2016年6月27日月曜日

月出山岳(かんとうだけ)の謎~天孫降臨と卑弥呼~


おはようございます。

 景行天皇が、日田の久津姫にあの風光明媚な山はなんと言うと尋ねたとき、「関東(かんとう)ですと」、方向と間違えて言ってから月出山は「かんとう」という読み方になったとのことです。

この山は日田盆地の東にあり、名のとおり月が出る山ですが、同時に、陽が上る山でもあるのです。


ある郷土の古代史研究している人が、関東(かんとう)ではなく、「神登(かんと)」ではないですかと言われたので、そういえばそうで、古代に関東(かんとう)などという言葉を使ってないでしょう。「神が上る山」に違いないと思った次第です。


以前より、月出山の山頂にある「宿曜経宝塔」について研究してきましたが、同じ場所にある、「舟つなぎ岩」と「龍跡岩」があり、古代より「狼煙台」が置かれていたそうであります。



「舟つなぎ岩」とは、この山頂になにの舟をつなぐのでしょうか。それは、「天磐船」ではないでしょうか。そうです。天孫降臨の磐船です。現在この地方は天ヶ瀬ともいわれています。


では「龍跡岩」とは、なにでしょうか。そうです。東に座するのは「青龍」で、青龍が座した岩なのです。月出山の麓には、「八龍社」という神社があり、木々が龍になっているのです。


東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武を配する日田盆地は、会所宮(えそみや)を中心として、東に月出山(かんと)・玖珠川、西に石井(いわい)・高井、南に五条殿(ごじゅうどん)、北に戸山・花月川を配した「四神相応」であり、この思想は古代中国の秦王朝よりもたらされたものであります。


最も良い土地として、その後、京都が選ばれ、東京が選ばれたのです。おそらく紀元2世紀頃、日田盆地は祭祀をつかさどるところ「邪馬台国」(筑後地方一帯)の司祭所だったのではないでしょうか。


つまり卑弥呼がいたかもしれませんね。その証拠に、日本に一つしかない、魏の時代の「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」が会所宮の奥から出土しているのです。


古代史に詳しい方、興味がある方はぜひ日田盆地に来て、調査してほしいと思うのであります。それではまたお会いしましょう。


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