2013年10月9日水曜日

壇蜜さんが「終活読本ソナエ」に載っている?

 おはようございます。
人生の四季の白秋を迎えたわけですが、ーいつか迎える「その時」。人生を美しく仕上げるための季刊誌「終活読本ソナエ」ーにあの有名な檀さんが載っていたからびっくりしました。なぜならマスメディアに映る彼女の印象と終活が結びつかなかったからです。

しかし壇というタレント名に、その秘密が隠されたいたのです。は、仏壇や祭壇の壇で、大切な場所ですね。そしては、般若心経の般若波羅蜜多の蜜で、お供え物と言う意味です。名前の由来を聴いてまたびっくりです。

そして、彼女は葬儀学校に通い、200遺体をエバーミングしたと書いています。エバーミングとは遺体を消毒し、保存し、修復することを言います。失礼かと思いますが、人は見かけによらずということばがあてはまりませんか。壇蜜さん自身が語っていますので、この本を読んでみてください。


人生は春夏秋冬で、いま白秋をむかえました。インド哲学でいうと、林棲期ですが、今の40代以下の人たちは、林棲期の期間がないかもしれないし、短いかいかもしれないと危惧しています。なぜなら彼等が年金を受給する時期が70歳からになる可能性があるからです。個人の意思ではなく、国家制度(雇用制度)によって、人生が左右されているのです。環境の悪化と食糧汚染によって、今後寿命が延びるとは思えないのです。

なぜ、林棲期が必要なのでしょうか。壇蜜さんが出演したドラマ「半沢直樹」は、空前の視聴率でした。なぜなら日本の会社員のほとんどが現実にあじあっている事だから共感を得たのです。そして現実にみずほ銀行の反社会勢力への融資が、頭取も知ったうえで行われたとのことで大問題になっています。

ほとんどの企業で、不正など行われていないと思いますが、仕事上のトラブルや社内での人間関係、上司のパワハラなどで、ストレスを感じて仕事をしている人が大半でしょう。このような状況で、人のこころは、悪に染まり、汚れてくるのです。

この状態で、人生や生と死を思索することは不可能に近いのです。だからこそインドでは林棲期をを与え、汚泥から浄化し、精神を清浄にし、心身を統一するのです。秋は、そのように人生の収穫期だと思いませんか。

ビジネス社会で前線に立っている皆さんも、日常のなかに座禅をとりいれるなら、心身が正常になり蘇ってきます。そして、豊かな林棲期を迎えるためにも、稼いで貯蓄しておく必要があるのです。
読者諸氏が、健康で豊かな生活をおくることができますように心よりお祈りします。合掌 徳温禅月。


2013年10月8日火曜日

人生は春夏秋冬

 おはようございます。
おかげさまで、本日62歳の誕生日を迎えることができました。私が人生を大きな区切りにわけて生きて行こうと思ったのは、五木寛之さんの「林住期」や「遊行の門」を読んでからです。人生は自然界の四季である「春夏秋冬」であると思うようになりました。

もっと言えば、春とは「青春」で、学生期ですね。夏とは「朱夏」で、家住期です。そして秋とは「白秋」、林棲期という言葉を使います。五木さんの林住にすると臨終と間違えられるから林棲と書きました。そして冬とは「玄冬」、遊行期です。

このことは自著「生き方そして働き方」(HPから印字できます)に書いたのですが、私たちは生まれて、学びながら育つのに、約20年かかります。そして就職し、結婚し家庭をつくっていくのです。この期間が一番長く約40年、そして子供たちがひとり立ちし、還暦を迎える60歳の頃から人生を考える、ある意味では実りの秋ですから人生の収穫期なのかもしれません。80歳を過ぎたら、死への旅立ちを意識して生きると思うのです。

昔、学生の時に、兄のご縁でマラソンの瀬古さんを育てた早稲田大学陸上部監督の中村清監督からお説教をしていただいたことがあります。中村先生は、「自然界には時があり、すべての生き物は時を刻んでいる。たとえば蝉は、暑い夏に木をよじ登り、脱皮して鳴くことができるが、もし1ヶ月早くでてくれば温度が低くて死ぬかもしれない。決して早く出てこない。自然界の時を、体に刻んでいる。ところが人間は、すこし頭がいいと、小理屈を言い、18歳で政治だの、革命だの言う、それでは生きて行けない。学生の時は勉学に励むべきで政治活動などすべきでない。人生には時がある。」とお話してくれました。

若い方は、今はそれぞれの仕事に全力投球で頑張って欲しいと思っています。今することを今しないとあとではできないのです。まさに「今でしょ」という流行り言葉の通りです。学生の時に勉強しないといつ勉強するのでしょうか。

中村先生の座右の書に、「聖書」と「正法眼蔵」があり、それを見たときに先生のように偉くなるために、「聖書」と「正法眼蔵」を読むぞと心に思ったことが実現しているのが不思議です。

59歳の時、兄(享年66歳)と友人(享年57歳)を立て続けに亡くし、還暦になったら、定年退職をし、人生、生と死を考えようと思い、東京国際仏教塾に通い、中野東禅禅師より得度受戒をしていただき、「徳温禅月」という戒名をいただきました。皆様のご恩に報いるため、ひとりでも多くの方に仏法をお伝えしたいと思っています。

また、団塊世代や高齢者の皆さんが、「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動を終活を言います。」と定義した(社)終活カウンセラー協会の皆さんと、終活支援活動ができるようになったことは林棲期の生き方だと思います。

人生とは何ぞやは、それぞれがお迎えがくるまでに、しっかり考えて答えをだせばいいのではないでしょうか。皆さんが充実した人生を送られることをこころよりお祈りいたします。合掌 徳温禅月。



2013年10月7日月曜日

終活ー介護する人、される人ー

 おはようございます。
うちのお袋が93歳、女房のお袋が103歳、二人とも頭はしっかりしていますが、やはり足腰が弱っているみたいで、お袋は歩くのがおっくうみたいです。1週間に一度は顔を出しますが、最近はいつも寝ています。女房のお袋は、実家に義兄と住んでいまししたが、義兄が74歳で、面倒が見れないということもあり、義姉の近くの介護施設に入居しています。先般も転んで骨折し、車イス生活です。

日本国中、このような風景はあたりまえになっているのですが、還暦を過ぎると、少なくとも両親は80歳以上になっているのです。日本人の平均寿命は、男性79.64歳、女性86.39歳で、健康寿命は男性70.4歳、女性73・62歳で、その差は男性で9.22年。女性で12.77歳ですので、数字的にはこの差の10年余りが介護が必要という計算になります。

介護を要するのは、自分一人では入浴、排せつ、食事ができないからです。その度合いによって、要支援1~2と要介護1~5のランクがあるのです。皆さんは最後の日を迎えるときになったら、どのような生活を送っていたいと思っていますか。

私は、ロッキングチェアに座って、ときには本を読む、ときには音楽を聴き、そして外を眺めながら静かにご浄土(天国)に行きたいと思っています。すくなくとも80歳をすぎても歩けなくならないように、今も毎日ウォーキングしているわけです。

しかし、現実を見ると、他人に迷惑をかけたくないと言う思いから、介護施設や老人ホームに入ったりするのでしょう。まずは、食や運動にこころがけ、自分の健康寿命を伸ばす努力をすること、そして基本的な介護に関する知識を持っておかないと子供まかせというわけにもいかないです。

いわゆる老々介護になるまえに、地元で開催されている市民健康福祉まつりなどに足を運んでお話を聴いておくことも必要なのです。体力が落ちてきたり、物忘れがひどくなってきたら、各市町村の「地域包括支援センター」に相談してください。

足腰は大丈夫だと思っていたら、認知症がでてきたりしますので、成年後見制度なども知っておくことです。「見守り契約」をして守ってもらうことも必要です。老後をどのようにすごすかも考えておかないと結局、身内であっても、ほかの人に迷惑をかえるし、自分も気兼ねするのです。

作家の山崎豊子さんが亡くなりましたが、最後まで自分の仕事をし、自分の生き方を貫きとおしたいものです。山崎さんのご冥福を祈りつつ。合掌 徳温禅月。



2013年10月4日金曜日

終活ー渡すべきバトンは何か!真の相続とはー

 おはようございます。
この1週間は相続について書き、皆さんと考えてきましたが、相続するもの、受け継いでいくものは、物質的財産だけでしょうか。たしかに目に見える物質的財産はわかりやすいものですが、それらはいつかはなくなるものです。

家庭を築き、家族を営むなかで、実は伝えるべきものをすべての人が持っているのではないでしょうか。ひとりの人の人生は、歴史上も他にはなく、現在約一億2千万人余りの人と同じものはないのです。素晴らしいですよね。

しかし、その人が人間として成長するには、ご両親(あるいは祖父母)の考え方、生き方などに影響を受けているから親に似ているねとか、言われるわけです。顔だけではないですよね。

私たちは、自分が渡すべきバトンを持っているでしょうか。それは、考え方であり、精神(スピリッツ)であり、哲学(フィロソフィ)であり、思想であり、宗教であるのです。総じていえば、「生き方」ではないでしょうか。

確固とした「生き方」を、文字に書きあらわしませんか。私は還暦を迎えて最初にしたのが、「生きる」「生き方」「働き方」を書いたことです。自分の想いをすべて話すことができませんが、文章にし、子供に渡しておけば、いつでも、何度でも読めるのです。

つまり、だんだん無くなっていく物質的財産ではなく、生きる智恵、生きる方法、生き方を伝えておけば、その家は永遠に栄えることでしょう。現代的な悲劇は、核家族化し、個人化して、バトンを見失っているところにあるのです。

自分のルーツを探してみませんか。もういちど自分の両親のことを思い出してみませんか、兄弟仲よくしたことを思い出してみませんか、自分の人生を振り返ってみませんか。そうするとあなたの「生き方」が見えて来ます。それを気づくことが「エンディングノート」のいいところです。

日本人は、神道や仏教に触れることを通して、正しい生き方を教わってきたのです。釈尊はなんと言ったのですか。「生老病死」の現実を生ききるには、「八正道」であると言ったのです。先祖代々、正しく生きることを教えてきたのです。

迷いを捨て、煩悩を捨て、自分の正しい生き方を貫き、そのことを伝えるべきではないですか。相続すべきものは、その考え方ではないでしょうか。皆さんのご健康を祈りつつ、よい週末をお過ごしください。合掌 徳温禅月。


2013年10月3日木曜日

終活ー知らないと大変!相続税-

 おはようございます。
このブログの相続シリーズは、たいへん多くの方がアクセスしていただき、皆さん、人生を真剣に考えておられる証拠です。同時に不安も抱えているわけです。日本の総世帯数は5092万世帯です。そのうち65歳以上は、1588万世帯で、おひとりで生活されている世帯は479万世帯です。表現はともかくとして、いわゆる「おひとり様」と言うそうです。

相続のお話のなかで、おひとりで住んでおられる方は、子供のお世話にもならず、兄弟のお世話にもならず、頑張っている方がおられます。息子が都会に出て行って、墓守は誰がするのか、心配されている高齢者の方もおられます。あるいは、今は動けるが動けなくなったらどうしようかと相談される方もおられます。このような方の相続も難しいものがあります。最大限、耳を傾け、最善の方法を助言しますが、これでよかったかなと思うこともあります。時間をかけて解決していきたいものです。

相続のことをお話しましたが、動けるうちに人生を楽しんで欲しいと思います。日頃の生活は、切りつめても、ときにはお友達と温泉旅行に行くとか、歌舞伎を観に行くとか、ななつ星九州に乗ってみるとか、今までしたことのないことをどんどんし、行ったことのないところへどんどん行きましょう。

お金を貯めておいても、あの世まで持っていけないし、これからお話する相続税を納付していただくことになります。相続人がいない場合は国庫に帰属することになります。それもお国のためになった大切なことです。

現在の基礎控除額は、5000万円+(1000万円×法定相続人の数)です。平成27年度からは、3000万円+(600万円×法定相続人)になりますので、奥さんと子供さん二人を残して亡くなった場合は、8000万円が4800万円になります。これからは、法定相続人がひとりの場合は3600万ですので、日本のほとんどのご家庭が対象になります。

つまり、預貯金+不動産(自宅)+死亡保険金などで3600万円を超えるかたは、たくさんいます。これに話題になっているのが死亡消費税です。本来消費すべきものを残したのだから、その時の消費税が10%としたら、遺産総額3000万円の場合は、300万円を納める方式ですが、東大出の方たちはいろいろ考えだすようですね。これは決まってはいませんが言い出したらしたがる人たちですね。

正味遺産額から基礎控除額を差し引いたものが課税遺産総額ですので、税率も違いますので、1億以上でなければ心配することもないでしょう。但し、相続した人が納めることをお忘れなく。相続について、これまで実務的なことを書きましたが、本当に受け継ぐものは、ただ単にお金ではないことを明日は書きたいと思います。皆さんのご健勝を祈りつつ。合掌 徳温禅月。


2013年10月2日水曜日

終活ー知らないと大変!相続Ⅲ-

 おはようございます。
一般的に、相続するものには、預貯金、株式証券、自宅・アパートなどの不動産、死亡保険金などがありますが、預貯金は分配されますが、株式や投資信託などの金融資産は、運用できる人でないと相続しても難しいですね。できれば現金化するか、安全性の高いものに変更しておく必要があります。自宅は家を継ぐ人でいいですが、アパートなどを共有で相続させておくと、あとあと売却や補修のときにトラブルことが多々あります。

遺産分割裁判のうち、相続資産の総額5000万円以下でもめている係争が73%を占める現実をみると、人間のさがといいますか、人間の貪欲さといいますか、人間の終わりなき煩悩といいますか、なんと利己主義がはびこっているのでしょうか。だからこそ、生前に、不公平にならないように遺産相続の話をしておくこと、そして納得がいったら、遺言書を書いておいて欲しいものです。

自筆証書遺言書を書くときは、まず財産目録をリストしてください。預金通帳や保険証、株式証券、ゴルフ会員権証書、貴金属・美術品などの鑑定書、ローンなどの借入明細書などをそろえておいてください。不動産をお持ち方は、登記簿謄本や固定資産評価証明書なども必要です。最後に、戸籍謄本と、婚外子はいないでしょうね。あなたの法定相続人を確認してください。今は本もでていますし、行政書士や司法書士さんお尋ねすればすぐわかります。

こういうことがありました。そのご家庭はご両親は亡くなり、奥さんと二人ぐらしで、子供さんもいませんでした。ご主人のご兄弟は、弟さんが二人いました。ある日突然、ご主人が心筋梗塞で亡くなってしまいました。この場合は、法定相続人は誰でしょうか?

登場人物の配偶者の奥さんと、二人の弟さんたちですね。配偶者が4分の3、弟さんたちが、残りの2分の1づつですので、8分の1ですね。

しかし、ご主人は、子供さんに恵まれないなか、奥さんと苦労して、頑張ってきたので、こっそり遺言書を書いていました。それは奥さんに全額相続する内容でした。さてこれはどうなると思いますか?

そうです。遺言書通り、奥さんが全額相続することができたのです。

この場合は、自筆遺言証書でした。但し、自筆遺言証書の場合は、トラブルことと、紛失したり、ご家族がこっそり中身をみて、破棄することもあるのです。家族で相談して決めれば、公正証書遺言書を公証人役場に行けば公証人が作成してくれますので、できれば公正証書遺言書にしましょう。また弁護士の依頼することもできます。お金持ちはこれをしているので、遺産総額5000万円以上の方の係争は少ないのです。

まずは、専門家にご相談することをお薦めします。やはり、人生の集大成の最後の仕事は、相続をどうするかではないでしょうか、金額の多少にかかわらずしておくべきです。さて消費税をあげることが決定しましたが、相続税も改正されて、平成27年度から変更実施されるのをご存知ですか。明日は相続税について書きます。乞うご期待。皆様のご多幸を祈りつつ。合掌 徳温禅月。



2013年10月1日火曜日

終活ー知らないと大変!相続Ⅱ-

 おはようございます。
昨日、友人と話していたら、「俺は財産はないから、心配していない、現金は残さず死ぬまでに全部使う」と言っていましたが、「家はどうするのか」と尋ねると、長男にあげるとのことでした。それは遺言書にかいてあるのかと聞くと、まだ「書くのは早い」との返事でした。

ほとんどの人が、こんな感じなのかも知れません。ひとつには、自分のいのちはまだあると思っているからです。そんなことは神のみぞ知るで、今日、脳梗塞や心筋梗塞でばったり行くかもしれないし、風邪と思っていたら、肺炎に罹って亡くなる人も死亡原因の第3位なのです。

失礼かと思いますが、海外旅行に行って、バルーンが墜落して亡くなったり、殺されたりしたニュースを見ると、先のことは全く分からないです。仏教では、そういう災害をあわないように、真言や陀羅尼を唱えますが、現代人は信仰心がないので、闇のなかを歩いているようなものです。

以前、お問い合わせがあった件で、奥さんと子供さん二人の家族で、ご主人が遺言書を書かずに亡くなったため、法定相続によって分割協議を家族でしたが、お父さんが生前、あの土地はお前にあげると言ったいたとかで、もめて、弁護士さんにお願いして、調停してもらい、遺産分割協議書を書いて合意したが、先日お会いしたら、まだ同じことを言ったいたので、いいかげんにしないとバチがあたるよとおもわず言ってしまいました。この兄弟はそれ以来、口もきかない関係です。

この場合の遺産の分割割合はどうなっているか、ご存知ですか?

ご主人の奥さん、配偶者ですね。配偶者が50%です。そして二人の兄弟は、25%づつです。もしご主人が奥さんも老後の生活費が必要なので、遺産をすべて奥さんに相続させると遺言書に書いておくとこのような問題は起きなかったし、遺言書を書くときには、生前に納得のいくように家族で話しあうことをお薦めします。

また、お父さんがお金を借りていたことを内緒にしていて、亡くなった後わかって、財産を相続すると同時に負債(借金)も相続することも忘れずに、借金もきちんと書いておきましょう。わかっていれば財産放棄することもできます。

また、親子や兄弟の連帯保証人になってはいけません。一族郎党、自己破産に会う人も多いのです。連帯保証人が必要な借り入れはしないことです。これを「家訓」にしているご家族もあります。

最近、前の会社の部下が家を建てたので、何年の住宅ローンにしているのと聴いたら、35年とのことでした。35歳で建てたので、70歳まで住宅ローンの返済をしなければならない世帯が増えていますが、必ず死亡保険付きにしておくことが大事です。ライフプラニングをきちんと立てておかないと、子供さんの教育費の大学卒業までに、約800万ほどはかかるのです。

少し、話が脱線しましたが、50歳を過ぎたら、エンディングノート(ライフプランノート)を書いて、人生設計を見なおすと同時に遺言書を書いて下さい。遺言書には、「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」があります。どちらも長短がありますので、まずは自筆証書遺言を書いて、最終確定の時点で公正証書にすることをお薦めします。

自筆証書遺言は、全て自筆で書いて下さい。日付を具体的に書いて下さい。そして署名・捺印です。できれば実印で捺印しておくことです。奥さんと連名での遺言書は認められません。数枚になる場合は割り印しておきましょう。但し、自筆証書遺言の場合は、死後見つかって裁判所の検認が必要なため、時間がかかり、相続人の立ち合いが必要となります。

毎年、書いて家族に発表する社長さんがいますが、家族もいい意味でやる気が出るとのことでした。逝く人も残された人も安心できるようにしておくことが大事です。皆様のご多幸を祈りつつ。合掌 徳温禅月。