NHK杯で羽生結弦選手は、まるで安倍晴明が乗り移ったかのように、陰陽師を舞い、世界最高得点のショート106.33点、フリー216・07点、合計で322.40点をマークした。世界が驚嘆したと言っていいでしょう。
そしてその演技は、神秘的で、陰陽師とはいったい何なのか、注目をされています。日本では映画やTVで、陰陽師「安倍晴明」をほとんどの方が見ているのでどんな職業で、どんな人かフィクションの中でわかっているでしょう。
平安時代、国の吉凶を視、悪霊を払う陰陽道があり、陰陽師によって行われましたが、天皇が空海さんを重用するにつれ、密教の宿曜道が高野山や比叡山の僧によって、人物の鑑定、年時日の吉凶、悪霊払いが行われるようになり、陰陽道と宿曜道が存在したわけです。
陰陽道は、安倍晴明の流れを組む、土御門家によって、江戸・明治へと引き継がれていきますが、宿曜道は一子相伝の口伝のため、宿曜師も少なく、高野山真言宗や比叡山天台宗の密教として、口外されることはありませんでした。
しかし、宿曜経の内容や宿曜道のホロスコープは、陰陽師によって用いられていたようです。源氏物語の中にも宿曜師が登場しますし、竹取物語は宿曜経の影響があります。
今日の話しは、安倍晴明がのり移ったような、羽生結弦選手とどのような星のもとに生まれてきたかを書きたいと思います。1994年(平成6年)12月7日ですので、二十七宿の中の、魚宮(一足)と瓶宮(三足)に属する室宿です。
瓶宮の原文の中に、「勝彊の事を主る」とあるように、よく鍛え、修行努力するという意味です。魚宮の原文に「富貴忠直なるべし」とあるように、富と気品を備え、忠実で実直だという意味です。その通りですね。
室宿の方は、みかけと心情は、まったく相反する人です。気弱そうに見えても精神面は強く、へこたりません。ですから、目標設定をしたら、何が何でも達成しようと超人的な努力をしますし、類にない集中力をもっています。ですから自信家でもありますのが、「正直律儀なる」と書いてある通り、誠実です。しかし人をはねのけて奪い取るところもあります。羽生選手はアスリートですからそのくらいの根性を持っていないとチャンピオンにはなれないでしょう。
彼の年運は、平成27年と平成28年は絶好調ですね。平成29年と30年は火曜星、計都星に入るため、病気や怪我に気をつけたほうがいいですね。グランプリファイナルも優勝でしょう。ファンの一人として応援していますよ。
それでは羽生結弦選手のさらなる優勝とご活躍、そして皆様のご健勝をお祈りしつつ 南無 合掌礼拝 徳温禅月。
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