信念であると思うのです。すべての思想や行動の始まりは、志(こころざし)なのです。12月は自分の志(こころざし)とはなにかを問いかけるちょうど良い機会です。自分の志(こころざし)に気づいたとき、あなたは大きく飛躍できるのです。合掌 徳温禅月。





2014年12月9日火曜日

志(こころざし)を持て

 おはようございます。
2015年を前にして、少年、青年、壮年、老年を問わず志(こころざし)を持てといいたい。昨晩、インスピレーションを与えられのです。時代は大きく変わろうとしています。地球は、自然界はその歴史において、人間の力など及ばないエネルギーで清浄化しようとしています。昨今の自然界のおのずとわかるでしょう。人間界は、まだそのことに気づくことなく、ノアの方舟の時代とかわることなく悪に染まっていないかい。

では志(こころざし)とは何でしょうか。それはいわゆる目標ではない。それは精神であり、思想であり、魂なのです。志(こころざし)に気づいたもののみが、世界を切り開くことができます。

起業家の志(こころざし)とは、世のため、人のために、業を起こし、生産につなげ、雇用を促進し、その製品やサービスが人々の生活に寄与するための理念であり思想なのです。金儲けの守銭奴は時代の泡(あぶく)に過ぎない。起業家の志(こころざし)は無私のこころであり、利他のこころなのです。

2011年、ソフトバンクの孫正義は新卒者を前にして、講演した内容の一文をご紹介しましょう。

今年はNHKの「龍馬伝」の放映もあって、坂本龍馬ブームと言っていい状況です。実は私たちソフトバンクのロゴマークは、龍馬が作った海援隊の二本線の旗から生まれました。私たちも、自由な発想力と大胆な実行力で日本を近代国家に導いた龍馬のような「志」を持ちたい、という思いから決まったのですが、日本はまさに当時の幕末のような状態にあり、政治や経済などさまざまな問題により、国全体が活力を失っています。日本をもう一度よみがえらせるためには、龍馬のような高い「志」を持った若者たちが結集し、「この世の中をもう一度活性化させる」という思いを持つことが大切です。」

かって、幕末の志士たちは、列強欧米を見て、日本の将来を憂い、日本はどうあるべきかを考え、日本人が本来持っている不撓不屈の精神を高揚させることで、その指針を明らかにして、決起したのです。

もう少し言うと、ビジネスマン、サラリーマン、自営業者の君はどんな志(こころざし)を持っているんだい。なぜ働くんだい。たとえサラリーマンであっても、世のため人のためにならない仕事に手を染めてはならない。上司に迎合する必要もない。そのような信念を持った人材を、経営者は求めているんです。

今日はここまでとします。次回をお楽しみに!皆様のご健勝をお祈りしつつ。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。





2014年12月8日月曜日

不思議なご縁

 先日、マクロビオティックの友人が赤峰勝人氏の問答塾での講演CDをもって来ました。赤峰勝人氏とは、大分県大野市野津で無化学肥料・無農薬のお米やお野菜を作っている自称百姓ですが、すばらしい農業を営んで若手の育成や全国に啓蒙活動をしています。

私は、人生を振り返ると、必要な時に大事な方が現れ、救われてきたような気がします。今年の夏、胆嚢ガンのため、胆嚢とリンパ節の摘出手術をしましたが、赤峰勝人氏の講演を聴ける機会や本屋に行くと、近藤誠先生やナリ済陽高穂先生、そして石原結實先生などの本と出会うことができました。

このように不思議なご縁があるのですが、CDを持って来てくれた友人が、塩谷信男先生を知っているかというので、よく知っていると答え、本を一冊貸してあげました。友人が知りたかったのは、塩谷信男先生が提唱した正心調息法です。

さて、トータルパーソンを提唱したポールJマイヤーや万代恒夫牧師、盛和塾の稲盛和夫氏などとの出会いがあり、その後、中村天風氏の天風会、東京国際仏教塾での中野東禅先生との出会いなど奇遇と言えるものが多々あります。

これらの出会いから革新を得たものを皆さんに伝えて行きたいと思います。人は生きものと言いますが、息ものでもあるのです。息をすることができなくなったら死んでしまいます。ただ、息をするだけでは長生きすることはできません。

103歳まで生きた松原泰道禅師や105歳まで生きた塩谷信男先生、そして奔馬性結核を克服し92歳まで生きぬいた中村天風先生の教えの共通しているのは、方法に違いはありますが、考え方と呼吸と瞑想です。


少しづつ皆さんにご紹介していきます。次回をお楽しみに。南~無 合掌 徳温禅月




2014年11月28日金曜日

「男の厨房」11月~ぶり刺しといとよりのあらだき~

 おはようございます。
光岡公民館での11月の「男の厨房」は、パティオふじのオーナーシェフ園田まさよし氏をお迎えしての料理教室でした。本日は、ぶり刺しといとよりのあらだきです。

園田先生です。

豊後水道の「ぶり」と「いとより」です。

うろこのとり方を教えています。

しょうがをみじん切りにしますが、切ろうと思わず自然に包丁を動かす。

レンコンとごぼうは、お鍋の下にしきます。ごぼうは味がしみ込みようにたたいておきます。

いとよりに5ミリほど包丁を入れておくと、味がしみ込みます。

いとよりは、こげないようにごぼうとレンコンとしょうがのうえにおきます。

ぶりの三枚おろしです。えらから取っていきます。


ぶりの皮も包丁にまかせて自然にとっていきます。

刺身は包丁を落としてひきますと自然に切れます。

いとよりは中火で、吹き上がったら、だしを30分ほどいとよりにかけます。

はいできあがりです。ぶりのお吸い物と大根との煮つけもそえます。

みんなでいただきます。

食べきれないので、夕食に持って帰りました。楽しい料理教室でした。園田先生に感謝です。






2014年11月26日水曜日

「ストレスに負けない生活」ー心・身体・脳のセルフケアーを読んで

 おはようございます。
先般、NHKの朝のニュースを見ていましたら、「マインドフルネス」について、特集していました。「ためしてガッテン」不眠ストレス緊張撃退と題して、熊野宏昭先生が出演したそうです。昨日のストレスが起きる原因について書きましたが、この本を読むとストレスを和らげる方法についても書いています。アマゾンよりご紹介しますと、


「ストレスに負けない生活」 熊野宏明著(ちくま新書)

内容(「BOOK」データベースより)

現代人は子どもから老人まで、ストレスを抱えて生きている。目に見えないストレスは、いつの間にか蓄積し、様々な影響を及ぼす。心と身体がクラッシュする前に、自分を解放してあげよう。カギは、「力まず、避けず、妄想せず」。いつもいっぱいに詰まった頭から、どうしたら自由になれるのか。本書では、ストレスとリラクセーションのメカニズムを知り、生活習慣と心身の深い関係を概観、行動医学、脳科学の知見をもとに、自分でできるストレス・マネジメントの方法を伝授する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

熊野/宏昭
1960年石川県生まれ。東京大学医学部卒。医学博士。東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野助手などを経て、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東大病院心療内科)准教授、早稲田大学大学院人間科学研究科非常勤講師。生活習慣病、心身症、パニック障害などの行動医学的研究、ストレスとリラクセーションの脳科学的研究が専門。臨床面では、心身症、自律神経失調症、パニック障害、摂食障害などを対象に、認知行動療法やリラクセーション、マインドフルネスを積極的に用いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この本はなかなか、おもしろく、最終章に具体的な解決法「マインドフルネス」について書いていますので、参考になると思いました。構成を見ると、「はじめに」に熊野先生が書いていますが、
第1章 ストレスって何?~「ストレス」そのものの心身両面から理解を図ります。
第2章 なぜかストレスのたまる人の習慣~人によってストレスがたまりやすい人、たまりにくい人がいる事実を、「毎日の習慣=行動」面から人間を理解する視点を導入することによって説明していきます。
第3章 りきまず編~ストレスと対蹠的にあるリラクスセーション状態の特徴と、それを作り出す具体的な方法について解説します。
第4章 避けず編~行動医学の臨床で活用されている認知行動療法に関する説明です。
第5章 妄想せず編~大きな効果を上げている「マインドフルネス」という方法について解説します。
どうです。この本、読みたくなりましたか。経営者やビジネスマンは読んでおくべき必須の本だと思います。ぜひ読んでみてくだい。それでは皆様がストレスに負けない生活を送れますようにお祈りします。 南無 合掌 徳温禅月。




2014年11月25日火曜日

ストレスについて

 おはようございます。
現代社会は、目に見えないストレスにいかにさらされているのでしょうか。

ストレスが及ぼす影響は、身体的は最大疾病病や生活習慣病の原因のひとつでもあると言われています。また精神的には、引きこもりや鬱病などの精神疾患などを誘発しています。このストレスなるものはいかなることから発生するのでしょうか。

「ストレス指数(ホームズ&レイ1967)というものがありますが、
①配偶者の死(100)
②離婚(73)
③夫婦の別居(65)
④刑務所などへの拘留(63)
⑤近親者の死(63)
⑥けがや病気(53)
⑦結婚(50)
⑧解雇(47)
⑨夫婦の和解(45)
⑩家族が健康を害する(44)以下は妊娠、性的な障害、新しい家族メンバーの獲得、職業上の再適応、経済上の変化、親密な友人の死、仕事・職業上の方針の変更、配偶者とのトラブル、借金が100万円以上に及ぶ、借金やローンのトラブル、仕事上の責任の変化、息子や娘が仕事を離れる、法律上のトラブル、特別な成功、妻が働き始めるか仕事を辞める、生活条件の変化、個人的な習慣の変更、職場の上司とのトラブル、労働時間や労働条件の変化、住居の変化など」(小此木啓吾著{対象喪失}より)

配偶者の死は、男の方がストレスになるみたいですね。女性はむしろ元気になる方もいますが。離婚や病気や解雇など、まさに生老病死の世界ですね。

現代社会はさらに複雑になりさまざまな悩みをほとんど人が抱え、ストレスの要因になっています。中野東禅先生の「座禅入門」(毎日新聞社)のなかで以下のように書いています。

  「生きがいについて
生活に疲れはてた、出世競争に落後、生きてゆくはりを失って、やりがいのない仕事、職場に居づらい、上司とうまくいかない、仕事に生きがいを見出したい、今度こそと思いながらやる気が起きない
孤独について
相談相手もなくノイローゼ気味、東京は砂漠だ、私を必要としている人がいない、などなど
性的な問題について
平凡な毎日に刺激が欲しい、妻子がありながら若い女性と、浮気・不倫などなど
結婚について
婚期を逸した、夫(妻)がわたしに冷たい、つい夫(妻)にガミガミ言ってしまう、夫婦の性格があわない、夫婦間の疑惑と嫉妬、交際上の悩み
お金について
収入が少ない、失業の不安、正社員になれない、資金繰りが困難、貧乏などなど
親子の関係について
子供とコミュニケーションがとれない、反抗期、両親とうまくいかない、子供が非行に走っている、嫁・姑・姑とうまくいかないなどなど
老いと病について
老後の生活に不安、病気を抱えている、ガンを宣告された、健康に不安を抱えているなどなど」

その他、様々な悩みやストレスを抱えて生きているのです。これらが心身を蝕んで精神的にも肉体的にも病気になっていくのです。それではこのようなストレスを克服するにはどうすればよいのでしょうか。それは、釈尊(仏陀)が切り開いた禅瞑想なのです。次回のお楽しみ。

それでは皆様のストレスが軽減され、こころ安らかに生活できますようにお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。




2014年11月17日月曜日

「もっと知りたい~変わりゆく時代を生きるヒント~」を聴いて

 おはようございます。
先日、大分県金融広報委員会の主催で、金融経済講演会がありました。見城美枝子さんが「もっと知りたい~変わりゆく時代を生きるヒント~」と題してお話されました。前段は、振り込み詐欺に代表される特殊詐欺が多発しているので、対処法をお話され、参考になりました。

とんでもない連中がいるもので、近親者など調べ上げ、作成し、電話をしてくるそうです。人のものを盗むと言う行為に罪の意識がない人たちが増えているとしたら、まさに末法の世かもしれませんね。見城さんが後段で、お話した「時代」に興味がでて、ウキペディアを活用して年表を作ってみました。

昭和・平成の時代
·         1945年(昭和20年)第二次世界大戦終了
·         1950年(昭和25年) 朝鮮戦争勃発。
·         1969年(昭和44年) GNP世界第二位
·         1970年(昭和45年) 日本万国博覧会(大阪万博)開催。学園紛争と70年安保闘争
·         1973年(昭和48年) 第一次オイルショック
·         1986年(昭和61年) バブル景気
·         1991年(平成3年) 湾岸戦争勃発。
·         1992年(平成4年) バブル景気崩壊

·         2011 (平成23) 東日本大震災福島第一原子力発電所事故。 ~ウキペディアより~

昭和20年生まれの人が、今はもう69歳、70歳の大台ですね。バブルがはじけた年に生まれた人が22歳になりますね。時代に影響を受け、時代に翻弄され、時代に押し流され、時代と共に生きている。

中島みゆきさんの「時代」を聴いていると、どの時代に生きていても色あせない新鮮さを感じながらどんな時代でも、生き抜くしかないのだと思うのです。

ご自分が生き抜いた時代を、自分史にまとめてみませんか。これもまた終活のひとつですね。それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。



2014年11月13日木曜日

終活~自分葬のススメ~

 おはようございます。
九州も冷え込んできました。昨日は、大分県の深耶馬渓に紅葉を観に行きました。なぜ、ひとは夕陽や紅葉にこころを和ませ、癒されるのでしょうか。もうすぐ散りゆく紅葉にこそ、自然の、木々のいのちを感じるのでしょう。


昨日は葬儀の形態について書きましたが、密葬であろうが、家族葬であろうが、一般葬であろうが、ご自分の想いをこめた葬儀にしてほしいなと思っています。私はそれを自分葬となずけました。すくなくとも残されたご家族にすべて委ねるのではなく、自分の想いが反映された葬儀ですね。

それでは、私の自分葬を書いてみましょう。おかげさまでお友達も多いので、葬儀場を使った一般葬をします。

祭壇は飾りません。3m~5mの写真と、スクリーンが前面にあり、写真は一番気にいっている講演会での顔写真です。

司会者が葬儀について説明し、スクリーンに私が歩いた人生の映像が現れます。バックミュージックは中島みゆきさんの「時代」です。

司会者は静かに語ります。それで終わると、私が参列者の皆さんへのメッセージを生前に吹き込んでおきますので、それを流します。

弔辞はすべてお断りします。次にご焼香の時は、CDで南無妙法蓮華経観世音菩薩普門聞偈、大悲心陀羅尼、消災妙吉祥陀羅尼、摩訶般若波羅密多心経が流れ、そして最後に参列者の皆さんと、パーリ語の「ガーテー ガーテー パーラガーテー パーラーサンガテー ボーディソワハー」と、合掌礼拝で終了します。

私はすでに受戒していますので、お坊さんも出席しなくてもいいですし、戒名もありますので、心配いりません。まあ、こんな自分葬もいいかなと思いつつ、妄想してみました。皆さんも自分なりにアレンジした葬儀をエンディングノートに書いておきませんか。どうしてよいかわからないときは全国の終活カウンセラーに聞いてみてください。

それでは、終活を取り組んでおられる方が、最期の瞬間まで人生を楽しんでいただけますようにお祈りしながら、南~無 合掌礼拝 徳温禅月。





2014年11月12日水曜日

終活~どんな葬儀をするの?~

 おはようございます。
昨日のブログについて、質問をされたのですが、「無宗教で特別な信仰のない人はどうなるのですか」と、行き場のない霊魂はさまようのではないでしょうか。それを死霊とか言ったのでしょう。それが悪魔に委ねられると、悪霊となり、人に害を及ぼすようになると言われています。すくなくとも、お経だけはあげてもらってほしいと思います。

以前、「エクソシスト」という映画がありましたが、悪魔祓いですね。現実にあったことだそうですので、ああ恐ろしや、恐ろしや。私は信仰を持っていますので、悪霊からの攻撃を受けたことはありません。

霊魂が存在すると思った方は、終活の一環として、どんな葬儀をしてほしいかをエンディングノートに書いておくか、終活カウンセラーに相談したり、葬儀屋さんと打ち合わせをして、生前予約をしておくのもよいでしょう。当然ご家族にお話しておいてください。

千年灯り(日田市花月川にて)

それではどんな葬儀の形態があるかを箇条書きします。
①直葬・・・葬儀をせずに火葬し、納骨する。
②密葬・・・身内だけでひそかに葬儀を行う。本来はその後で本葬(告別式)をするが、しない場合 もあります。
③家族葬・・・家族と親戚のみで執り行う。
④一般葬・・・町内や関係など一般の方の弔問する。香典葬という場合もある。
⑤社葬・・・戦後、高度成長から行われるようになった。会社の会長や社長の葬儀で、会社が実行委員長を決めて執り行う。

次に、葬儀場所による葬儀は
①自宅葬
②寺院葬
③葬祭場葬

宗教別葬儀として
①仏式葬儀
②キリスト教葬儀
③人前葬・・・無宗教の方。

基本的に神社では葬儀は執り行わない。このような葬儀の形態や場所があるのですが、生きているうちに生前葬をする方も増えているそうです。どんな内容の葬儀をしてほしいかを考えることも、残された方への負担軽減になるのではと思います。ちなみに戒名は、受戒と言って本来生きているうちにもらうものです。そうすれば高額な戒名代にならないのではと思います。

見栄や世間体ではなく、逝く人とおくる人にこころづかいした葬儀をしたいものです。それでは今をそして、必ずやってくる終焉を、楽しく生きて行こうではありませんか。皆様が心安らかでありますようにお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。




2014年11月11日火曜日

終活~なぜ葬儀をするの?~

 おはようございます。
昨今は、葬儀がなく火葬し、納骨する「直葬」という葬儀?が東京都では3割を超えていると聞きます。その背景には、核家族化の結果、人間関係が希薄していることや、信仰心や宗教心そして死生観の欠落、さらに多額な葬儀費用や戒名代への不信感などがあると思うのです。

葬儀の形態は、時代と共に変化していくでしょう。しかし、ご両親やご兄弟を亡くしたご遺族は、ご供養せずにおられないのが心情でしょう。しかし葬儀などしなくていいと言う方も増えているのは現実です。

問題は、死んだらどうなるのかを考えることから始めるべきではないでしょうか。あるいは人間の生は何によって成り立っているのか、死は、肉体と精神(思惟・思考)の停止であることは明白です。しかし、人間は肉体と精神と霊魂によって、生を維持していることは聖書にも書いています。


肉体と精神は、塵と土に戻るでしょう。では霊魂はどうなるのでしょうか。私は兄を亡くした時、臨終のそのときに、肉体から霊魂が抜けていくのを感じました。またある牧師さんの話しで、クリスチャンであるおばあちゃんが亡くなるとき、病室の天井から、「イエス様、只今あなたの身元に行きます」という声をご家族全員が聞き、ご家族もクリスチャンになったそうです。

仏教でも同様のお話を聴きました。また小学生の時、そろばん教室の帰りに、月隈公園の森のうえを火の玉が行くのを見に母に告げていたら、翌日、乞食のおじさんが亡くなったことを聞きました。これって何でしょうか。

霊魂なんて信じない人は、人間は死んだら何もなくなってしまうから、お葬儀などする必要がないと思うでしょう。また霊魂があるんだと思う人は、死後の自分の行先を決めているでしょう。クリスチャンであればイエス様のみもと天国へ、浄土真宗の方であれば阿弥陀様の極楽浄土へと。

そして見送るひとにとっては、御冥福を祈り、亡くなった方を弔うのです。そして自分の死生観を考えるのです。それが葬儀です。密葬、家族葬でもいいのです。お経は安らかにあの世に旅立つようにあげるのです。

「おくりびと」という映画を見ましたか。原作は青木新門さんの「納棺夫日記」です。青木さんが今日の問題をこのように言っています。

「仕事柄、火葬場の人や葬儀屋や僧侶たちと会っているうちに、彼らに致命的な問題があることに気づいた。死というものと常に向かい合っていながら、死から目をそらして仕事をしているのである」~「納棺夫日記」(文春文庫)

少なくとも顕暦を過ぎたら、自分の「死生観」を持つべきだし、問い直す時ではないでしょうか。「終活」とは、このことから始まると思うのです。それでは皆様おひとりおひとりが、生と死に向かいことをお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。





2014年11月6日木曜日

藤原正彦先生の講演を聴いて~まとめ~

 おはようざございます。
藤原正彦先生の講演を聴いて、再度「国家の品格」、「日本人の誇り」、「祖国とは国語」をはじめ、新渡戸稲造著の「武士道」を奈良本辰也訳や矢内原忠雄訳を読みかえしましたが、現代人が読むにはやはり「国家の品格」が理解できるし、私達に指針を与えてくれる良書だと思いました。


藤原正彦先生と「国家の品格」をウキペディアを活用して簡単にご紹介しますと、

「藤原 正彦(ふじわら まさひこ、1943(昭和18年)79 - )は、日本数学者お茶の水女子大学名誉教授。専門は数論で、特に不定方程式論。エッセイストしても知られる。

戦後いずれも作家となった新田次郎藤原てい夫妻の次男として、満州国の首都新京に生まれる。ソ連軍の満州国侵攻に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮半島北部で汽車が停車したため、日本への帰還の北朝鮮から福岡市までの残り区間は母と子3人(兄、本人、妹)による1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。母・藤原ていのベストセラー『流れる星は生きている』の中でも活写されたこの経験は、本人のエッセイの中でも様々な形で繰り返し言及されており、老いた母を伴っての満州再訪記が『祖国とは国語』(2003年)に収録されている。

エッセイではしばしば「武士道」や「祖国愛(ナショナリズムではなくパトリオティズム)」、「情緒」の大切さを諧謔を交えて説いてきたが、口述を編集者がまとめた『国家の品格』(200511月、新潮新書)は200万部を超えるベストセラーとなり、翌2006年の新語・流行語大賞に「品格」が選ばれるなど大きな話題となった。同書では数学者の立場から、「論理より情緒」・「英語より国語」・「民主主義より武士道」と説いている。

「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数。あとは十以下」であると述べ、国語教育の充実を推奨。「読書をもっと強制的にでもさせなければならない」「教育の目的は自ら本に手を伸ばす子を育てること」と主張している。


「国家の品格」
もともとは、藤原が講演で述べた内容を基礎にした本である。そのため、文体は口語調で、「妻を筆頭に殴りたい女性はたくさんいます」、「(什の掟は)最後の七つ目以外は納得できます」といったユーモアが効いたものになっている。西洋、特にアメリカの「論理万能主義」を批判し「だめなものはだめ」と主張。グローバリズムなどを真っ向から否定し、自国の伝統や美意識などを重んじることを説いた。
世界で唯一の「情緒と形の文明」を持つ日本国家品格を取り戻すことを書いた。本文中には前著のタイトルでもある「祖国とは国語」と言う言葉が複数箇所で用いられている。」

 帯封に書いてある要点がわかりやすいですね。
○資本主義の勝利は幻想 ○情緒の文明を誇れ ○英語より国語と漢字 ○論理の限界を知る ○卑怯を憎む心、惻隠の情の大切さ ○跪く心を忘れない ○武士道の精神の復興を ○古典を読め ○家族愛、郷土愛、 祖国愛、人類愛 ○国際貢献など不要 ○重要なのは「文学」と「芸術」と「数学」 ○真のエリートを求める

若者よ、スマホばかりしていると、愚民になりますよ。まだ読んでない方は「国家の品格」を読んでみてはどうでしょうか。先の見えない現代社会で、今後の私たちのあるべき姿が見えてきます。それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。