2016年12月15日木曜日

卑弥呼と古代シャーマニズム


 おはようございます。

 古代シャーマニズムとは、何でしょうか。一つには、それは大自然を神とあがめ、大自然と一体となり、大自然と共にいると言えましょう。その根底には、山、草木、岩などに精霊が宿っているというアミニズム(精霊信仰)があると言えます。シャーマン(巫女)は、台風や地震などの天変地異を予測することができるのです。


大自然の中で、もっとも重要なものは太陽であり、太陽こそ生命を生み出すものであり、太陽は豊穣をもたらすものです。太陽がのりうつったものが鏡なのです。太陽の御霊が鏡にあると言えましょう。そして太陽は病をも癒すことができるのです。太陽こそ卑弥呼(日巫女)=天照大御神と言えましょう。


大分県日田市日高町ダンワラ古墳より出土


二つには、面々と続く祖霊への畏敬です。シャーマン(巫女)は祖霊(神)と交信し、祖霊より神託され、それを民衆に告げるのです。神となった祖霊が、シャーマン(巫女)に憑依し、語るのです。


三つには、シャーマン(巫女)は、人間を見抜くことができ、未来をも言い当てることができる神通力をもっています。ですから古代の王は、必ずシャーマン(巫女)を必要としたのです。最強のシャーマン(巫女)こそ邪馬台国の卑弥呼なのです。卑弥呼(日巫女)はいわゆる祭祀王であり、預言者なのです。


魏志倭人伝に書かれている卑弥呼の鬼道こそが、日本における原始神道であり、その体制が天皇制の祖型だと言えましょう。連面の続く神道の精神は、清明正直(せいめいせいじき)であり、大自然こそ神であり、民はいつも神と共にあり、感応道交していたのです。


邪馬台国の卑弥呼の統治は、祭祀は卑弥呼(日巫女)、政治は男王が行ったと書かれています。弥生時代には稲作が始まり、祭祀として、太陽と月、星々の動きから卑弥呼が暦をみたと言えます。暦は稲作に欠かせないのです。


天皇が祭祀を承継するようになり、神道が形成されていきます。天皇は国体を維持し、国民を守る祭祀をしてきたのです。その後の歴史の変遷は述べませんが、日本人の心の中に、神道の教えが生きていることは確かだと言えましょう。


 今年もわずか2週間余りとなりました。皆さんのご健康をお祈りしつつ、南~無 合掌 礼拝  徳温禅月。


「幸運への道しるべ」のお知らせ

あなたは、「密教宿曜占星」をご存知ですか?

密教宿曜占星とは、弘法大師空海さんが中国(唐)から御請来した宿曜経から用いたインドを起源とする占星法です。生年月日から、太陽の黄道の十二宮と、月の白道の二十七宿の星によって、その人の宿命と運勢、人と人との相性、年月日の吉凶を占うことができる門外不出の秘法です。最も的中率が高いと言われています。


幸運への第一歩は、自分の宿命である本性(天性の性格や能力)を知ること、そして天の時と地の利と人の和を活かすことです。幸運と不運、勢いがあるときとないとき、その「時」を知らなければ自己実現はできません。密教宿曜占星はそれを教えてくれます。


鑑定費用は年末特別価格3000円(鑑定書付き)です。予約受付となっておりますので、メールにてお申込みください。


密教宿曜占星鑑定・観相学の禅月庵 徳温禅月

携帯090-9493-7088


メールアドレスbeppu1717@gmail.com

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿