2014年12月23日火曜日

なぜ座禅(瞑想)するの?

 おはようございます。
現代社会は多くの問題とひずみをもたらしています。いわゆる会社人間化し、従属社会のなかで、長時間労働を強いられ、働く目的も生きる意義も人生の目標も見出せない方たちが増えています。

また核家族化によって、世代間のコミュニケーションが欠落し、個人主義が横行し、親子関係すら亀裂が生じています。

人びとは、欲望のおもむくままに、ブランド品を買いあさり、美食を堪能し、貞操観念のないセックスに翻弄し、身も心もあくことのない俗世にひたっています。これは人間の持つ貪(とん)・(じん)・ 痴(ち)、つまり、むさぼり、いかり、おろかさから来ています。

その結果、ストレスが蔓延し、過食により肉体は肥満化し、多くの病いを生じ、精神は荒廃し、ノイローゼやうつ病を誘発するかたも増えているのが現状です。2500年前、お釈迦様が修行した時代とは及びつかないくらい、現代社会は疲弊しているのではないでしょうか。

しかし、釈尊のよって確立されて、ジャーナである座禅は、今日、瞑想方法として名前はかわれども、多くの方法をみいだしています。私たちは、このような現代社会であるからこそ、静かに座り、からだをととのえ、呼吸をととのえ、こころをととのえる必要があるのです。

悟りを得るための修行としての座禅は、一般の方々には到達しようもないかもしれませんが、こころを静め、精神を安定させる、そして脳を活性化し、集中力を身につける。また病気にかからない体づくりができる座禅はいつでもどこでもできます。

座禅はもとより、椅子座禅、立禅、歩行禅、正座座禅、仰臥禅、一息禅など、いつでもどこでもできます。詳しくは中野東禅先生の「こころが大きくなる座禅のすすめ」(知的生き方文庫)や「いつでもできる座禅入門」(毎日新聞社)をお読みになって下さい。

私は、温泉に入ってする座禅をお薦めします。「温泉禅」と言います。次回から温泉禅の仕方を書いてみようと思います。それでは皆様が健康で長生きできますようにとお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。





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