おはようございます。
先日5月15日に「天地人の運命学講座～風水で開運する～」と題して、グループゼミをさせていただきました。約Ⅰ時間半ほど「風水とは」と「風水鑑定の方法」についてお話ししました。
風水とは、一言でいえば大自然の「氣」であり、風水学とは環境健康学と言えましょう。つまり心身ともに健康に生活するためには、大自然の「氣」を住空間に取り入れなければなりません。
また今日の都市化した町での住居で避けなければならない風水上の立地も知っておく必要があるでしょう。そして店舗なども繁盛するかどうかは、良い氣場に立地しているかどうかも大きく影響しています。
現代のように、いにしえをより伝えられてきた風水の考え方が無視された宅地開発にも警鐘を鳴らさなければなりません。健康を害する住居を建てている工務店もいることも事実です。一般の人以上に、不動産業者や建築士や工務店は、伝統的な正統派の風水を学ぶべきでしょう。
風水は、約4千年前に中国の伏義という皇帝が、陰陽で物事を解明したと言われています。さらに五行（木・火・土・金・水）が変わり、自然の事象と吉凶が言われるようになりました。日本には古墳などから倭国の時代にその考え方が入って来ていたと思われます。
この陰陽思想は、老荘などの道家などの思想に影響を与え、後漢末期の太平道・黄巾の乱にみられるような道教という宗教集団が形成されます。風水が理論的に確立されたので、三国時代に郭僕の「葬書」と言われています。
ですので、伝統的な風水を理解するには、陰陽五行と易経を学んでおく必要があるのは言うまでもありません。今日流布されているような枝葉末節の風水本のすべてを否定しませんが、そのような本から問題の解決や、健康な住空間はできないと思います。
正式な風水鑑定の実践は次のような順序する必要あります。まず、土地の環境である背景・形・氣を診ます。そして住居の磁北を測り、太極点を定め、宅山・宅向を決めます。そこに太極氣場があるのです。
次に、住居にお住いのひとり一人、本命氣を持っており、生年月日で算出します。それぞれの本命氣場と太極氣場と重ね合わせ、もっともよい間取りと方向を選んであげます。このように総合的な鑑定をしなければ健康な住空間・生活の提案はできないのです。
いわゆる風水グッズをおくように書いている本はまやかしと言えましょう。それは「制殺」「化殺」という方法で、基本的に観葉植物や花などで十分です。風水に限らず、本物の考え方や方法を取り入れてください。
読者の中で、風水鑑定をご希望の方は、メールにてお問い合わせ下さい。それでは、皆さんのご健康をこころよりお祈りします。南～無 合掌 徳温禅月。
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