2015年11月27日金曜日

四種類の人生~闇から闇へ、闇から光へ、光から闇へ、光から光へ~

おはようございます。
引き続き、青山俊董禅師の法話から気づいたところを書いておりますが、ご興味のある方は先生の本を読んでみると何倍にもなって祝福があると思います。特に「道を求めて」主婦の友社や「道元禅師に学ぶ人生」~典座教訓を読む~NHKライブラリーなどがよいでしょう。


先生は人には四種類の人生を歩む人がおられるとお話ししました。「闇から闇へと歩む人、闇から光へと歩く人、光から闇へと歩く人、光から光へと歩く人」とお話しておりました。

どんな人にも、闇から光へと歩む人生、光から光へと歩む人生を送りたいものです。そのためには、どうすればよいかをお話しされました。同様の箇所が「道を求めて」にありましたので抜粋しましょう。

心の中にアンテナを立てよ
今一つ心して姿勢を整えておきたいことは、法を聞く姿勢、教えを受ける姿勢についてである。お釈迦様は、師に出会い、法を聞く上での心構えを、次の二つの言葉で示されている。

たとえいのちのかぎり 師にかしずくとも 心なきひとは 正法を知らざるべし げに 匙を器につけども 美味を知ること なきがごとし(「法句経」六十四番)

たとえ瞬時の間 師にかしずくとも 心あるひとは たちまちにして 正法をしらん 舌こそ 美味を知るがごとし(「法句経」六十五番)

匙(さじ)はどんなおいしいご馳走をなんどすくっても、ついに味を知ることはできないけれど、舌は瞬時にしてその味を知ることができる。何十年、あるいは一生ともにあっても、ついに出会うことなくして終わってしまう、悲しい師弟や夫婦のありようもある。たった一度でも百年の知己のように感応道交することができる人もいる。要は心の中にアンテナを立てることだ。道という、仏という方向に向けてのアンテナを立て、スイッチを入れることだ。」P202

経営指導や社員教育をしていて、何度言ってもわからない人がいます。でも真剣に聴いている方は、一を知って十を理解できる人もいます。自らがアンテナを立て、スイッチを入れているかどうかです。

弘法大師空海さんが言った物事を成し遂げるには三つの力が必要であることを常々お話ししてきました。三力偈「以我功徳力、如来加持力、及以法界力」です。

まずは徳を積んで自分が努力精進することから出てくる力、次に御仏によって与えられる智慧と導きによる力、そして天地宇宙の法則と人間界の節理からくる力であります。この三つがなければいかなる物事も成就することはありません。つかのまの成功は、泡のごとく消し去ってしまうのです。

私は、闇から闇へと歩む人たちも見てきました。光から闇へと歩む人たちも見てきました。このような人たちも光へと歩むように仏教をお伝えしておりますが、その入り口として弘法大師御請来の宿曜経を研究し、皆様に幸せな人生を送ってほしいがために、密教宿曜占星をしてあげています。

それは天地宇宙の法則と人間界の節理をしらなければ、巡りめく年々の吉凶もわからない、自分の本性すらわからないし、他人のことも理解できず、闇雲に生きて、どん底に落ちていくのです。

すべての方が、豊かで幸せな人生を送っていただきたいと願ってやみません。それでは皆様のご健康とご多幸をお祈りしつつ 南無 合掌礼拝 徳温禅月。

個人相談及び経営相談について
宿曜経を用いて皆様の運命、人間関係を占星鑑定し、個人相談にお答えします。結婚・離婚問題、嫁姑・親子関係、職場内の人間関係、子供さんの教育と進路などの個人相談は、一件につき志納として三千円を納めていただいております。

また経営者の方は、あなたの運勢と今後の事業実施の時期と可能性と、組織の人事構成など宿曜経に基づいてアドバイスします。経営相談は、一件につき、志納として三万円を納めていただいております。
まずは、相談内容や詳細について、メールにてお問い合わせください。

別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP:http://www.beppusoken.com
メールアドレス:beppu1717@gmail.com





あんあんしんあん


2015年11月25日水曜日

青山俊董禅師に学ぶⅡ~正師、正しい教えに出会う~


おはようございます。
青山俊董禅師の法話の続きですが、「人間はあれが欲しい、これも欲しいと際限なく求めるが、それはきりがない話しなのです。「世間、福を求むる人 我に過ぎたるはなし」と釈尊のお話しがあるが、人間は欲が突っ張っているから、人生修行をしなればならない。」
 

「川の石も上流ではゴツゴツとした角ばってばかりですが、だんだん下流に流れていくにつれ、かどが取れ丸くなります。人生修行にも時間が必要で、だてに年を重ねるのではないです。人は練られて、練られて大成していく、熟成しなければ味は出てこない」



俊董禅師が、「安心という字を、ふつうはあんしんと読むが、仏教であんじんと読む。いつ死んでも、どこで死んでも大丈夫、どうなっても大丈夫という心境になることが羅漢であります。」とお話ししておりました。



「そのためには、良き師に出会うことが、人生もっとも大事な宝です。最初の出会いは、ご両親で、昔から三つ子の魂百までと言いますが、140億の脳細胞を使っていく土台は、三歳までに出来上がります。おっぱいは体の栄養ですが、赤ちゃんを抱いて向き合って目を見つめながらお乳をあげるのです。この子が明日の人類を救う、明日の世界を救う子になるようにと祈りながら子供を育てるのです。ですから心の栄養でもあるのです。インドで発見されたアマラはカマラは、オオカミに育てられたばっかりに人間に戻ることなくその生涯を終えました。子が親を選ぶことはできない。そのことをしっかり肝に銘じ子供を育てなければなりません。」


「昔から下農は草をつくり、中農は作物をつくり、上農は土をつくると言われている通りです。」法隆寺の大改築を成し遂げた棟梁の西岡常吉さんのお話をされましたが、農業をしている人も、大工をされている方も、自分を磨いてこそ一流と言われる者になれるのです。そのような方には必ずや正師と言われる方がいて、正しい教えをしてくださるのです。



先生の寺へ一人の青年が訪ねてきて、本堂で座禅をしてもよいかとのことだったので、許可をし、その座禅を見たときに、ヨガの座禅だとすぐにわかったそうです。


その青年は、先生と少しお話をしたいというので、話を伺うと、オウム真理教に入り、後悔していることを話し、苦しんでいる信者がいるので、その救出活動をしているとのことでした。その後その青年は、「オウムからの帰還」という本を出し、その本には教祖や教理の問題点を明確に書いているそうです。オウム真理教事件から多くのことを学んだのですから、混沌とした今だからこそこの教訓を活かさなければなりません。


間違った人や間違った教えに触れると、人生を台無しにしてしまいます。宗教や哲学・思想で間違いかどうかは、人間がなれない神仏への信仰があるかどうか、人間教祖を神格化しているかどうかです。人間は神仏にはなれません。そのことを明確にしていないと人間は傲慢になり、自分が成り変わろうとします。それは悟りでもなく、成長でもありません。いつの間にか魂を悪魔に売り渡すことになりかねません。



正しい教え、正しいことを教えてくれる正師に出会うかどうかもまた修行だと思うのです。この辺でお話の続きは次回に書きます。それでは皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌礼拝 徳温禅月。








あんあんしんあん

2015年11月24日火曜日

青山俊薫禅師に学ぶⅠ~本耶馬溪羅漢寺での法話~


 おはようございます

還暦を過ぎて、ある約束があり、数回本耶馬溪にある羅漢寺を参詣しました。ある約束とは、山荘無量塔(むらた)を創業した藤林晃司さんから「羅漢寺は違うよ、登ると圧倒される、凄いね、別府さん一緒に上ろうや」と誘われていたのですが、仕事に追われてそのままになっていたのですが、彼が57歳でその生涯を閉じたとき、その約束を思い出したのです。その時はお互いに20代でしたから彼はすでに仏教に目覚めていたからこそ、山荘を無量塔(むらた)と命名したのでしょう。


今回、不思議な出会いで、115日に深耶馬溪に行ったのですが、羅漢寺へは行けず、どうしても気がかりで、再度10日に本耶馬渓羅漢寺に上ったとき、本堂の横に、青山俊薫禅師の法話のご案内のポスターが貼ってあるではないですか。


青山俊董禅師については、東京国際仏教塾の曹洞宗専修コースで、中野東禅禅師よりお聞きし、本を買って読みました。瀬戸内寂聴先生も尊敬していますが、寂聴さんは作家に軸足を置いているなとかんじるのです。青山先生は、仏教そのもの特に禅に生涯をささげているお方ですからほとばしる言葉が少し違うのです。


早速、羅漢寺へ申込みましたところ、参加者が定員になっておりましたが、次期ご住職の太田英華禅師が快く、参上許可してくださいました。羅漢寺の山門までのいくつかの階段を踏みしめながら上ると山門につきます。仁王門で合掌し、さらに上っていきますと、千体地蔵が祀っています。その横に江戸時代、広瀬淡窓先生ともゆかりのある豪潮律師が建立した宝塔があります。合掌礼拝し、山門へと向かいます。古刹にふさわしい石段と山門ですが、写真撮影はできませんの、耶馬溪観光協会の写真をご覧いただけると雰囲気がわかると思います。私はなぜか来るたびに藤林晃司さんの言葉を思い出すのです。


山門で合掌し、さらに上っていくと五百羅漢堂があります。圧倒されますね。釈迦如来様に合掌~礼拝し、私の守本尊である文殊菩薩様に合掌~礼拝です。五百羅漢堂の上に本堂があります。30分前に着きましたが、皆さんご参集しておりました。



本堂に上がり、ご本尊に合掌~礼拝し、席に着き座禅をさせていただきました。青山俊董禅師のご紹介が雲水さんからありましたが、知らない方もおられると思いますので、少し書きますと、



5歳で信州の曹洞宗無量寺に入門し、15歳で得度、愛知専門尼僧堂にて修行。駒澤大学仏教学部・同大学院終了のち、愛知専門尼僧堂に勤務し、昭和51年より堂長。59年正法寺住職を兼務。後進の育成はもとより、参禅指導、講演、執筆などで幅広くご活躍、特に茶道や華道を通して、一般の方々へわかりやすい禅の普及に努めています。平成21年曹洞宗大教師、現在曹洞宗師家会長を務めています。」



南無釈迦牟尼仏、南無釈迦牟尼仏、南無釈迦牟尼仏と皆様と合掌礼拝し、青山俊董禅師が入場し、開演です。御年82歳とのことですが、凛として立席のまま、お話しを始められました。



法話の主題は「仏教・禅文化に親しむ」ですが、メモに書き留めておいたことしか皆様にご紹介できませんが、



「人生とは何か、それは人生とは幸せを求めての旅だと思います。ここにおられる羅漢とは、その意味は無学、絶学、極果(ごくか)の方々であり、無学、絶学とは学ぶことを学びつくしてもう学ぶことはない、極果とは、極めつくした世界です。



幸せを求める旅路といっても何を幸せとするかそれぞれの人生は決まるのです。世の中に人は値打ちのないものにあくせくし、お金を貯める、えらくなる、など求めているが、人は裸で生まれ、裸で去っていく、持って行けるものなどひとつしてない。お金や地位名誉にちっともうらやましくはない。持って行けるとしたら、どんな生き方をしたかだけです。」



人は何のために生まれ、何のために生きているのかと考えるとこの世の人生の中で、羅漢(極め尽くすこと)になること、仏道を歩み、菩薩への修行をさせていただくことだと思います。この心境になるのに60歳の齢を過ぎましたが、人それぞれ、若くして答えを見出す方もおられるし、死ぬ間際に答えを見出す方もおられましょう。あるいは道半ばにして生涯を閉じる方もおられましょう。問題は「何を求めているか」だと思いました。



次回またお話の続きを書きます。それでは皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌礼拝 徳温禅月。




     午後00:0000:25

2015年11月19日木曜日

宿曜経・密教宿曜占星で見るヒラリークリントンさんの運勢

 おはようございます。
フランスのパリでの無差別テロ、世界は悪の連鎖に翻弄され、混沌としています。そしてトルコでG20がありましたが、各国のリーダーを見ているとなんとほとんど男性ではないですか。女性ではドイツのメルケル首相と韓国のパククネ大統領と・・・。

いわゆる男系(性)社会にも問題があるんではないかとふと思いました。世界は母系(女性)社会のほうが平和でうまくいくのではと思いつつ、世界のリーダーであるアメリカでは、大統領選に向けて、女性のヒラリークリントンさんが優勢だということですので、彼女の宿星を見たくなりました。

ヒラリークリントンさんは、19471026日生まれで、羊宮に属する婁宿です。羊宮とは、「その神羊のごとし、ゆえに羊宮と名づく、景行ある事を主どる。法として福徳多く、長寿にしてまたよく忍辱なるべし、厨儀を掌るの任に合す」

神羊というのがすごいね、景行ですから政治とも言えます。また幸福で徳があり、長生きすると書いていますし、忍耐力がありそうですね。ご主人の浮気のときも微動だにしませんでしたね。

では、婁宿とは、「技能多く疾病少なく、好んで医法を解し、公務を務め、志をうくることを慎蜜なるに合す。」と書いていますが、技能多くとはタレント性があるとも言えます。医学や法律に精通し、公務いわゆる政治や行政手腕があると言えます。さらに志をもって、人材を徴用し、活用できる、リーダーシップを発揮できると解することができます。まあ、あたっているではないですか。

何よりも女性大統領を誕生させることが、これからのアメリカを、世界を、変革し、平和への道を進むことができるとおもうのは楽観的かな。

ところで、ご主人のビルクリントン元大統領は、1946819日生まれですので、夫妻宮に属する参宿です。夫婦宮とは、「法として妻妾多くの人の愛敬を得るを合す、戸鑰を掌るの任を合す。」婬宮とも言いますが、その通りでしたね。

参宿の人は、エネルギッシュで行動的です。信念を持った行動をします。大統領時代もそうでしたね。婁宿と参宿の関係は、危・成の関係で、友人星ですので、自分にないものを互いに持っているので、惹かれます。お互いに認め合いますので、協力することができます。なんと言っても、奥さんのヒラリーさんがビルを許して耐えたことが、国民から愛され尊敬される由縁かもしれませんね。

ヒラリーさんの運勢を見てみましょう。九曜流年法で見ると、今年69歳ですから火曜星で凶、来年は計都星ですから凶ですが、三・九の秘法で見ると、今年は衰ですので、健康面に気をつけることです。来年は栄ですので、他候補が追い上げてきますが、大統領になる確率は大ですね。運勢は九曜流年法と三・九の秘法の両方を見て判断します。キリスト教であれば、断食して神に祈り悪魔を払うことです。

先日、ハシゴから落ちて肋骨を骨折したMさんにお会いしたら、今年は何から何まで、よくないといったので、運勢を見てあげました。觜宿でしたが、九曜流年法で見ると、日曜星で大吉なのですが、三・九の秘法で見ると、なんと壊ですから、凶で病気や怪我をしたり、運勢が低下していました。来年は成ですから、大吉ですが、近くの真言宗系のお寺にて星供養をしてもらうようにアドバイスしました。

それでは、皆様がますますご健康でご活躍しますようにお祈りしますと共に、世界が平和であるようにお祈りします。南無 合掌礼拝 徳温禅月。


個人相談及び経営相談について

宿曜経を用いて皆様の運命、人間関係を鑑定し、個人相談にお答えします。結婚・離婚問題、嫁姑・親子関係、職場内の人間関係、子供さんの教育と進路などの個人相談は、一件につき志納として三千円を納めていただいております。

また経営者の方は、あなたの運勢と今後の事業実施の時期と可能性と、組織の人事構成など宿曜経に基づいてアドバイスします。経営相談は、一件につき、志納として三万円を納めていただいております。

まずは、相談内容や詳細について、メールにお問い合わせください。

※密教宿曜占星について、多くの著作が流布されていますが、明らかに見当ちがいのものもあります。数冊の占い本(占い師)に迷わされことなく、本物をつかんでいただきたく思っています。

別府総合研究所・禅月庵 徳温禅月 HP:http://www.beppusoken.com

メールアドレス:beppu1717@gmail.com

 

 

 

2015年11月16日月曜日

宿曜経・密教宿曜占星で見るアウンサンスーチーさんの運勢


 おはようございます。
各地でテロが頻発し、世界は混沌とした状況です。そんななか、アウンサンスーチーさんは、永年の軟禁にかかわらず、ミュンマーの民主化をあきらめることなく、その目標が達成されようとしています。彼女のエネルギーはどこから来ているのでしょうか。宿曜経でみてみましょう。


アウンサンスーチーさんは、1945年6月19日生まれですので、秤宮に属する亢宿です。秤宮とは、「宝庫の事を主る。もし人生まれてこの宮に属すれば、法として心直くして平生に信敬し、多財なるべし、庫蔵を掌るの任に合す。」


亢宿とは、「この宿に生まれし人、頭首を統領し、弁口能く、財物を経営し、処決を巧みに成す。装束を清め、喫用を愛し、功徳を造りて力を足し、家風を益す。」と原文に書いています。


つまり、財産があり、弁舌が立ち、リーダーシップがあり、善きことを行い、ますます家風はよくなると言っているのですから、まさにその通りでしょう。レジタンス星ですので、悪、不正、欺瞞を許さず、正義のために闘う人です。


内政的には、軍とも協調し、乗り切るでしょう。問題はミャンマー国民の負託に答えるために、中国の経済協力も必要ですし、日本の経済援助も必要なので、外交手腕も問われます。


次に、アウンサンスーチーさんの運勢を見てみましょう。今年は「友」の年で、和解があり、物事が成就します。月曜星ですので名誉な年です。しかし来年は「壊」の年で計都星に入り、波乱含みです。さらに再来年は、火曜星で、軍部との問題もあり、国内でもめますが、民主政権の基礎が出来上がる年です。目を離せませんが、東南アジアの安定のためにも、支援していきましょう。


それでは、ミャンマーが民主国家として、発展しますようにお祈りするとともに、アウンサンスーチーさんのご活躍を心よりお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。




個人相談及び経営相談について

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また経営者の方は、あなたの運勢と今後の事業実施の時期と可能性と、組織の人事構成など宿曜経に基づいてアドバイスします。経営相談は、一件につき、志納として三万円を納めていただいております。
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※宿曜占星を含め、多くの占い本が流布されていますが、明らかに見当ちがいのものもあります。数冊の占い本(占い師)に迷わされことなく、本物をつかんでいただきたく思っています。


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2015年11月12日木曜日

羅漢寺~耶馬渓にそびえる古刹~

 おはようございます。
昨日、大分県中津市耶馬渓にある古刹「羅漢寺」にお参りに行きました。まずは、菊池寛さんが書いた「恩讐の彼方に」の舞台である本耶馬溪を見たいものです。40年もかかって「青の同門」を掘って、民衆を救った禅海和尚を偲ぶとともに、この岩肌を通って行ってのかと思うとぞっとしますね。


ところで、小説では禅海和尚が人殺しで、この地に流れてきて、「青の洞門」を掘ったように書いていました。調べたかぎりでは、浅草の曹洞宗のお寺の出自のようですね。お父さんも禅僧でした。

次に道の駅耶馬溪に立ち寄って散策するとほっとします。



今回は、秋の羅漢寺にお参りに行くのが目的でしたので、5分ほど道を走らせると、紅葉の山々を見ながら、羅漢寺の駐車場に着きます。羅漢寺本堂まではリフトでもいけますが、当然歩いて登ります。
 
左手に禅海堂がありますので、禅海を偲び、合掌礼拝します。

いにしえの多くの人々の通った階段を踏みしめながら、一段一段登っていきます。

すると山門が見えます。合掌礼拝です。阿吽の仁王様に合掌礼拝。



これより先は写真撮影できません。それは禅寺ですので、カメラに心を奪われることなく、心を静めに、羅漢と御仏に全霊で向き合うためです。羅漢寺は645年にインドから渡来した法道仙人が創建した言われ、山号は「ぎしゃくざん」というお釈迦様が修行されたインドの地名からとっています。当然、本尊は釈迦如来です。3千七百体以上の石仏と、無漏崫にある五百羅漢、御仏に対面すると、神妙な面持ちになりますね。

対岸の岩山に「古羅漢」と呼ばれる場所があるので、次回はそちらも登ってみます。11月22日中津文化センターに青山俊薫禅師が来られ、「仏教と禅文化」についてお話されるそうですので、ぜひご参加ください。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。



2015年11月10日火曜日

宿曜経と中国古典に学ぶ中国

世界を席巻する中国マネーによる投資、南沙諸島の軍事的緊張、中韓の接近と中台の和解は何を意味し、世界はどうなるのでしょうか。中国の根底にある思想は共産主義思想でなく、中華思想なのです。

中華思想に基づく覇権主義が、世界における文明のせめぎあいを生み出し、各地に軍事的緊張をもたらすのでしょうか。25年ほど前、学識ある友人に中国が急成長し、経済的にも日本を追い越し大国になると言ったところ、友人はそんなことはないと言ってましたが、ほとんどの日本人がのうてんきに構えていたのです。

ところで中国4千年の歴史の中には、論語や老荘で有名な中国古典というものがありますが、その中に孫子、呉子、六韜・三略、諸葛亮集、三十六計をはじめとする兵法があります。これらは兵法にとどまらず人間学を言っていますが、現代においてこの兵法を駆使したのが故毛沢東主席と言われています。そして今日も研究され、活用されていると言えるでしょう。


諸葛亮孔明は、宿曜経の類経を熟知していたと言われていますので、古代から中国には、観法という方法で人物を鑑定する方法もありますし、ましてや密教の宿曜経は特権階級のみが読んでいると言われています。

有名な孫子の「己を知り、敵を知れば百戦危しからずや」という言葉ありますが、最も難しいのは、己を知ることですが、なぜ難しいかと言いますと、ほとんどの人間が自分を過大評価するからです。このことを宿曜経と中国古典から学ぶことができます。

人間の本性を的確に著わしたものが宿曜経といえましょう。これを知らずして、政治交渉もあるいはビジネスもできないのです。どうして敵(他人)をも知ることができるのでしょうか。


故毛沢東国家出席は、18931226日生まれで、獅子宮に一足、女宮に三足属する「翼宿」です。獅子宮に属すれば、「法として精神足り富貴降順なるに合す、軍旅を掌握するの任を合す。」と書いています。組織と軍の権力を持つ人です。

そして女宮とは、「法として心腹を得難く、男女多く、銭財を足り、高識なるべし。ゆえに宮房を掌るの任を合す」~羽田守快著「密教占星術大全」~と書いています。宮廷のすべてを掌握し、見識の高い人と言えましょう。その通りの人ですね。

さらに翼宿とは、「別名を北徳宿といい、つまり天子の座を象徴しています。徳望と実力で権威の座につくのです。自尊心の高い星です。自分の理想、信念に生きる人で、そのためには大変なワンマンで、頑固者です。日頃は温厚な君子、紳士で、動作と言葉づかいもおだやかです。自分の信念や考えも、胸のうちに深くおさめ、あまり口にしようとはしないでしょう。」~小峰由美子著「宿曜占星術」~言いあてていて、恐ろしいほどです。

現在の中国のトップは習近平国家主席ですが、宿曜経二十八宿のなかの「虚宿」です。では虚宿生まれの人はどのような人かを宿曜経でひも解いてみると、虚宿の人は、二足が磨宮、二足が瓶宮に属しています。磨宮とは、「闘争心を主る」宮で、「五逆で妻子を敬せず」とあるように、冷血なところがあります。瓶宮とは、「勝強乃事を主る」とあり、強力な運勢を持ち、闘えば必ず勝つと言われています。ここまでにしておきますが、中国を侮っていけませんよ。

ここに書いているのは、特定の個人のことを言っているのではなく、生まれた年月日の宿星を言っているのです。宿曜経をもとに、人物鑑定をしているとしたら、これほど核心についた鑑定はないでしょう。

宿曜経と兵法を駆使する中国とどう向き合い、難局を乗り切っていくかは、日本人もまた、宿曜経と中国古典を学び、戦略を立てなければなりません。己を知り、敵を知れば、世界の平和は維持できるのです。

これから随時、世界の指導者を、宿曜経で読みとって世界の行く末を見ていきましょう。そうすれば私たちは何をすればよいかが見えてくるでしょう。世界が平和であるようにと心より祈りつつ 南~無 合掌礼拝 徳温禅月。







2015年11月6日金曜日

癌と闘う!

 おはようございます。
「あなたの寿命判定法」という本を書いて、話題になった内科医の永野正史先生が書いた、「患者よ、がんと闘おう!」という本があります。出版されたのが、1997年ですから18年前ですね。

近藤誠先生の「患者よ、がんと闘うな」に反論する形から、永野先生のいわゆる西洋医学から東洋医学を取り入れることによって、癌を治癒し、克服し、生命を延ばしていくことを提唱しているものです。


あれから18年、医療では、依然として手術と抗がん剤治療と放射線治療のみで早く亡くなられる方が後を絶ちません。そんななか九州大学大学院の白畑實隆教授が、フコイダンの研究をされ、賛同された多くの医者によって、フコイダンを飲むことによって、癌が治癒された臨床が発表されています。

詳しくは、「あきらめないがん治療」(PHP)を読んでいただけたら思います。癌診断で、癌であることを告知されても医者(病院)にすべてを任せたようなことは、自己無責任といえるでしょう。


やはり、良く勉強しておく、ご紹介した本を読んでおく、読んでみることによって、癌治療の道が開けてくるのです。インターネットの普及によって、ある程度の情報も素早く、キャッチできます。

もしものときは、どこの病院やどの医者を選ぶのか、決めておくことも必要です。お近くの統合医療の病院をお勧めしますが、知っていれば、担当の先生とのご相談し、対処することができます。診断データもすべて出してくれます。

先日もNHKのクローズアップ現代で京都大学の本庶佑教授の新免疫療法をご紹介していましたが、この20年間で少しづつではありますが、癌治療も進歩してきていますが、まだまだ統合医療なども普及しているとは言えません。


それには、やはり大きな壁が立ちはだかっているからです。厚生省と日本医師会と医薬品会社の関係ではと思っています。詳しく書くつもりはないですが、国民の生命と安全を守るのが、政府と官僚の仕事であるなら、アメリカやEUなどと比べると癌治療対策があまりにも遅滞しているのも事実でしょう。


しかし、個人で医療機関と医療方法は選べるわけですから、癌治療をあきらめずに、命を大切にし、命ある限り、この世における使命感を果たしていきましょう。それでは皆様のご健康を祈りつつ。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。





2015年11月2日月曜日

終活を楽しむ~陽がくれぬうちに~


第四回終活講演会にて、武内令典さんの講演「私のセカンドライフ」聴いて、大手電子会社で、数々の研究開発をされて、故郷である日田市に帰郷し、インターネット協議会を立ち上げたり、若者のフリーマーケットの日田いちの顧問としてアドバイスされたり、地域の活性化に奔走し、尚且つ、四国八十八ヶ所巡礼を奥様と四年がかりで続けておられます。積極的な生き方に感動しました。


今回の講演の中で、自分史を動画で作られて発表されましたが、子供さんやお孫さんも親父の歩んできた道をわかるうえで、取り入れたいと思った次第です。また奥様との生活のなかにほのぼのとしたものを感じたのは私だけでないでしょう。武内先生ありがとうございました。


ところで、松原泰道禅師の「きょうの杖言葉一日一言」(海竜社)の中に、「陽のくれぬうち」という文章があります。まさに終活とは陽のくれないうちにしておかなければならいことですが、「秋の陽はつるべ落とし」と言われるように、人生も秋をあっという間に冬を迎えるのです。

60歳を過ぎたら時間が経つのが早くなったな~と皆さん言われます。「日暮れて途みち遠し」(老年になっても、まだ目的が果たせないことのたとえ)の言葉があるように、自分がどこから来て、どこに帰るのか知らず、また人生も目的も果たせないとしたら、悔いの残る人生です。

しかし、終活を考え、人生を考え、生と死に向き合った人は、禅語にあるように「山色夕陽時(さんしょくせきようのとき)」(山肌が雄大に夕陽に照らされている)の人生を送ることができるのはないでしょうか。私もそんな人生でありたいと思います。だから終活は楽しんですればいいのです。

相田みつお先生が、「生きているうち はたらけるうち 日のくれぬうち」と言われた通り、「今を大事に生きていく」に生きていくことに気づき、日々実践することではないでしょうか。


それでは皆様が終活を考え、取組み、豊かな人生を歩まれることを祈念しまして、南無 合掌礼拝 徳温禅月。