24日の日曜日に、日田掃除に学ぶ会の若宮小学校でのトイレ掃除に行ってきました。掃除に学ぶ会は、イエローハットの創業者の鍵山秀三郎氏が、若手の社員の心がすさんでいるのを見て、社長ひとりから始めたもので、現在全国125ヶ所に支部があり、海外では、ニューヨーク・台湾・中国・ブラジルでも活動しています。
その目的は、トイレ掃除をすれば、①謙虚な人になれる。②気づく人になれる。③感動の心を育むことができる。④感謝の心が芽生える。⑤心を磨くことができる。ということであります。理屈より先に参加して、素手で便器に黙って取り組めば、体とこころで、感じるものがあります。
校庭の外掃除をし、ラジオ体操で体をほぐし、朝礼をします。掃除道具はきちんと並べておきます。
男子用トイレの小便器に取っ組み合いをする中年のおじさんたち。
先日、掃除用品リース会社の新聞に、本木雅弘君主演の「ファンシィダンス」(1989年)という映画の紹介が載っていたので、DVDを借り、観ましたがおもしろかったです。もっくんの「おくりびと」はこのころから下地があったのかと思いました。
バブル真っ只中、お寺の息子のロック青年陽平が山寺の禅寺の修行に行った話であるが、奇想天外な出来事を繰り返す。この映画はコメディなので退屈しません。9割がたユーモラスなのだが、最終、禅問答の大役の場面で、修行とは何か、こころを磨くとはなにかを言っているような気がしました。
トイレのことを東司(とんす)と言いますが、東司掃除はもっとも大事な仕事です。トイレ掃除や廊下の雑巾がけがなぜ修行に必要なのかといえば、それな無心になり、汚れているところを掃除し、清浄にすることが、心を磨くことにつながるのです。禅とは、座禅のみならず、掃除も禅なのです。ところで、助演の鈴木保奈美さんの一番綺麗なときがみれます。ぜひ観てください。
明日から、千葉に、東京国際仏教塾の修行に行きますの、3日までブログはお休みします。