2012年10月25日木曜日
湯布院にて
昨日は、大分県日田市を出発し、九重町の九酔渓を回り、夢大橋で一息ついて、飯田高原のタデ原湿原にはいり、九重連山の紅葉のパノラマをみました。(この辺りは、阿蘇くじゅう国立公園です。)絶景!絶景!絶景!まさに無限なる大自然の産物です。
長者原にて食事をし、湯布院に向かった。山荘無量塔の藤林さんのご家族に久しぶりに会いに行きました。以前、山荘無量塔のラウンジで、コーヒーを飲みながら、本多静六氏の本で読んでいたら、マスターの藤林晃司氏が、「別府さん、なんで本多先生を知っているの」と聞くので、「あんたこそなんで知っているの」と聞き返すと、湯布院の若手の経営者で、本多静六氏の勉強会をしているとのことでした。
本多静六氏は、日本で初めて林業学を確立し、明治神宮の庭園修復事業や全国の森林殖産事業に尽力した人であります。湯布院も町おこしの第一歩を先生から指導をうけ、森との共生の町づくりが出発したのであります。本多先生は、偉大な学者でありながら、巨億の富を築いた哲人であります。著書に「私の生活流儀」などの3部作が実業之日本社から出版されているので、ぜひ読んでいただきたいと思います。(生涯で370冊余りの著作をのこしました。)
湯布院でのことを思い出しながら、もし本多静六先生と実際お会いたらこう質問してみたいと思い、夢をみました。
静六老師、人生成功の鍵は何でしょうか(先生の風貌は、本に写真が載っていますが、まさに老師なのです。)
「それはの~、わしがドイツに留学していたときに、聖書を読んだんじゃ」
「その聖書の詩篇の最初に次のように書いていた。
幸いなことよ。
悪者のはかりごとに歩まず、
罪人の道に立たず、
あざける者の座につかなかった、その人。
まことに、その人は主のおしえを喜びとし、
昼も夜もそのおしえを口ずさむ。
その人は、
水路のそばに植わった木のようだ。
時が来ると実がなり、その葉は枯れない。
その人は、何をしても栄える。
とな~。」
老師、主のおしえとは、何でしょうか
「主のおしえとは、古代からのキリストや仏陀のおしえじゃ」
静六老師が、まるで仏陀の生まれかわりように見えてきた。
そして夢は覚めましたが、この話はわたしには現実なのであります。 別府武志
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