おはようございます。
昨日、大分県中津市耶馬渓にある古刹「羅漢寺」にお参りに行きました。まずは、菊池寛さんが書いた「恩讐の彼方に」の舞台である本耶馬溪を見たいものです。40年もかかって「青の同門」を掘って、民衆を救った禅海和尚を偲ぶとともに、この岩肌を通って行ってのかと思うとぞっとしますね。
ところで、小説では禅海和尚が人殺しで、この地に流れてきて、「青の洞門」を掘ったように書いていました。調べたかぎりでは、浅草の曹洞宗のお寺の出自のようですね。お父さんも禅僧でした。
次に道の駅耶馬溪に立ち寄って散策するとほっとします。
今回は、秋の羅漢寺にお参りに行くのが目的でしたので、5分ほど道を走らせると、紅葉の山々を見ながら、羅漢寺の駐車場に着きます。羅漢寺本堂まではリフトでもいけますが、当然歩いて登ります。
左手に禅海堂がありますので、禅海を偲び、合掌礼拝します。
いにしえの多くの人々の通った階段を踏みしめながら、一段一段登っていきます。
すると山門が見えます。合掌礼拝です。阿吽の仁王様に合掌礼拝。
これより先は写真撮影できません。それは禅寺ですので、カメラに心を奪われることなく、心を静めに、羅漢と御仏に全霊で向き合うためです。羅漢寺は645年にインドから渡来した法道仙人が創建した言われ、山号は「ぎしゃくざん」というお釈迦様が修行されたインドの地名からとっています。当然、本尊は釈迦如来です。3千七百体以上の石仏と、無漏崫にある五百羅漢、御仏に対面すると、神妙な面持ちになりますね。
対岸の岩山に「古羅漢」と呼ばれる場所があるので、次回はそちらも登ってみます。11月22日中津文化センターに青山俊薫禅師が来られ、「仏教と禅文化」についてお話されるそうですので、ぜひご参加ください。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。
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