2014年11月28日金曜日

「男の厨房」11月~ぶり刺しといとよりのあらだき~

 おはようございます。
光岡公民館での11月の「男の厨房」は、パティオふじのオーナーシェフ園田まさよし氏をお迎えしての料理教室でした。本日は、ぶり刺しといとよりのあらだきです。

園田先生です。

豊後水道の「ぶり」と「いとより」です。

うろこのとり方を教えています。

しょうがをみじん切りにしますが、切ろうと思わず自然に包丁を動かす。

レンコンとごぼうは、お鍋の下にしきます。ごぼうは味がしみ込みようにたたいておきます。

いとよりに5ミリほど包丁を入れておくと、味がしみ込みます。

いとよりは、こげないようにごぼうとレンコンとしょうがのうえにおきます。

ぶりの三枚おろしです。えらから取っていきます。


ぶりの皮も包丁にまかせて自然にとっていきます。

刺身は包丁を落としてひきますと自然に切れます。

いとよりは中火で、吹き上がったら、だしを30分ほどいとよりにかけます。

はいできあがりです。ぶりのお吸い物と大根との煮つけもそえます。

みんなでいただきます。

食べきれないので、夕食に持って帰りました。楽しい料理教室でした。園田先生に感謝です。






2014年11月26日水曜日

「ストレスに負けない生活」ー心・身体・脳のセルフケアーを読んで

 おはようございます。
先般、NHKの朝のニュースを見ていましたら、「マインドフルネス」について、特集していました。「ためしてガッテン」不眠ストレス緊張撃退と題して、熊野宏昭先生が出演したそうです。昨日のストレスが起きる原因について書きましたが、この本を読むとストレスを和らげる方法についても書いています。アマゾンよりご紹介しますと、


「ストレスに負けない生活」 熊野宏明著(ちくま新書)

内容(「BOOK」データベースより)

現代人は子どもから老人まで、ストレスを抱えて生きている。目に見えないストレスは、いつの間にか蓄積し、様々な影響を及ぼす。心と身体がクラッシュする前に、自分を解放してあげよう。カギは、「力まず、避けず、妄想せず」。いつもいっぱいに詰まった頭から、どうしたら自由になれるのか。本書では、ストレスとリラクセーションのメカニズムを知り、生活習慣と心身の深い関係を概観、行動医学、脳科学の知見をもとに、自分でできるストレス・マネジメントの方法を伝授する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

熊野/宏昭
1960年石川県生まれ。東京大学医学部卒。医学博士。東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野助手などを経て、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東大病院心療内科)准教授、早稲田大学大学院人間科学研究科非常勤講師。生活習慣病、心身症、パニック障害などの行動医学的研究、ストレスとリラクセーションの脳科学的研究が専門。臨床面では、心身症、自律神経失調症、パニック障害、摂食障害などを対象に、認知行動療法やリラクセーション、マインドフルネスを積極的に用いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この本はなかなか、おもしろく、最終章に具体的な解決法「マインドフルネス」について書いていますので、参考になると思いました。構成を見ると、「はじめに」に熊野先生が書いていますが、
第1章 ストレスって何?~「ストレス」そのものの心身両面から理解を図ります。
第2章 なぜかストレスのたまる人の習慣~人によってストレスがたまりやすい人、たまりにくい人がいる事実を、「毎日の習慣=行動」面から人間を理解する視点を導入することによって説明していきます。
第3章 りきまず編~ストレスと対蹠的にあるリラクスセーション状態の特徴と、それを作り出す具体的な方法について解説します。
第4章 避けず編~行動医学の臨床で活用されている認知行動療法に関する説明です。
第5章 妄想せず編~大きな効果を上げている「マインドフルネス」という方法について解説します。
どうです。この本、読みたくなりましたか。経営者やビジネスマンは読んでおくべき必須の本だと思います。ぜひ読んでみてくだい。それでは皆様がストレスに負けない生活を送れますようにお祈りします。 南無 合掌 徳温禅月。




2014年11月25日火曜日

ストレスについて

 おはようございます。
現代社会は、目に見えないストレスにいかにさらされているのでしょうか。

ストレスが及ぼす影響は、身体的は最大疾病病や生活習慣病の原因のひとつでもあると言われています。また精神的には、引きこもりや鬱病などの精神疾患などを誘発しています。このストレスなるものはいかなることから発生するのでしょうか。

「ストレス指数(ホームズ&レイ1967)というものがありますが、
①配偶者の死(100)
②離婚(73)
③夫婦の別居(65)
④刑務所などへの拘留(63)
⑤近親者の死(63)
⑥けがや病気(53)
⑦結婚(50)
⑧解雇(47)
⑨夫婦の和解(45)
⑩家族が健康を害する(44)以下は妊娠、性的な障害、新しい家族メンバーの獲得、職業上の再適応、経済上の変化、親密な友人の死、仕事・職業上の方針の変更、配偶者とのトラブル、借金が100万円以上に及ぶ、借金やローンのトラブル、仕事上の責任の変化、息子や娘が仕事を離れる、法律上のトラブル、特別な成功、妻が働き始めるか仕事を辞める、生活条件の変化、個人的な習慣の変更、職場の上司とのトラブル、労働時間や労働条件の変化、住居の変化など」(小此木啓吾著{対象喪失}より)

配偶者の死は、男の方がストレスになるみたいですね。女性はむしろ元気になる方もいますが。離婚や病気や解雇など、まさに生老病死の世界ですね。

現代社会はさらに複雑になりさまざまな悩みをほとんど人が抱え、ストレスの要因になっています。中野東禅先生の「座禅入門」(毎日新聞社)のなかで以下のように書いています。

  「生きがいについて
生活に疲れはてた、出世競争に落後、生きてゆくはりを失って、やりがいのない仕事、職場に居づらい、上司とうまくいかない、仕事に生きがいを見出したい、今度こそと思いながらやる気が起きない
孤独について
相談相手もなくノイローゼ気味、東京は砂漠だ、私を必要としている人がいない、などなど
性的な問題について
平凡な毎日に刺激が欲しい、妻子がありながら若い女性と、浮気・不倫などなど
結婚について
婚期を逸した、夫(妻)がわたしに冷たい、つい夫(妻)にガミガミ言ってしまう、夫婦の性格があわない、夫婦間の疑惑と嫉妬、交際上の悩み
お金について
収入が少ない、失業の不安、正社員になれない、資金繰りが困難、貧乏などなど
親子の関係について
子供とコミュニケーションがとれない、反抗期、両親とうまくいかない、子供が非行に走っている、嫁・姑・姑とうまくいかないなどなど
老いと病について
老後の生活に不安、病気を抱えている、ガンを宣告された、健康に不安を抱えているなどなど」

その他、様々な悩みやストレスを抱えて生きているのです。これらが心身を蝕んで精神的にも肉体的にも病気になっていくのです。それではこのようなストレスを克服するにはどうすればよいのでしょうか。それは、釈尊(仏陀)が切り開いた禅瞑想なのです。次回のお楽しみ。

それでは皆様のストレスが軽減され、こころ安らかに生活できますようにお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。




2014年11月17日月曜日

「もっと知りたい~変わりゆく時代を生きるヒント~」を聴いて

 おはようございます。
先日、大分県金融広報委員会の主催で、金融経済講演会がありました。見城美枝子さんが「もっと知りたい~変わりゆく時代を生きるヒント~」と題してお話されました。前段は、振り込み詐欺に代表される特殊詐欺が多発しているので、対処法をお話され、参考になりました。

とんでもない連中がいるもので、近親者など調べ上げ、作成し、電話をしてくるそうです。人のものを盗むと言う行為に罪の意識がない人たちが増えているとしたら、まさに末法の世かもしれませんね。見城さんが後段で、お話した「時代」に興味がでて、ウキペディアを活用して年表を作ってみました。

昭和・平成の時代
·         1945年(昭和20年)第二次世界大戦終了
·         1950年(昭和25年) 朝鮮戦争勃発。
·         1969年(昭和44年) GNP世界第二位
·         1970年(昭和45年) 日本万国博覧会(大阪万博)開催。学園紛争と70年安保闘争
·         1973年(昭和48年) 第一次オイルショック
·         1986年(昭和61年) バブル景気
·         1991年(平成3年) 湾岸戦争勃発。
·         1992年(平成4年) バブル景気崩壊

·         2011 (平成23) 東日本大震災福島第一原子力発電所事故。 ~ウキペディアより~

昭和20年生まれの人が、今はもう69歳、70歳の大台ですね。バブルがはじけた年に生まれた人が22歳になりますね。時代に影響を受け、時代に翻弄され、時代に押し流され、時代と共に生きている。

中島みゆきさんの「時代」を聴いていると、どの時代に生きていても色あせない新鮮さを感じながらどんな時代でも、生き抜くしかないのだと思うのです。

ご自分が生き抜いた時代を、自分史にまとめてみませんか。これもまた終活のひとつですね。それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。



2014年11月13日木曜日

終活~自分葬のススメ~

 おはようございます。
九州も冷え込んできました。昨日は、大分県の深耶馬渓に紅葉を観に行きました。なぜ、ひとは夕陽や紅葉にこころを和ませ、癒されるのでしょうか。もうすぐ散りゆく紅葉にこそ、自然の、木々のいのちを感じるのでしょう。


昨日は葬儀の形態について書きましたが、密葬であろうが、家族葬であろうが、一般葬であろうが、ご自分の想いをこめた葬儀にしてほしいなと思っています。私はそれを自分葬となずけました。すくなくとも残されたご家族にすべて委ねるのではなく、自分の想いが反映された葬儀ですね。

それでは、私の自分葬を書いてみましょう。おかげさまでお友達も多いので、葬儀場を使った一般葬をします。

祭壇は飾りません。3m~5mの写真と、スクリーンが前面にあり、写真は一番気にいっている講演会での顔写真です。

司会者が葬儀について説明し、スクリーンに私が歩いた人生の映像が現れます。バックミュージックは中島みゆきさんの「時代」です。

司会者は静かに語ります。それで終わると、私が参列者の皆さんへのメッセージを生前に吹き込んでおきますので、それを流します。

弔辞はすべてお断りします。次にご焼香の時は、CDで南無妙法蓮華経観世音菩薩普門聞偈、大悲心陀羅尼、消災妙吉祥陀羅尼、摩訶般若波羅密多心経が流れ、そして最後に参列者の皆さんと、パーリ語の「ガーテー ガーテー パーラガーテー パーラーサンガテー ボーディソワハー」と、合掌礼拝で終了します。

私はすでに受戒していますので、お坊さんも出席しなくてもいいですし、戒名もありますので、心配いりません。まあ、こんな自分葬もいいかなと思いつつ、妄想してみました。皆さんも自分なりにアレンジした葬儀をエンディングノートに書いておきませんか。どうしてよいかわからないときは全国の終活カウンセラーに聞いてみてください。

それでは、終活を取り組んでおられる方が、最期の瞬間まで人生を楽しんでいただけますようにお祈りしながら、南~無 合掌礼拝 徳温禅月。





2014年11月12日水曜日

終活~どんな葬儀をするの?~

 おはようございます。
昨日のブログについて、質問をされたのですが、「無宗教で特別な信仰のない人はどうなるのですか」と、行き場のない霊魂はさまようのではないでしょうか。それを死霊とか言ったのでしょう。それが悪魔に委ねられると、悪霊となり、人に害を及ぼすようになると言われています。すくなくとも、お経だけはあげてもらってほしいと思います。

以前、「エクソシスト」という映画がありましたが、悪魔祓いですね。現実にあったことだそうですので、ああ恐ろしや、恐ろしや。私は信仰を持っていますので、悪霊からの攻撃を受けたことはありません。

霊魂が存在すると思った方は、終活の一環として、どんな葬儀をしてほしいかをエンディングノートに書いておくか、終活カウンセラーに相談したり、葬儀屋さんと打ち合わせをして、生前予約をしておくのもよいでしょう。当然ご家族にお話しておいてください。

千年灯り(日田市花月川にて)

それではどんな葬儀の形態があるかを箇条書きします。
①直葬・・・葬儀をせずに火葬し、納骨する。
②密葬・・・身内だけでひそかに葬儀を行う。本来はその後で本葬(告別式)をするが、しない場合 もあります。
③家族葬・・・家族と親戚のみで執り行う。
④一般葬・・・町内や関係など一般の方の弔問する。香典葬という場合もある。
⑤社葬・・・戦後、高度成長から行われるようになった。会社の会長や社長の葬儀で、会社が実行委員長を決めて執り行う。

次に、葬儀場所による葬儀は
①自宅葬
②寺院葬
③葬祭場葬

宗教別葬儀として
①仏式葬儀
②キリスト教葬儀
③人前葬・・・無宗教の方。

基本的に神社では葬儀は執り行わない。このような葬儀の形態や場所があるのですが、生きているうちに生前葬をする方も増えているそうです。どんな内容の葬儀をしてほしいかを考えることも、残された方への負担軽減になるのではと思います。ちなみに戒名は、受戒と言って本来生きているうちにもらうものです。そうすれば高額な戒名代にならないのではと思います。

見栄や世間体ではなく、逝く人とおくる人にこころづかいした葬儀をしたいものです。それでは今をそして、必ずやってくる終焉を、楽しく生きて行こうではありませんか。皆様が心安らかでありますようにお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。




2014年11月11日火曜日

終活~なぜ葬儀をするの?~

 おはようございます。
昨今は、葬儀がなく火葬し、納骨する「直葬」という葬儀?が東京都では3割を超えていると聞きます。その背景には、核家族化の結果、人間関係が希薄していることや、信仰心や宗教心そして死生観の欠落、さらに多額な葬儀費用や戒名代への不信感などがあると思うのです。

葬儀の形態は、時代と共に変化していくでしょう。しかし、ご両親やご兄弟を亡くしたご遺族は、ご供養せずにおられないのが心情でしょう。しかし葬儀などしなくていいと言う方も増えているのは現実です。

問題は、死んだらどうなるのかを考えることから始めるべきではないでしょうか。あるいは人間の生は何によって成り立っているのか、死は、肉体と精神(思惟・思考)の停止であることは明白です。しかし、人間は肉体と精神と霊魂によって、生を維持していることは聖書にも書いています。


肉体と精神は、塵と土に戻るでしょう。では霊魂はどうなるのでしょうか。私は兄を亡くした時、臨終のそのときに、肉体から霊魂が抜けていくのを感じました。またある牧師さんの話しで、クリスチャンであるおばあちゃんが亡くなるとき、病室の天井から、「イエス様、只今あなたの身元に行きます」という声をご家族全員が聞き、ご家族もクリスチャンになったそうです。

仏教でも同様のお話を聴きました。また小学生の時、そろばん教室の帰りに、月隈公園の森のうえを火の玉が行くのを見に母に告げていたら、翌日、乞食のおじさんが亡くなったことを聞きました。これって何でしょうか。

霊魂なんて信じない人は、人間は死んだら何もなくなってしまうから、お葬儀などする必要がないと思うでしょう。また霊魂があるんだと思う人は、死後の自分の行先を決めているでしょう。クリスチャンであればイエス様のみもと天国へ、浄土真宗の方であれば阿弥陀様の極楽浄土へと。

そして見送るひとにとっては、御冥福を祈り、亡くなった方を弔うのです。そして自分の死生観を考えるのです。それが葬儀です。密葬、家族葬でもいいのです。お経は安らかにあの世に旅立つようにあげるのです。

「おくりびと」という映画を見ましたか。原作は青木新門さんの「納棺夫日記」です。青木さんが今日の問題をこのように言っています。

「仕事柄、火葬場の人や葬儀屋や僧侶たちと会っているうちに、彼らに致命的な問題があることに気づいた。死というものと常に向かい合っていながら、死から目をそらして仕事をしているのである」~「納棺夫日記」(文春文庫)

少なくとも顕暦を過ぎたら、自分の「死生観」を持つべきだし、問い直す時ではないでしょうか。「終活」とは、このことから始まると思うのです。それでは皆様おひとりおひとりが、生と死に向かいことをお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。





2014年11月6日木曜日

藤原正彦先生の講演を聴いて~まとめ~

 おはようざございます。
藤原正彦先生の講演を聴いて、再度「国家の品格」、「日本人の誇り」、「祖国とは国語」をはじめ、新渡戸稲造著の「武士道」を奈良本辰也訳や矢内原忠雄訳を読みかえしましたが、現代人が読むにはやはり「国家の品格」が理解できるし、私達に指針を与えてくれる良書だと思いました。


藤原正彦先生と「国家の品格」をウキペディアを活用して簡単にご紹介しますと、

「藤原 正彦(ふじわら まさひこ、1943(昭和18年)79 - )は、日本数学者お茶の水女子大学名誉教授。専門は数論で、特に不定方程式論。エッセイストしても知られる。

戦後いずれも作家となった新田次郎藤原てい夫妻の次男として、満州国の首都新京に生まれる。ソ連軍の満州国侵攻に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮半島北部で汽車が停車したため、日本への帰還の北朝鮮から福岡市までの残り区間は母と子3人(兄、本人、妹)による1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。母・藤原ていのベストセラー『流れる星は生きている』の中でも活写されたこの経験は、本人のエッセイの中でも様々な形で繰り返し言及されており、老いた母を伴っての満州再訪記が『祖国とは国語』(2003年)に収録されている。

エッセイではしばしば「武士道」や「祖国愛(ナショナリズムではなくパトリオティズム)」、「情緒」の大切さを諧謔を交えて説いてきたが、口述を編集者がまとめた『国家の品格』(200511月、新潮新書)は200万部を超えるベストセラーとなり、翌2006年の新語・流行語大賞に「品格」が選ばれるなど大きな話題となった。同書では数学者の立場から、「論理より情緒」・「英語より国語」・「民主主義より武士道」と説いている。

「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数。あとは十以下」であると述べ、国語教育の充実を推奨。「読書をもっと強制的にでもさせなければならない」「教育の目的は自ら本に手を伸ばす子を育てること」と主張している。


「国家の品格」
もともとは、藤原が講演で述べた内容を基礎にした本である。そのため、文体は口語調で、「妻を筆頭に殴りたい女性はたくさんいます」、「(什の掟は)最後の七つ目以外は納得できます」といったユーモアが効いたものになっている。西洋、特にアメリカの「論理万能主義」を批判し「だめなものはだめ」と主張。グローバリズムなどを真っ向から否定し、自国の伝統や美意識などを重んじることを説いた。
世界で唯一の「情緒と形の文明」を持つ日本国家品格を取り戻すことを書いた。本文中には前著のタイトルでもある「祖国とは国語」と言う言葉が複数箇所で用いられている。」

 帯封に書いてある要点がわかりやすいですね。
○資本主義の勝利は幻想 ○情緒の文明を誇れ ○英語より国語と漢字 ○論理の限界を知る ○卑怯を憎む心、惻隠の情の大切さ ○跪く心を忘れない ○武士道の精神の復興を ○古典を読め ○家族愛、郷土愛、 祖国愛、人類愛 ○国際貢献など不要 ○重要なのは「文学」と「芸術」と「数学」 ○真のエリートを求める

若者よ、スマホばかりしていると、愚民になりますよ。まだ読んでない方は「国家の品格」を読んでみてはどうでしょうか。先の見えない現代社会で、今後の私たちのあるべき姿が見えてきます。それでは、皆様のご健勝をお祈りしつつ 南~無 合掌 徳温禅月。