2016年2月26日金曜日

「光の道」に導かれて開運の神・宮地嶽神社へ

  おはようございます。

昨日(平成28225日)、「男の厨房」市街研修ということで、宗像市の正助茶屋というところでピーナッツ豆腐作りをしました。その後、食事をして宗像大社に参拝したのですが、なぜか急遽宮地嶽神社にも参拝することとなったのです。
               宗像大社


公民館長さん達が、ジャニーズの「嵐」のCMで話題になっているので、行ってみようと言うことになったらしいのです。神社下の駐車場に到着すると、非常に強いオーラを感じ一段一段、踏みしめて階段を上って行き、皆さんが写真を撮っていたので振り返ると、びっくりしました。
              宮地嶽参道

大海原へと続く参道は、まさに一本道で自分の運命が大きな世界へとつながっていると感じると思います。ここで夕陽を見れば、おそらく万人が運命観が変わるかもしれませね。この参道の先に陽が沈むのは、221日と10月○日だそうです。
              光の道



日本一の大注連縄の御本殿に参拝です。

さらに奥の宮八社参りで上って行きます。七福神社、稲荷神社、不動神社、万地蔵尊、恋の宮、三寶大荒神、水神社、薬師神社とお参りしました。ここは神仏習合の不思議なところで、この八社巡れば大願成就するそうです。

私が、注目したのは、不動神社です。なぜならここにお不動様を祀っているとは、まったく知らなかったし、私にとって、お不動様はいつもついていてくださるお方なのです。こういうと信じない方がおられると思いますが、こういうことは実際体験しないとわからないですね。




宮地嶽神社に導いてくださった方は、お不動様とわかったのです。不動明王が祀られているのは巨石古墳で国内最大級の横穴式石室で、地下の正倉院を称され、約三百点(うち二十点が国宝)が出土しました。


金成・開運の神が、光の道へと導いてくださったのは、私が宿曜経・密教宿曜占星を研究しているからであり、お不動様を毎日拝んでいるからだと確信しています。今度、みずからの運が開け、皆様のお役に立てるかと思うと、我が魂が小躍りしてきました。


皆様もぜひ一度、宮地嶽神社に足を運ばれることをお薦めします。それでは皆様のますますのご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌礼拝 徳温禅月。

 

≪個人相談及び経営相談について≫

宿曜経を用いて皆様の運命、人間関係を占星鑑定し、個人相談にお答えします。結婚・離婚問題、嫁姑・親子関係、職場内の人間関係、子供さんの教育と進路などの個人相談は、一件につき鑑定料として3000円です。

 

また経営者の方は、経営者の運氣と今後の事業計画と成長の可能性、組織の人事配置などを密教宿曜占星鑑定に基づいてアドバイスします。経営相談は、一件につき、鑑定料は30000円です。

まずは、相談内容や詳細について、メールにてお気軽にお問い合わせください。

 

別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP http://www.beppusoken.com

 メールアドレス beppu1717@gmail.com





 

2016年2月22日月曜日

高田 明氏(前ジャパネットたかた社長)講演「夢持ち続け日々精進」


 おはようございます。

先日も「ガイアの夜明け」に出られていましたが、今回、日田市上津江村にある()トライ・ウッドさんの創立25周年記念行事で井上伸史社長とのご縁で、講演をしてくださり、関係者のみならず日田市民にも聴講の機会をいただいたわけです。


ちなみに()トライ・ウッドさんは、山林の保全と振興と、木材製品の開発と地域の雇用促進のために、設立された会社ですが、現在70余人の従業員が雇用されています。県下でも中堅の木材関連の会社に成長しています。



さて、高田 明氏はいつもの軽妙な語り口で、だんだん声のトーンが高くなり、熱くお話してくださいました。いくつかメモをしましたので、皆様と共有したいと思います。()ジャパネットたかたは年商が1800億だそうですが、そうしようとしたのでは「今を生きる」という心構えでやってきたそうです。


成功の秘訣は、「①ミッション、使命を持つ、企業理念であり、考え方です。人は人のために生きて人。②次にパッション、やろうという情熱である。③そしてアクション、行動を起こすこと。」をわかりやすくお話しされました。


サムエル・ウルマンの「青春」や、世阿弥の「風姿花伝」など、ノー原稿で引き合いに出しながら、どんどんお話しされるので聴いているほうも興奮してきますよね。大変、勉強されているなと思いました。


「どんなに優れた商品も、その商品のよさを伝える人、売る人がいなければ、その商品を活かせない。商品にも使命がある」と。この講演をライブ、生で聴けて、高田前社長の情熱はびんびん伝わってきました。


「使命感を持って、ご縁に感謝して、今を一所懸命生きること」が最も大切だと言うことですね。やはり成功者が持っている共通のマインドを感じました。このような機会を得たことを、()トライ・ウッドさんと高田 明氏に感謝申し上げます。


人は何のために生きるか、それがわかったら、今を全力で生きる。それぞれの方の使命でしょう。それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南無 合掌礼拝 徳温禅月。個人相談や経営相談はメールにてお問い合わせください。


別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP http://www.beppusoken.com

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2016年2月17日水曜日

観音様を語るⅠ


こんにちは!

 曹洞宗の在家信者の朝の勤行は、座禅と読経ですが、「南無法蓮華経観世音菩薩普門品偈」いわゆる「観音経」と「般若心経」を必ずあげます。「般若心経」は、ほとんどの方が知っていますが、「観音経」を知らない方も多いのではないでしょうか。


私は、「般若心経」より先に「観音経」を知っておくべきだと思っています。なぜなら「観音経」こそ、私たちが生きていくうえで必要な教えだと思うからです。それは、この世が四苦八苦(生老病死と愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦)の世界であるからこそ、御仏の救いが必要なのです。

 馬頭観音~日田市~


救ってくださる仏様には、法身仏(毘盧遮那仏である大日如来)、応身仏(人間としてお生まれになった釈迦如来である仏陀、報身仏(薬師如来や阿弥陀如来、観音菩薩など普遍的な仏様)がありますが、報身仏こそ普遍的に存在し、衆生の声を聴いてくださり、手を差し伸べ、変化し、姿を現す仏様こそ、その代表的なお方が観音様なのです。


キリスト教では、神、御子なるイエス・キリスト、聖霊の「三位一体」の神を言いますが、キリスト教がユダヤ教やイスラム教とは違う多神教ともいえる神学が、まさに仏教「三仏(法身仏・応身仏・報身仏)」の影響を受け、また影響を与えたものと思います。


キリスト教の言う聖霊なる神こそ、観音様と同様の、その普遍性と類似性に驚愕せざるを得ません。ほとんどの牧師や僧侶が、他宗教を知らないため、この真理に到達することはなかったのです。


さて観音様のお話しに戻しますと、観音様は私たちの声をいつも聴き取ってくださいます。あなたが、経済的に困窮しているとき、その声を聴き取り、経済問題を解決する方法を教えてくださいます。


あなたが、恋人ができないとき、あなたの理想する相手との出会いを作ってくれます。あなたが夫婦の仲がうまくいかないとき、その処方箋を与えてくれます。あなたが病気になったとき、あなたの自己治癒力を高めてくださいます。


あなたが子供さんを授からないとき、観音様にお祈りすれば、時に適って、子供を授けてくれます。あなたが仕事でうまく行かないとき、うまく行く方法へと導いてくれます。このように観音経には書いているのです。



いくつか本をご紹介してしますので、まずは読んでみてください。きっと驚くでしょう。

「観音経入門」・「わたしの観音経」松原泰道著 祥伝社、「観音経を語る」岡本かの子著・「観音さま」羽田守快著 大法輪閣、「観音経」中野東禅著 講談社などありますが、中野東禅先生と羽田守快先生の本が読みやすいのでおすすめします。


それでは皆様のご健勝とご健康をお祈りしつつ 南無観世音菩薩 合掌礼拝 徳温禅月。


別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP http://www.beppusoken.com

メールアドレス beppu1717@gmail.com




2016年2月9日火曜日

ヨガと禅(仏教)

 おはようございます。

現代社会が多くのストレスを抱えている限り、ヨガやマインドフルネス、そして座禅などの瞑想をし、心を調え、ストレスを減少させるものが流行るのは良いことだと思います。


知人からヨガと禅はどう違うのかと聞かれましたので、読者の皆様にもお伝えしておきたく思いました。ヨガと禅の中の座禅は、若干、作法に違いがあっても大差はありません。


しかし、禅あるいは仏教には、三つのことをしなければなりません。「作務」いわゆる労働、ひらたくいえば働くことです。食するために農業もありますし、典座と言って料理すること、掃除すること、現代ではあまりありませんが托鉢(乞食)、などあり、もっとも重要なことは、人々に仏法を説くことです。


次に「読経」です。仏法を書いたお経を、毎日、毎日読むことです。何年も読んでいると、自然に暗記しているものです。つまり仏法が体にしみこんでくるものです。御仏の存在と力を現実の中で知ることができるようになります。お経はそのことを書いているのです。死人のためにあるのではありません。


そして座禅をすることです。禅を組むことで、体を調え、呼吸を調え、心を調えることができます。座禅は、瞑想でもありますが、御仏の御姿であるし、大宇宙、大自然に同化することができるのです。ヨガでは、瞑想はあっても、御仏と一体になることはないと思います。なぜなら仏教は信仰であるからです。


これを弘法大師空海さんの言った、「三力偈」と照らしてみましょう。まず「以我功徳力」ですが、自分が働くことで徳を積むこと、自力による功徳です。つまり作務による「以我功徳力」と言えましょう。「以我功徳力」とは自力と言えましょう。


次に「如来加持力」です。如来、御仏の御力を得るために、読経します。お経あるいは陀羅尼、真言は、御仏と感応道交し、御仏に語りかけるものです。そうすれば御仏があなたのために働いてくださいます。観音経で言う「念彼観音力」とはそのようなものです。「如来加持力」とは他力と言えるでしょう。


そして「及以法界力」とは、大宇宙、大自然の法則であり、この地球上に遍満するエネルギーです。座禅することで、その力を得ることができます。ですからヨガにおいてもこの力は得ることはできます。「及以法界力」とは人間界も含めた大宇宙・大自然の力と言えましょう。


空海さんは、三力偈「以我功徳力、如来加持力、及以法界力」がそろえば、願望は成就し、あまねく供養することができると言っているのです。つまり作務と読経と座禅を毎日、日課とし、習慣化するのです。今風に言えばルーティーンです。


仏教の醍醐味を現代人が取り戻すことで、世の中をよくするし、いきいき生きていくことができるのです。それでは皆様のご健勝とご健康を祈りつつ 南無 合掌礼拝 徳温禅月。尚、仏教についてもご質問がありましたら、禅月庵にメールにてお問い合わせください。


別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP:http://www.beppusoken.com

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2016年1月28日木曜日

宿曜経・密教宿曜占星と「星まつり」


 おはようございます

全国の真言密教系や天台密教系のお寺で、「星まつり」がありますが、23日の節分を境に運勢が変わります。「九曜流年法」と言って、羅候星(大凶)、土曜星(中吉)、水曜星(大吉)、金曜星(小吉)、日曜星(大吉)、火曜星(凶)、計都星(凶)、月曜星(中吉)、木曜星(大吉)と9年おきに星が巡ってきます。




あなたの生まれ年で今年の運勢の星がわかります。昔から数え年で、女性は33歳の大厄、37歳の厄、そして男性は42歳の大厄と男女とも61歳の大厄を迎えることは誰でも知っています。


恐いのは「羅候星」と言って、数え年で1歳、10歳、19歳、28歳、37歳、45歳、55歳、64歳、73歳、82歳、91歳、100歳のときは「大凶」で、健康面、仕事面、生活面など多岐にわたって不調の年齢です。下手をすると命にかかわります。


口伝の宿曜占星では、もうひとつ個人の宿星を「三・九の秘法」で見ていきます。そうすれば総合的な占星ができるわけです。たとえば、本場所優勝した大関琴奨菊は、「九曜流年法」で見ると今年の2月3日までは火曜星で凶、それから計都星の凶に入りますが、「三・九の秘法」で見ると、「成宿」ですので大吉で成就する年です。その通り優勝しましたね。これは大関が宿星の力を得ていると言えるでしょう。


ちなみに大関の宿星は、「虚宿」で、二十八宿中もっとも精神性の高い宿星です。合氣道の藤平光一先生が「虚宿」です。素晴らしい宿星ですので、苦労が実を結びました。横綱になる可能性は大ですね。


運氣や運勢を無視しているとよからぬ災難に遭遇し、右往左往します。知っていれば気をつけることができます。また大吉の良き日があるわけですからその機会を最大限活かすことで運命を好転させることもできるわけです。


昨年末より運勢の問い合わせが殺到していますが、ほとんどあたっているし、仮に凶が出ても、密教(仏教)はそれすら乗り越える術を教えています。宿曜経・宿曜占星が密教の教えであり、単なる占いの類でないことをご理解いただけると思います。


あなたの運勢や運命についてお聞きしたい方は別府総合研究所・禅月庵までメールにてお問い合わせください。


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2016年1月19日火曜日

月出山岳の二十八宿遥拝所宝塔と豪潮律師

 大分県日田市には、全国難読山サミットで第一位と第三位に選ばれた山があります。第一位は一尺八寸山(みおうやま)、第三位は月出山岳(かんとうだけ)であります。まさに古式ゆかしき名前が古代よりつけられているのです。




今日は、この月出山岳(かんとうだけ)の山頂にある二十八宿遥拝所と掘られていた宝塔について、かねてより「宿曜経」を研究してきて、このたび新聞社より取材をお受けしたのでまとめてみました。




正面には、二十八宿遥拝所と掘られていますが、日 南斗、 月 北斗を並列してところから、天台密教の影響を受けていると思われます。「二十八宿」について書いているお経が「宿曜経」と言われ、正式な経名は「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」と言います。


宝塔の正面



弘法大師空海が唐(中国)の恵果大阿闍梨より密教のすべてを灌頂、授かるのです。そして御請来した経典のなかに、この「宿曜経」があり、西暦806年に帰国し、高野山真言密教を興しました。その後、比叡山天台宗では、最澄亡きあと円仁円珍がそれぞれ唐に渡り、宿曜経を持ちかえり天台密教を大成します。それほど大事な経典だったのでしょう。


さて、この正面に日、南斗は太陽と南斗六星のことで、月 北斗は月と北斗六星のことで、日月星信仰は、天台密教の星神・帰命壇灌頂と言われ、陰陽をも表し、中国の密教の影響を受けています。ではこの天台密教を日田にもたらした方は誰でしょうか。


日田地方には、奈良時代から役行者行基が訪れ、また英彦山の修験道者もまた頻繁に来ていたようです。しかし、これほどの宝塔の碑文と、門外不出と言われた「宿曜経」をもたらした方は、密教の高僧であろうと推察できます。


調べていきますと、日田地方は江戸時代天領地でしたので寛政12年(1800)年から代官羽倉公から比叡山天台宗の豪潮律師17491835)が招聘され、天領地日田の安泰と御霊の供養、飢餓救済を願って加持祈祷をしたと広瀬淡窓先生17821856)の日記にも書かれています。


ウキペディアによりますと

豪潮(ごうちょう、ごうしょう:寛延2年〈1749 - 天保6731835728〉)は、江戸時代の僧侶。長崎出島において、中国より直接、当時の中国密教と戒律等の伝授を受け、その生涯を通じて本尊とした準提仏母(准胝観音)の信仰を広めると共に、御霊の供養と飢饉救済を目的とした仏塔(宝篋印塔)の建立に勤め、大小あわせて約八万四千の仏塔を建立したと伝えられる[1]。また、自身が戒律を守ることに専一なだけでなく、天台宗において史上初の出来事として、中国密教に基づいた小乗戒・大乗戒・三昧耶戒を網羅した体系的な戒律をもたらし、江戸時代の『戒律復興運動』に貢献した。僧俗にも戒律灌頂を授け、各寺院において「懺法」(さんぽう、せんぽう)[2]を実施した。


16歳で比叡山延暦寺に入山。そこで、遍照金剛大阿闍梨、権大僧都法印伝・燈大法師の階位と広海の尊号を受けるほどの高僧となる。


豪潮律師の生涯において目を逸らすことが出来ないのが、戒律と仏塔(宝篋印塔)の建立である。その基盤となるのは生涯の修道となった密教に他ならない。天台宗は元来、開祖の最澄の発願になる大乗戒壇を旨としていて、当時は鑑真が伝えた侶の出家戒(具足戒)を伝えてはいなかったが、豪潮律師は父である貫道の悲願であった出家戒を身に具えた聖となり、密教に不可欠な三昧耶戒を得るために、自ら長崎に遊び、中国密教を学んで唐密準提観音を生涯の本尊とし、出家戒を身に具えることができたのである。それゆえ、豪潮律師の密教を理解するには、日本の天台宗が伝える台密(天台密教)と、中国密教が伝える唐密の両面を明らかにする必要がある。」


中国密教をも取り入れた豪潮律師によって、天領日田に「宿曜経」がもたらされたと推測できます。それも月出山岳の宝塔碑文は、宿曜経の精髄が掘られています。「二十八宿遥拝所」と書かれた「遥拝」とは、「遠く離れた所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所」を言います。人々は天空を見上げ、夜空に輝く月と星々に祈りをささげたのです。


拝むべき二十八宿とは、月が白道を通って、一日、一日、泊まる星を言い、その日に生まれたものは、その星からいのちが宿り、本性である性質・性格や能力を与えられるのです。いのちの誕生は天地宇宙の営みです。二十八の宿星もまた御仏であるのです。


宝塔の第二面



「二十八宿」とは昴宿、畢宿、觜宿、参宿、井宿、鬼宿、柳宿、星宿、張宿、翼宿、軫宿、角宿、亢宿、底宿、 房宿、心宿、尾宿、箕宿、斗宿、牛宿、女宿、虚宿、危宿、室宿、壁宿、奎宿、婁宿、胃宿」 と言う名前で実際に天空に存在するのです。奈良のキトラ古墳には、まさに精微な天文図が描かれ、恒星(大きく光輝く星)である宿星を表しています


写真はNHKの特集より「キトラ古墳天井図」



いわゆる星辰信仰は古代よりあったのです。密教によって完成されたと言えるでしょう。


宝塔の第三面



これは「七曜」「九執」総じて九曜と言って、羅候星、土曜星、水曜星、金曜星、日曜星、火曜星、計都星、月曜星、木曜星が九年ごとに繰り返します。九曜流年法と言って、羅候星は大凶と計都星と火曜星は凶、金曜星は小吉、土曜星と月曜星は中吉、水曜星と日曜星と木曜星は大吉で、吉凶の年を観ていきます。


宝塔の第四面

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この宝塔を建立したのが安政四年(1857で、佐藤久兵衛さんと大谷嘉作さんが願い主と掘っています。二人は月出町の庄屋であったことが判明しています。


では安政四年とはどのような年だったでしょうか。安政二年(1855)安政の大地震、同五年(1858)安政の大獄、同六年(1859)吉田松陰らが処刑、同七年(1860)桜田門外の変で大老井伊直助暗殺。尚、広瀬淡窓先生は安政三年(1856)に亡くなりました。


このように天変地異は起こり、たぶんこの一帯も飢饉が続いたでしょう。そして幕末へと向かう動乱の時代でした。このような時代だったからこそ、日・月・星に祈り、宿曜経に書かれている天空の御仏に国家の安泰と飢餓の救済などを祈願したのでしょう。


庄屋である二人が願い主を明記しているのは、おそらく西国筋郡代(代官)の許可をもらって建立したものと思われます。また月出村の長老(庄屋)であるこの二人が宿曜経のことを知らずしてこのような宝塔の碑文を書くことは困難であるし、豪潮律師の弟子である高僧の指導でつくられたものと思われます。


その方が英彦山の修験道者であったとしても、当時英彦山は、江戸幕府より天台宗修験別格本山に公認されており、天台宗の影響を受けていました。江戸時代は絶頂期でしたし、豪潮律師が英彦山に宝篋印塔を建立しているのを見ると、豪潮律師の密教の教授もあったものと推察できます。



大分県日田市丸の内町 大超寺の宝篋印塔。英彦山、阿蘇、耶馬溪羅漢寺に同様のものがあります。


天領地日田の月出山にある二十八宿遥拝所の宝塔碑文は、全国的にまれであり、貴重なものだと思われます。何よりも、この近郊に高塚地蔵尊を始め、藪(岩井戸)不動尊、そして八竜社など史跡があることを見れば、いかに信仰心の篤い方々が多かったかがうかがえます。有形民俗文化財として保存し、地元の仏教文化、民俗文化を後世まで語り継いでいただきたいものです。