1、どこから誰が日本に密教宿曜占星をもたらしたのか?
密教宿曜占星は、宿曜経(「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」)というお経を通して、インド密教占星術が中国(唐)に伝わり、第七祖恵果大阿闍梨より、密教のすべてが空海に伝授され、空海によって真言密教として完成されたと言えましょう。
のちの弘法大師空海さんは、幼年期より学問に励み、現代の国立大学と言えるところに入学しますが、当時の儒教や道教では人々を苦しみや災難から救えないと思い、中退し山岳修行に入ります。(「三教指帰(さんごうしいき)」のなかに儒教、道教、仏教の違いを書いています。)
ウキペディアより
尚且つ、奈良仏教の顕教と言われる仏教もまた最終的には人々を救うことはできないことに気づき、密教を学びに中国(唐)に留学するのです。密教については、また別の機会に述べるとして、この密教の教典の中に「宿曜経」があり、それが嵯峨天皇に奏上された御請来目録のなかに書かれています。
また、比叡山天台宗では、最澄亡き後、円仁、円珍によって、「宿曜経」がもたらされて、天台密教が完成します。密教宿曜占星がそれほど重要なものだったのです。
2、密教宿曜占星で何を見るか?
①時代(年運)の吉凶を占う。
密教宿曜占星では、旧暦の5月5日が何曜日に当たるかで、その年に起きることを予言しています。(旧暦の5月5日は通年、二十八宿の「星宿」に当たります。)
例えば、2014年は「月曜」星でしたので、「月関連の天文現象が起これば、疫病、地震、飢饉、冷害などが多発する」と言われています。
2015年は土曜(星)でしたので、「日蝕や月蝕、地震が起これば世の中は不安定で、・・・・・火山の噴火など土中の災難が起きる。」。
2016年は木曜(星)ですので、「繁栄の年になるが、太陽に関する天文現象が起きれば、地震が起き、貴人が亡くなり、国々が争う・・・」。
では2017年は火曜(星)ですので、「火星の悪影響が非常に強い年になり、日蝕、地震があれば、ますます世情があれて戦争が起こり、・・・」。
信じる者は回避する術を知っています。2017年は、火曜星への供養をひんぱんに行い、火星の悪影響をなだめ、災害を回避するように祈願をする必要があります。お近くの真言宗か天台宗の寺院での「星まつり」(護摩炊き供養)に参加し、除災を祈念しましょう。
次回に続く・・・。
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別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月
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