マララユスフザイさんのノーベル賞受賞スピーチを聴いていると心が震えますね。志(こころざし)は、魂の奥深くから湧きあがるものであり、純粋無垢であるからこそ、正義にあふれています。志(こころざし)から、希望や夢や目標が見えてくるのです。
写真:朝日新聞デジタルより
受賞スピーチより抜粋
「私を無条件に愛してくれる両親に感謝します。父は、私の翼を切るのではなく、私を羽ばたかせてくれました。母は私に、がまん強くなろう、いつも真実だけを語ろうという気にさせてくれます。真実を語ることこそが、私たちが信じるイスラムの真のメッセージです。
今回の賞は私だけのものではありません。教育を望みながら忘れ去られたままの子どもたち、平和を望みながら脅かされている子どもたち、変化を求めながら声を上げられない子どもたちへの賞なのです。
私は彼らの権利を守るため、彼らの声を届けるために、ここに来ました。今は、彼らを哀れむときではありません。教育の機会を奪われた子どもたちを目にしなくなるよう、行動を起こすときです。
私が知る限り、私は、全ての子どもたちが質の高い教育を受けられることを望み、女性が平等な権利を持つことを望み、そして世界の隅々までが平和であることを願う、熱心で頑固な人間でしかありません。
強いといわれる国々は戦争を起こすうえで力強いのに、なぜ平和をもたらすうえ上では弱いのか。戦争を造るのは易しいのに、なぜ学校を建てるのは難しいのか。
仲間である子供たちに世界中で立ち上がるように求めます。空っぽの教室、失なわれた子ども時代、生かされなかった可能性。これらを私たちでもう終わりにしましょう。
少年や少女が子ども時代を工場で過ごすのは、もう終わりにしましょう。少女が児童婚を強いられれるのは、もう終わりにしましょう。子どもが学校にいけない状況は、もう終わりにしましょう。より良い未来を築きましょう。」
マララさんから学ぶべきものがたくさんありますが、やはり志(こころざし)ではないでしょうか。マララさんのおおいなるご活躍をお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。
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