何千人の方の死を看取って来た緩和医療医の大津秀一先生が「死ぬときに後悔すること」や「人は死ぬときにどうなる」という本を書いていますが、最期は自然に意識がなくなるのです。誰でもいつかは死が訪れます。死を覚悟し、受け入れる準備をしておくことが大事と思います。
私は、肉体は朽ち、精神(思惟)は止まりますが、魂(霊)は、それぞれの信じる神仏のみもとに行くと信じています。むしろそう信じることが安らかな死を迎えることができるのでないでしょうか。
哲学者であり、ヨガの大家である中村天風先生は、「人間の死というもの」について、このように語っています。「たった一つの、宇宙の根本が産み出したものが、森羅万象である。したがって、一切の森羅万象と称するものは、宇宙根本のエネルギーの分派によって創られている。形が、つまり目の前にあるというのは、宇宙根本の力が、まだ籠っているからであり、その力が抜けてしまえば、形を現象界から消して、根源要素に還元しなければならない。」と死というものを言っております。
上智大学名誉教授の渡辺昇一先生が「人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?」という本を書いていますが、霊魂は存在し、神も仏も存在すると仮定した方が、死を迎えにあたって安心することができるのではないでしょうか。という内容でした。
~続く~
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