おはようございます。
マーズで亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、一刻も早い感染の終息をお祈りします。昨年のセウォル号沈没事故そして今回のマーズの感染をニュースで見ているとパククネ韓国大統領の悲痛な表情が気になり、心配しつつ宿曜経・宿曜占星で見てみました。
宿曜経・密教宿曜占星については、前回のブログを読んで下さい。特にこれをまとめた方は、故森田龍僊高野山大学名誉教授です。この書物はなかなか手に入りません。
パククネ大統領は1952年2月2日生まれですが、以前ネットで見た時は、20日だと思っていたのですが、20日生まれであれば「女宿」ですが、2日であれば牛宮(ごくう)に属する「畢宿」でした。
パククネ大統領の年運ですが、心配していた通り、今年が羅喉星です。羅喉星とは、「通常は姿を現さない羅喉星は禍禍しい驚異をもたらす星とされ、このは「災禍あり」とされます。さまざまな困難にあって、「憂いの言葉が多くなり、悲しみに沈む」とのこと・何かにつけて、災難が降りかかってくる年です。何よりも重い病を患う懸念があり、体調管理には十分に気をつけなければなりません。」(小峰有美子著「密教宿曜占星術」)九曜流年法といい、すべての人に9年ごとに、日曜星・月曜星・火曜星・水曜星・木曜星・金曜星・土曜星と、羅喉星と計都星がめぐってきます。
しかし、今年この羅喉星を乗り切れば、だんだん良くなり、その後の4年間は順調に推移しますが、国際情勢が悪化すれば、政治家であるかぎりその渦に巻き込まれていきます。
羅喉星と計都星の時に、ほとんどの方が、亡くなる方や大病を患う時、あるいは会社の倒産、肉親と別離などと言った大凶の年周りなのです。毎日、新聞のお悔やみ欄を見ていて、その通りになっていたので驚愕し唖然としました。大統領は、今年、羅喉星に入っているのです。
この危機を脱するためには、当然現実的な対処を早急にしなければなりませんが、大統領はカトリック信者ですから、朝夕そして教会で祈らなければなりませんし、韓国民のために世界中の敬虔なカトリック教徒も仏教徒も祈らなければなりません。
では、宿曜経の27宿中の畢宿とはいかなる宿曜でしょうか。たぶん大統領は土曜日に生まれました。畢宿とは、羽田守快先生の「密教占星術大全」に原文で以下のように書いています。
「畢は五星、形は車のごとし、鉢闍鉢底神なり、姓は瞿曇、鹿肉を食す。この宿の直の日は、農桑種蒔をし、田宅を修理し、溝渠を通決し、横を修め道を作し、諸々の安久の事によろしい。債を放ち、及び財を出し、穀米を納むるによろしからず。もし裁衣に用いれば女多く事務にぎやかなり、この宿の直に生まれる人は、法として財産多く、男女たり、性聡明にして布施を好み、心路あり、口語を省き、心意翻動せず、行歩するに午王のごとく容疑有るは合す。」
この文から宿曜占星を読む説くのですが、個人を特定する場合は、少なくとも、その個人のご両親の宿曜も見なければなりません。ですので大統領個人の宿曜占星ではありませんが、同じ畢宿の方は、七科分宿で見ても「安重宿」に属し、非常に安定し、威厳があり、リーダーとしての貫録もあります。
ただ「心意翻動せず」とあるように、いい方にとれば右顧左眄することなく、自分の思っている通りの行動するのですが、悪く言えば頑固で他人の意見を聴かない面も持ち合わせているのです。
大統領としても素養を持ち合わせていますが、時代が味方していないのかも知れません。何を考えているかわからない中国やロシアの方には、近づかない方がいいと思いますし、価値観を共にする日本やアメリカと協力することこそこの危機を乗り越える方法だと思います。
次回は、安倍総理とオバマ大統領の宿曜を見ながら、国際関係をひも解いてみましょうかね。その他の国のリーダーのこともわかっていますが、ブログに書いてサイバー攻撃を受けるのもたまらないので、民主主義国家の方しか書けませんね。
それではパククネ大統領のご健勝と皆様のご健康をお祈りしつつ 南~無 合掌礼拝 徳温禅月(宿曜経・密教宿曜占星研究家)。