おはようございます。
人生に関するノウハウ本が出回っていますが、私達人間が幸福に生きる術はあるのでしょうか。約2500年前、釈迦は、人生の苦悩を乗り越えるために、八正道を提唱しました。人生にはいろんな苦悩がつきまといます。
家庭においては、夫婦の葛藤、親子関係、職場に行けば上司と部下、同僚との関係、地域社会における生活の軋轢など、あげればきりがありません。約2500年前、それらの苦悩に答えたのが、釈迦であり、今日においても、釈迦の残した言葉がどれだけ多くの方を救っていることでしょう。クリスチャンであれば聖書であり、イエスキリストの言葉でしょう。
人生そのものが修行であり、この世にいるかぎり、生きているかぎり、修行は続くと思うのです。それは仏道であり、菩薩道と言う仏になるための修行の道ではないでしょう。悟りは、その道程に過ぎないのです。こころの糧は仏道であり、その道は心を安らげてくれます。
次に人間には生きている限り、他の生きとし生けるものの命をいただかねばなりません。その健全ないのちをいただくのに今日ほど、難しいものはありません。食品は、化学肥料や農薬のまみれ、様々な食品添加物に汚染されているからです。
癌などの病気に罹らないためには、先人が提唱した食養道を身につけなければなりません。身土不二、その土地のものをいただく、身体と土地は一体なのです。無化学肥料・無農薬のものをいただくことです。大自然の循環農法を提唱している百姓道(写真はなずなの会の会報)があります。
春夏秋冬の季節のおりおりに、自然にできるものをいただけば、寒い冬には体を温めてくれ、暑い夏には体を冷やしてくれます。医食同源という言葉あるとおり、食は病を治してくれるのです。現代医学の発達が必ずしも人々を健康にはしていないのは衆知の事実です。
そして、自然に中で生きる、自然と触れ合うことです。大自然は人間を包み込んでくれます。大自然は私たちを癒してくれます。大自然のなかの温泉にはいれば、その効果・効能は倍増します。私のいう温泉道であり、温泉禅です。
私たちは、便利さや速さを追及してきましたが、果たしてそれで本当に幸せになったのでしょうか。もう一度考えて見ましょう。不便というもののなかに、ゆとりがあり、ゆっくりというなかに安らぎがあるのではないでしょうか。
現代文明をいまさら否定することはありません。しかし自然にもどることが必要なのです。それが仏道であり、食養道であり、温泉道なのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿