おはようございます。
うちのお袋が93歳、女房のお袋が103歳、二人とも頭はしっかりしていますが、やはり足腰が弱っているみたいで、お袋は歩くのがおっくうみたいです。1週間に一度は顔を出しますが、最近はいつも寝ています。女房のお袋は、実家に義兄と住んでいまししたが、義兄が74歳で、面倒が見れないということもあり、義姉の近くの介護施設に入居しています。先般も転んで骨折し、車イス生活です。
日本国中、このような風景はあたりまえになっているのですが、還暦を過ぎると、少なくとも両親は80歳以上になっているのです。日本人の平均寿命は、男性79.64歳、女性86.39歳で、健康寿命は男性70.4歳、女性73・62歳で、その差は男性で9.22年。女性で12.77歳ですので、数字的にはこの差の10年余りが介護が必要という計算になります。
介護を要するのは、自分一人では入浴、排せつ、食事ができないからです。その度合いによって、要支援1~2と要介護1~5のランクがあるのです。皆さんは最後の日を迎えるときになったら、どのような生活を送っていたいと思っていますか。
私は、ロッキングチェアに座って、ときには本を読む、ときには音楽を聴き、そして外を眺めながら静かにご浄土(天国)に行きたいと思っています。すくなくとも80歳をすぎても歩けなくならないように、今も毎日ウォーキングしているわけです。
しかし、現実を見ると、他人に迷惑をかけたくないと言う思いから、介護施設や老人ホームに入ったりするのでしょう。まずは、食や運動にこころがけ、自分の健康寿命を伸ばす努力をすること、そして基本的な介護に関する知識を持っておかないと子供まかせというわけにもいかないです。
いわゆる老々介護になるまえに、地元で開催されている市民健康福祉まつりなどに足を運んでお話を聴いておくことも必要なのです。体力が落ちてきたり、物忘れがひどくなってきたら、各市町村の「地域包括支援センター」に相談してください。
足腰は大丈夫だと思っていたら、認知症がでてきたりしますので、成年後見制度なども知っておくことです。「見守り契約」をして守ってもらうことも必要です。老後をどのようにすごすかも考えておかないと結局、身内であっても、ほかの人に迷惑をかえるし、自分も気兼ねするのです。
作家の山崎豊子さんが亡くなりましたが、最後まで自分の仕事をし、自分の生き方を貫きとおしたいものです。山崎さんのご冥福を祈りつつ。合掌 徳温禅月。
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