2014年12月10日水曜日

志(こころざし)とは~マララ・ユスフザイさんに学ぶ~

 おはようございます。
志(こころざし)とは、崇高なものであり、純粋なものであります。志(こころざし)とは何であり、世界は今、最もこころざしを持った少女を見ています。そうです。パキスタンのマララ・ユスフザイさん(17歳)です。彼女の姿に、志(こころざし)をはっきり見ることができます。

学研マーケティングより出版されています。

ノーベル平和賞受賞記念スピーチが楽しみですね。マララさんが国連でスピーチした勇気ある言葉の中から抜粋してみました。全文はいつでもネットで読めますよ。

「無学、貧困、そしてテロリズムと闘いました。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが私たちにとってもっとも強力な武器なのです。

1人の子ども、1人の教師、一冊の本、そして一本のペン、それで世界が変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデユケーション・ファースト(教育を第一に)。ありがとうございました。」 


「肌の色、言語、信仰する宗教は問題ではありません。互いに人間として尊重し、尊敬し合うべきです。私たちは子供の権利、女性の権利、あらゆる人権のために闘うべきです。」


「私の志はまったく変わりません。私の希望も、夢もまったく変わっていないのです。」


世界には、小学校すら通えない子供たちが5700万人もいます。また読み書きができない大人たちが7億7400万人もいるのです。この現実を私達日本人は直視しなければなりません。

私の友人が、昨日、市民のことを志民と書いていました。マララさんのように有名な人ではないが、市井には、志(こころざし)をもって、仕事をし、事業を起こし、地域社会や人のために尽力している人がたくさんいますね。まさにこのような人たちと連帯することが世の中を一歩づつ、そして大きく変えることができると思います。

国語辞典には、志とは
㋐ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。「を遂げる」「事、と異なる」「を同じくする」「青雲のを抱く」

㋑心の持ち方。信念。志操。「を高く保つ」

と書いていますが、志(こころざし)とは、こころの奥深くにある魂からくる情熱であり、信念であると思うのです。すべての思想や行動の始まりは、志(こころざし)なのです。12月は自分の志(こころざし)とはなにかを問いかけるちょうど良い機会です。自分の志(こころざし)に気づいたとき、あなたは大きく飛躍できるのです。合掌 徳温禅月。





2014年12月9日火曜日

志(こころざし)を持て

 おはようございます。
2015年を前にして、少年、青年、壮年、老年を問わず志(こころざし)を持てといいたい。昨晩、インスピレーションを与えられのです。時代は大きく変わろうとしています。地球は、自然界はその歴史において、人間の力など及ばないエネルギーで清浄化しようとしています。昨今の自然界のおのずとわかるでしょう。人間界は、まだそのことに気づくことなく、ノアの方舟の時代とかわることなく悪に染まっていないかい。

では志(こころざし)とは何でしょうか。それはいわゆる目標ではない。それは精神であり、思想であり、魂なのです。志(こころざし)に気づいたもののみが、世界を切り開くことができます。

起業家の志(こころざし)とは、世のため、人のために、業を起こし、生産につなげ、雇用を促進し、その製品やサービスが人々の生活に寄与するための理念であり思想なのです。金儲けの守銭奴は時代の泡(あぶく)に過ぎない。起業家の志(こころざし)は無私のこころであり、利他のこころなのです。

2011年、ソフトバンクの孫正義は新卒者を前にして、講演した内容の一文をご紹介しましょう。

今年はNHKの「龍馬伝」の放映もあって、坂本龍馬ブームと言っていい状況です。実は私たちソフトバンクのロゴマークは、龍馬が作った海援隊の二本線の旗から生まれました。私たちも、自由な発想力と大胆な実行力で日本を近代国家に導いた龍馬のような「志」を持ちたい、という思いから決まったのですが、日本はまさに当時の幕末のような状態にあり、政治や経済などさまざまな問題により、国全体が活力を失っています。日本をもう一度よみがえらせるためには、龍馬のような高い「志」を持った若者たちが結集し、「この世の中をもう一度活性化させる」という思いを持つことが大切です。」

かって、幕末の志士たちは、列強欧米を見て、日本の将来を憂い、日本はどうあるべきかを考え、日本人が本来持っている不撓不屈の精神を高揚させることで、その指針を明らかにして、決起したのです。

もう少し言うと、ビジネスマン、サラリーマン、自営業者の君はどんな志(こころざし)を持っているんだい。なぜ働くんだい。たとえサラリーマンであっても、世のため人のためにならない仕事に手を染めてはならない。上司に迎合する必要もない。そのような信念を持った人材を、経営者は求めているんです。

今日はここまでとします。次回をお楽しみに!皆様のご健勝をお祈りしつつ。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。





2014年12月8日月曜日

不思議なご縁

 先日、マクロビオティックの友人が赤峰勝人氏の問答塾での講演CDをもって来ました。赤峰勝人氏とは、大分県大野市野津で無化学肥料・無農薬のお米やお野菜を作っている自称百姓ですが、すばらしい農業を営んで若手の育成や全国に啓蒙活動をしています。

私は、人生を振り返ると、必要な時に大事な方が現れ、救われてきたような気がします。今年の夏、胆嚢ガンのため、胆嚢とリンパ節の摘出手術をしましたが、赤峰勝人氏の講演を聴ける機会や本屋に行くと、近藤誠先生やナリ済陽高穂先生、そして石原結實先生などの本と出会うことができました。

このように不思議なご縁があるのですが、CDを持って来てくれた友人が、塩谷信男先生を知っているかというので、よく知っていると答え、本を一冊貸してあげました。友人が知りたかったのは、塩谷信男先生が提唱した正心調息法です。

さて、トータルパーソンを提唱したポールJマイヤーや万代恒夫牧師、盛和塾の稲盛和夫氏などとの出会いがあり、その後、中村天風氏の天風会、東京国際仏教塾での中野東禅先生との出会いなど奇遇と言えるものが多々あります。

これらの出会いから革新を得たものを皆さんに伝えて行きたいと思います。人は生きものと言いますが、息ものでもあるのです。息をすることができなくなったら死んでしまいます。ただ、息をするだけでは長生きすることはできません。

103歳まで生きた松原泰道禅師や105歳まで生きた塩谷信男先生、そして奔馬性結核を克服し92歳まで生きぬいた中村天風先生の教えの共通しているのは、方法に違いはありますが、考え方と呼吸と瞑想です。


少しづつ皆さんにご紹介していきます。次回をお楽しみに。南~無 合掌 徳温禅月




2014年11月28日金曜日

「男の厨房」11月~ぶり刺しといとよりのあらだき~

 おはようございます。
光岡公民館での11月の「男の厨房」は、パティオふじのオーナーシェフ園田まさよし氏をお迎えしての料理教室でした。本日は、ぶり刺しといとよりのあらだきです。

園田先生です。

豊後水道の「ぶり」と「いとより」です。

うろこのとり方を教えています。

しょうがをみじん切りにしますが、切ろうと思わず自然に包丁を動かす。

レンコンとごぼうは、お鍋の下にしきます。ごぼうは味がしみ込みようにたたいておきます。

いとよりに5ミリほど包丁を入れておくと、味がしみ込みます。

いとよりは、こげないようにごぼうとレンコンとしょうがのうえにおきます。

ぶりの三枚おろしです。えらから取っていきます。


ぶりの皮も包丁にまかせて自然にとっていきます。

刺身は包丁を落としてひきますと自然に切れます。

いとよりは中火で、吹き上がったら、だしを30分ほどいとよりにかけます。

はいできあがりです。ぶりのお吸い物と大根との煮つけもそえます。

みんなでいただきます。

食べきれないので、夕食に持って帰りました。楽しい料理教室でした。園田先生に感謝です。






2014年11月26日水曜日

「ストレスに負けない生活」ー心・身体・脳のセルフケアーを読んで

 おはようございます。
先般、NHKの朝のニュースを見ていましたら、「マインドフルネス」について、特集していました。「ためしてガッテン」不眠ストレス緊張撃退と題して、熊野宏昭先生が出演したそうです。昨日のストレスが起きる原因について書きましたが、この本を読むとストレスを和らげる方法についても書いています。アマゾンよりご紹介しますと、


「ストレスに負けない生活」 熊野宏明著(ちくま新書)

内容(「BOOK」データベースより)

現代人は子どもから老人まで、ストレスを抱えて生きている。目に見えないストレスは、いつの間にか蓄積し、様々な影響を及ぼす。心と身体がクラッシュする前に、自分を解放してあげよう。カギは、「力まず、避けず、妄想せず」。いつもいっぱいに詰まった頭から、どうしたら自由になれるのか。本書では、ストレスとリラクセーションのメカニズムを知り、生活習慣と心身の深い関係を概観、行動医学、脳科学の知見をもとに、自分でできるストレス・マネジメントの方法を伝授する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

熊野/宏昭
1960年石川県生まれ。東京大学医学部卒。医学博士。東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野助手などを経て、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東大病院心療内科)准教授、早稲田大学大学院人間科学研究科非常勤講師。生活習慣病、心身症、パニック障害などの行動医学的研究、ストレスとリラクセーションの脳科学的研究が専門。臨床面では、心身症、自律神経失調症、パニック障害、摂食障害などを対象に、認知行動療法やリラクセーション、マインドフルネスを積極的に用いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この本はなかなか、おもしろく、最終章に具体的な解決法「マインドフルネス」について書いていますので、参考になると思いました。構成を見ると、「はじめに」に熊野先生が書いていますが、
第1章 ストレスって何?~「ストレス」そのものの心身両面から理解を図ります。
第2章 なぜかストレスのたまる人の習慣~人によってストレスがたまりやすい人、たまりにくい人がいる事実を、「毎日の習慣=行動」面から人間を理解する視点を導入することによって説明していきます。
第3章 りきまず編~ストレスと対蹠的にあるリラクスセーション状態の特徴と、それを作り出す具体的な方法について解説します。
第4章 避けず編~行動医学の臨床で活用されている認知行動療法に関する説明です。
第5章 妄想せず編~大きな効果を上げている「マインドフルネス」という方法について解説します。
どうです。この本、読みたくなりましたか。経営者やビジネスマンは読んでおくべき必須の本だと思います。ぜひ読んでみてくだい。それでは皆様がストレスに負けない生活を送れますようにお祈りします。 南無 合掌 徳温禅月。




2014年11月25日火曜日

ストレスについて

 おはようございます。
現代社会は、目に見えないストレスにいかにさらされているのでしょうか。

ストレスが及ぼす影響は、身体的は最大疾病病や生活習慣病の原因のひとつでもあると言われています。また精神的には、引きこもりや鬱病などの精神疾患などを誘発しています。このストレスなるものはいかなることから発生するのでしょうか。

「ストレス指数(ホームズ&レイ1967)というものがありますが、
①配偶者の死(100)
②離婚(73)
③夫婦の別居(65)
④刑務所などへの拘留(63)
⑤近親者の死(63)
⑥けがや病気(53)
⑦結婚(50)
⑧解雇(47)
⑨夫婦の和解(45)
⑩家族が健康を害する(44)以下は妊娠、性的な障害、新しい家族メンバーの獲得、職業上の再適応、経済上の変化、親密な友人の死、仕事・職業上の方針の変更、配偶者とのトラブル、借金が100万円以上に及ぶ、借金やローンのトラブル、仕事上の責任の変化、息子や娘が仕事を離れる、法律上のトラブル、特別な成功、妻が働き始めるか仕事を辞める、生活条件の変化、個人的な習慣の変更、職場の上司とのトラブル、労働時間や労働条件の変化、住居の変化など」(小此木啓吾著{対象喪失}より)

配偶者の死は、男の方がストレスになるみたいですね。女性はむしろ元気になる方もいますが。離婚や病気や解雇など、まさに生老病死の世界ですね。

現代社会はさらに複雑になりさまざまな悩みをほとんど人が抱え、ストレスの要因になっています。中野東禅先生の「座禅入門」(毎日新聞社)のなかで以下のように書いています。

  「生きがいについて
生活に疲れはてた、出世競争に落後、生きてゆくはりを失って、やりがいのない仕事、職場に居づらい、上司とうまくいかない、仕事に生きがいを見出したい、今度こそと思いながらやる気が起きない
孤独について
相談相手もなくノイローゼ気味、東京は砂漠だ、私を必要としている人がいない、などなど
性的な問題について
平凡な毎日に刺激が欲しい、妻子がありながら若い女性と、浮気・不倫などなど
結婚について
婚期を逸した、夫(妻)がわたしに冷たい、つい夫(妻)にガミガミ言ってしまう、夫婦の性格があわない、夫婦間の疑惑と嫉妬、交際上の悩み
お金について
収入が少ない、失業の不安、正社員になれない、資金繰りが困難、貧乏などなど
親子の関係について
子供とコミュニケーションがとれない、反抗期、両親とうまくいかない、子供が非行に走っている、嫁・姑・姑とうまくいかないなどなど
老いと病について
老後の生活に不安、病気を抱えている、ガンを宣告された、健康に不安を抱えているなどなど」

その他、様々な悩みやストレスを抱えて生きているのです。これらが心身を蝕んで精神的にも肉体的にも病気になっていくのです。それではこのようなストレスを克服するにはどうすればよいのでしょうか。それは、釈尊(仏陀)が切り開いた禅瞑想なのです。次回のお楽しみ。

それでは皆様のストレスが軽減され、こころ安らかに生活できますようにお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。




2014年11月17日月曜日

「もっと知りたい~変わりゆく時代を生きるヒント~」を聴いて

 おはようございます。
先日、大分県金融広報委員会の主催で、金融経済講演会がありました。見城美枝子さんが「もっと知りたい~変わりゆく時代を生きるヒント~」と題してお話されました。前段は、振り込み詐欺に代表される特殊詐欺が多発しているので、対処法をお話され、参考になりました。

とんでもない連中がいるもので、近親者など調べ上げ、作成し、電話をしてくるそうです。人のものを盗むと言う行為に罪の意識がない人たちが増えているとしたら、まさに末法の世かもしれませんね。見城さんが後段で、お話した「時代」に興味がでて、ウキペディアを活用して年表を作ってみました。

昭和・平成の時代
·         1945年(昭和20年)第二次世界大戦終了
·         1950年(昭和25年) 朝鮮戦争勃発。
·         1969年(昭和44年) GNP世界第二位
·         1970年(昭和45年) 日本万国博覧会(大阪万博)開催。学園紛争と70年安保闘争
·         1973年(昭和48年) 第一次オイルショック
·         1986年(昭和61年) バブル景気
·         1991年(平成3年) 湾岸戦争勃発。
·         1992年(平成4年) バブル景気崩壊

·         2011 (平成23) 東日本大震災福島第一原子力発電所事故。 ~ウキペディアより~

昭和20年生まれの人が、今はもう69歳、70歳の大台ですね。バブルがはじけた年に生まれた人が22歳になりますね。時代に影響を受け、時代に翻弄され、時代に押し流され、時代と共に生きている。

中島みゆきさんの「時代」を聴いていると、どの時代に生きていても色あせない新鮮さを感じながらどんな時代でも、生き抜くしかないのだと思うのです。

ご自分が生き抜いた時代を、自分史にまとめてみませんか。これもまた終活のひとつですね。それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。