2015年2月4日水曜日

おんせん県おおいた湯めぐり8~益次郎温泉~

 おはようございます。
益次郎温泉あるいは益次郎の湯というところが豊後三大温泉のひとつ天ヶ瀬温泉にあります。益次郎って誰と言う人は、靖国神社に参拝したことのない人かも知れませんね。靖国神社の境内にひときわ大きな銅像がありますが、あの方が大村益次郎初代陸軍大将であります。
(写真は学研デジタル歴史館より)

なぜあの偉大な大村益次郎の名前を取った益次郎の湯が大分県日田市天ヶ瀬温泉にあるのかと言いますと、1843年19歳の時に廣瀬淡窓先生が創設した咸宜園に入塾し、9年間咸宜園で学んでいます。このときに、同じく門下生の天瀬馬原村出身の長三洲と意気投合し、天ヶ瀬温泉に入りに来たと思われます。

実はこの湯こそ、上杉鷹山の家来で出家した浄玄がこの地に来た時に入った湯でもあるのです。顕徳坊尊として湯山の高見に祀られています。

大村益次郎は、高杉晋作の奇兵隊を指導育成し、その時の副隊長が長三洲なのです。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、この二人、出るかな。明治に入り、大村益次郎は、兵制を成し、長三洲は咸宜園の基本から学制を成したのです。



さて歴史ロマンはさておき、天ヶ瀬温泉に来たら、益次郎の湯に入らざるものは出世しないと思う。なぜなら、他の共同露天風呂は北向きだが、南に向いたいつも太陽を浴びているからです。JR天ヶ瀬駅をおり、旅館街をとおり、天ヶ瀬橋を渡ると、橋のたもとに、手湯と足湯があり、こうこうとお湯が沸き出ています。ここで、手と足を温めます。

旅館天龍荘の前を通っておりると玖珠川の川原(駐車場)に益次郎の湯があります。100円を志納し、服を脱ぎ、綺麗にたたんで、合掌し、まずはかけ湯です。昨日は3時半ごろ行きましたが一番風呂で、湯守の森山さんがまだ準備中でしたが、入らせていただきました。

いい湯ですね。単純硫黄泉で、ほのかに硫黄の香がします。この温泉は古くから湯山区という町内が管理して運営してくれています。大村益次郎がこの湯をこよなく愛したことから、益次郎温泉あるいは益次郎の湯と名づけられ村人から大切にされてきました。


長三洲と来たときは、日本の行く末を話しながら入り、1人で来たときは、静かに沈思黙考して、湯につかり瞑想していたのではと思います。私も、温泉禅を実行し、陽迎印で、大地から温泉の氣を、そして陽迎印で宇宙からの氣をいただきました。天地宇宙大自然の恵みに感謝です。

それでは皆様のご健康を祈りつつ、次回をお楽しみに・・・南~無 合掌礼拝 徳温禅月。






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