2014年7月30日水曜日

銀座のママに学ぶ経営力・人間力

 おはようございます。
昨日、大分県日田市の商工会議所主催の商店街活性化セミナーに参加し、銀座「クラブ稲葉」のママである白坂亜紀さんの講演をお聴きすることができました。プロフィールはぜひネットで検索していただければすぐわかりますので、割愛しますが、お話しを聴いていて、一流の方だなと思いました。なぜなら銀座と日本文化とクラブに精通しているからです。

講演会が始まる前から、超満員でした。


講演は、2時間余り、ぶっとおしでお話され、あっという間でした。つまり面白いと言うことです。銀座の品格やクラブのシステムのお話など興味津々でした。クラブ稲葉はビジネスマンの方が多いので景気に左右されるそうですが、半沢直樹ような男もいるそうです。


出世する男の条件として、「太くて、堅くて、長い」お客様。健康であることですが、早寝早起きだそうです。だらだら遊ばない。「相手によって態度を変えない」のが一流の男、誰に対しても丁寧だということです。あなたはあてはまりますか?

黒地の訪問着、意気でいいね~。

もっとも、重要なのは、「意気」であること、見返りを求めない。日本人としての美意識が高いということです。インドも中国も哲学は理想だが、日本人はその哲学を現実化する、つまり実践するという話には、さすが早稲田大学一文出身だなと思いました。

日本人しか持ってないこころが「おもてなし」のこころで、見返りを求めないサービスであり、「思いやり」だということです。

銀座ミツバチプロジェクトにも参加し、銀座に里山を作っているのに、びっくり。また震災後も東日本への支援活動を実践しています。「いちど、東京さ行ったら、銀座のクラブ稲葉に絶対に行くべ」と思いました。
「銀座ミツバチプロジェクト」をPPTで説明してくれました。え!銀座が里山?



白坂亜紀さんがいつまでもお綺麗でご活躍されることを心よりお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。






2014年7月29日火曜日

殺すなかれ!

 おはようございます。
正直、佐世保の同級生女子による高一女子殺害のニュースを目にするたびに、心が落ち込んでしまいます。亡くなられた少女は、どれほど無念だったでしょうか。どれほど悲しいかったでしょうか。どれほど苦しかったでしょうか。

わが子を亡くしたご両親の苦しみはいかほどでしょうか。悲しみはどれほどでしょうか。慟哭、泣き崩れるご両親の姿を思うと、心が締めつけられます。同級生、友人の悲しみもまた、拭い去れない。どうして、どうしてという声が聞こえる。

瀬戸内寂聴さんが、「いま釈迦のことば」(朝日文庫)という本を出した時、最初の言葉は「殺してはならぬ」です。お釈迦様の言葉を編集した「法句経」(ダンマパダ)から寂聴さんが選出したのですが、最初のことばは「殺してはならぬ」です。

「すべての者は暴力におびえ、
すべての者は死をおそれる。
わが身にひきくらべて、殺してはならぬ。
殺させてはならぬ。」ー法句経129-

「すべて者は暴力におびえる。
すべての(生きもの)にとって生命は愛しい。
わが身にひきくらべて、殺してはならぬ。
殺させてはならぬ。」-法句経130-

「不殺生、殺すなかれ、殺させるなかれ」は、人類の戒律ではないでしょうか。人間がこのもっとも重要な戒律を守ることができないとしたら、人間ではなく、餓鬼であり、悪魔に成り下がっているのです。いかなることがあっても守らなけれならないもの、「殺すなかれ」です。

人間という字は、人の間(あいだ)と書きますが、人と人のふれあい、人への思いやりがあって初めて、人間なのです。このような人間生活を放棄したとき、悪魔がすり寄ってきて、「殺せ」とささやくのです。悪魔にこころを奪われてなりません。

戻ってきてほしい、しかし戻っては来ない、この悲しみを拭い去ることはできるでしょうか。これから人生の夢や目標に向かって、進むもうとした少女の魂は、悲嘆にくれています。どうそ、その魂が御仏のみもとで慰めれますようにと祈るばかりです。南無釈迦牟尼仏 合掌礼拝 徳温禅月。

参考図書 「いま、釈迦のことば」 瀬戸内寂聴著 朝日文庫






2014年7月28日月曜日

「老人と病人と死人が教えてくれるもの」~仏教聖典より~

 おはようございます。
今、世界に起きていることほど、ひどいものはない。魑魅魍魎の悪霊が跋扈する時代なのか?イスラエル、ガザでの虐殺、ウクライナ旅客機撃墜、そして日常に潜む残虐な殺人行為が佐世保で起きた。「殺すことは無かれ」と仏陀もキリストも言った。殺すことは、許されていないどころが殺された人の魂も、殺人者の魂も傷つくのです。

「仏教聖典」(仏教伝道協会)「人間世界において悪事をなし、死んで地獄に堕ちた罪人に、閻魔王が尋ねた」物語があります。

閻魔王「おまえは人間の世界において悪事をなし、三人の天使に会わなかったか。」

罪人 「大王よ、わたしはそのような方にはあいません。」

閻魔王「それでは、おまえは年老いて腰を曲げ、杖にすがって、よぼよぼしている人を見なったか」

罪人 「大王よ、そういう老人ならば、いくらでも見ました。」

閻魔王「おまえはその天使に会いながら、自分も老いてゆくものであり、急いで善をなさなけらばならないと思わず、今日の報いを受けるようになった。」

閻魔王「おまえは病にかかり、ひとりで寝起きもできず、見るも哀れに、やつれはてた人を見なかったか。」

罪人 「大王よ、そういう病人ならいくらでも見ました。」

閻魔王「おまえは病人というその天使に会いながら、自分も病まなければならない者であることを思わず、あまりにもおろそかであったから、この地獄へくることになったのだ。」

閻魔王「次に、おまえは、おまえの周囲で死んだ人を見なかったか。」

罪人 「大王よ、死人ならば、わたしはいくらでも見てまいりました。」

閻魔王「おまえは死を警(いまし)め告げる天使に会いながら、死を思わず善をなすことを怠って、この報いを受けることになった。おまえ自身がしたことはおまえ自身がその報いを受けなければならない。」 (「仏教聖典」P97~P98)

人を死に追いやったものは、それが戦争であれ、殺人であれ、その報いを受けなければならないのです。あの世に天国(極楽)も地獄もあるかどうかわからないという人がいますが、この世で、天国も地獄も見ているし、天国、地獄も体験しているではありませんか。

この世と、あの世は、相関関係ですから、この世で地獄をつくるものはあの世では地獄であり、この世で天国をつくるもの、つまり善をなすものは、あの世でも天国にいるのです。魂の選別はそのように行われるのです。

それでは、わたしたちが善をおこなうことができますようにとお祈りしつつ、南無釈迦牟尼仏 合掌礼拝 徳温禅月。







2014年7月25日金曜日

男の厨房第2講~なすのマリネ~

 おはようございます。
私の終活活動の一環として、「男の厨房」に毎月一回通っているのですが、料理って面白いですね。いつ独り身になるやもしれないし、妻の介護をすることになるかもしれない、お先は見えないので料理もひとりでできるようにしておく心構えで取り組んでいますが、これが楽しいのです。
「男の厨房」で皆さん、張り切っています。


第2講は、「なすのマリネ」、「鮭の柚子こしょう照り焼き」、「ピーマンとトマトの肉詰め」、「さば味噌そぼろのサラダ」、「豚肉と夏野菜の和え物」の5品を10名で作りました。

今回の担当は、「なすのマリネ」ですが、お二人用で説明しますと、なすを2本、ヘタとガクを除き、タテ1㎝に切ってください。ミニトマトは4個で半分に切ります。ニンニクを一片分、みじん切りにし、赤唐辛子一本を輪切りにし、フライパンに油を入れて、にんにく、赤唐辛子を入れて火をかけ、香りがえたら、なすに塩こしょうをして両面を焼きます。

油ごとボウルに移し、あら熱を取って、ミニトマト、レモン汁大さじ2杯とみじん切りしたパセリををくわえて、混ぜ合わせ冷蔵室でしっかり冷やしてから、器に盛り、バジリを飾ります。夏のスタミナ食としても食べやすく、ビールのつまみにもなります。

なすのマリネ

完成した5品

食の問題がマスコミを騒がせていますが、

「朝日新聞 2014年7月22日23時42分 マクドナルドやコンビニエンスストアなどで売られている、身近な食品で、またもや「食の不安」が起きた。中国の食品会社が、使用期限の切れた肉を使った加工食品などを納入していたことが明らかになった。上海市当局は立ち入り調査を実施し、21日までに生産を停止させた。問題になっているのは、米食品会社OSIグループの「上海福喜食品」。上海のテレビ局の調査で明るみに出た。報道によると、使用期限を約半月過ぎた鶏肉を混ぜてナゲットを製造したり、製造日を改ざんしたりしていた。また別の加工品では、期限を7カ月過ぎた牛肉を使っていた事例も確認された。同社関係者は、長年にわたって期限切れの原料が使われており、上層部の指示があったと語ったという。上海メディアによると、工場の従業員は「期限切れのものを食べても死にはしない」と言い放った。日本のマクドナルド(関東圏)やファミマなどにも納入されていたようで、該当商品は販売中止になったとのこと。」
料理人として一言言わせてもらうと、日本は、中国やアメリカなどとは食文化が全くちがうのです。日本人の食は、医食同源という思想があり、厨房に食卓に文化があります。このことの問題は、人民に餌を作っている国のものを、日本のコンビニやファストフードチェーンがコストを下げて利益をあげるために中国の工場で作らせて輸入していることです。そして消費者は、それが中国産(製)か国内で作られたものか全く知らされていないのです。
結論を申しあげれば、米でも牛肉でも、農産物のすべてPPTで安いからと言って他国のものを買って食べる必要はないのです。むしろ安全安心な地元の農産物を買って、自分で料理して食べないと、何を食べさせられているかわからないのです。ファストフードは食べない、コンビニやスーパーの国内表示のない惣菜や弁当も食べないことです。
原因と結果の法則通り、いいものを食べれば健康だし、わるいものを食べれば病気になるのです。どちらを選びますか、結果的には病気になれば、医療費は食費どころではありません。あなたはどちらを選びますか?
それでは皆様のご健康をお祈りしつつ、よき週末をおすごしくださいませ。南無 合掌礼拝 徳温禅月。


2014年7月24日木曜日

山の日、川の日、海の日を制定し、自然と響きあおう

 おはようございます。
私の好きな会社に、サントリーがあります。サントリートリスやオールドで育った世代だと言うこともあるのですが、経営者の姿勢と企業理念、それに基づいた製品作りに共感しているのです。VISAの情報誌にサントリーのセサミンの公告が入っていたので、つい注文してしまったのですが、商品と一緒に「自然のちから」という雑誌が入っていました。

読んで見ると、冒険家でありプロスキーヤーである三浦雄一郎さんのインタビュー記事が載っていたのですが、凄いですよね。75歳でエベレストに登れるとは、勇気が与えられますよね。また「人と自然と響きあう」という記事も、サントリー「天然水の森 奥大山」の写真がいいですね~。

大分県日田市小野川

さて、先日の7月21日は「海の日」でしたが、本当は山の日、川の日、海の日と祝日を順番に制定して欲しいと思うのですが、2016年より8月11日が山の日になることが国会で可決されました。自然豊かは日本という国は、山と川と海が生命を育み、農産物を作ってくれる重要なものです。

山がなければ、山林や森は二酸化炭素を吸ってくれない、水を蓄えてはくれない、川がなければ、田畑を潤して、農産物をつくり、海へと肥沃な土壌を運んではくれない、海がなければ、豊かな水の生き物を育んではくれない。そうして山と海と川は、天を通して循環しているのです。

ですから、まずは、山の神を祀り、感謝を捧げなければなりません。次の川の水神様をまつり、川が氾濫をおこさないようにお願いしなければなりません。海は、海の幸神を祀り、豊漁を祈願しなければなりません。古代から、人々の営みであったのです。現代人は忘れていませんか。


川の日は、いつするかって、国土交通省では7月7日、七夕の日です。いい日ですね。特に梅雨の危険な時期ですから、災難が降りかからないようにお祈りしましょう。日本では、宗教上の理由から、祈ることをしませんが、日本と中国以外の国では祈りを捧げるのは国民の義務なのです。

宗教の自由のない国と違う日本では、仏教の方も、神道の方も、キリスト教の方もそれぞれの宗教に準じて、このような祝日を制定して、恵みと安全に感謝し、お祈りすべきではないでしょうか。そして山と川と海に感謝し、守る義務があるのです。

それでは、人類が自然を大切にし、感謝し、守ることができますようにお導きくださいとお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。








2014年7月23日水曜日

スズメの学校と終活講演会

 おはようございます。
一昨年の北部九州集中豪雨で甚大な被害をこうむった大分県日田市ですが、その中でも多くの家屋が床上浸水した吹上町という町があります。この町はその後の復興も自治会長が率先して、住民の皆さんとコミュニケーションを取り、皆さんを元気づけ協力し合っています。

自治会長さんから、「終活講演会」の依頼がありましたので、「ハイ、喜んで」とお引き受けしました。よく聞くと、お寺のご住職さんや葬儀屋さん、公証役場の公証人さんたちから、葬儀や相続のお話しをすでに聞いているとのでした。

スズメの学校の校長先生のご挨拶です。

そのような活動をしているのが、「スズメの学校」という70代以上の方々のお勉強会でした。昨日の「終活講演会」にはなんと、吹上町公民館に入りきれないほどの住民の皆様が来場されていました。日田弁で言えば「たまげた」(びっくりした)ですね。

冒頭、スズメの学校の校長先生のお話があり、自治会長さんが、大声で「気合いだ、気合いだ、気合いだ」の三拍子の掛け合いをし、これまたたまげましたが、おそらく、生きて行くのも気合いだと言うことでしょう。

地域のコミュニケーションンがしっかりしていると、お年寄りが孤独にならない、町の出ごとに参加するのが楽しい、またお互いの健康状態などがわかる、災害時には即座に対応でき避難できるなどの多くの効果・効能があるのです。

熱心に聴かれるスズメの学校の生徒さん達です。

さて、今回の「終活講演会」では、終活活動の第一歩は、「エンディングノート」を書くことで、今まで生きて来た自分自身の振り返る、これから何をしたいか夢や希望を持つことができます。それが見えてくることが最も大切なことです。

次に、医療や介護、相続や葬儀、お墓のことなど、考えて書き込んでいくことをお薦めしています。私達の「終活を楽しむ会』では、終活活動をする多くの方を支援していきたいと願っています。地域に終活カウンセラーもふえてきています。

「終活を楽しむ会」~終活カウンセラー女子部会の皆さんです。

8月24日に「終活フェスタ2014IN東京」が産業貿易センターが開催されますので、ぜひ参加してみてください。それでは、皆様のご健康をお祈りしつつ、暑中お見舞い申し上げます。南~無 合掌 徳温禅月。





2014年7月18日金曜日

消費税転嫁対策・営業部門強化セミナーに参加して

 おはようございます。
昨日は、日田商工会議所・日田中小企業相談所主催の消費税転嫁対策・営業部門強化セミナーに参加しました。トップセールス育成塾塾長の赤嶺哲也氏の「売り込まなくても売れる!主導権を握る最強の『高確率営業法』」という講演テーマでした。


各地の商工会議所などが主催しているセミナーは、今が旬な講師を呼んでいるので、とても参考になるわけですが、昨日のお話は以前から私が言っていたことと同じで新タイプの営業が必要だということです。

従来型のセールスマンはいわゆる強引?な売り込み型、燃える営業マンタイプでしたが、これからはコンサルティング営業の時代なのです。

ものがあふれる時代では、強引な営業スタイルやトークは逆にお客様から嫌わるのです。営業マンはプロフェッショナルであること、取り扱う商品は、自社・他社を問わず精通していることです。お客様にとって、たよりになるアドバイザーでありコンサルタントなのです。

つまり、プロのコンサルタントとして、お客様の問題解決の手段を教え、手助けをするのが、営業の仕事です。それは営業だけにとどまらず、いわゆる事務系にしても、技術系にしても同様なのです。

赤峰氏は、フロントトークが必要だとお話していましたが、フロントトークとは、商品説明のまえにお膳立て(下準備)をしておくことです。いわゆるアプローチの段階でフロントトークをしっかりしておくこです。商品説明いわゆるプレンゼンテーションは次回でいいのです。

時代は、心優しい誠実な営業であり、お客様が求めるものをいかにアドバイスできるかが、高い成約率につながっていくのです。無理売りや押し売りからは、いい成果を得られません。ですから基本は「あなたがしてほしいことを、他の人にしてあげる」のです。

今回このような機会を企画してくれた日田商工会議所の職員さんに感謝を申し上げ、皆様方ともども事業やお仕事が成功しますようにとお祈りします。南~無 合掌 別府武志