2013年1月30日水曜日

成功哲学ーブツダの教えーつとめはげむこと

 おはようございます。
毎日、毎日いろんなニュースが飛び込んできます。資産家夫婦の遺体が発見され、容疑者が逮捕されたとか、日本女子柔道の監督が、暴行暴言で告発されていたとか、ひっきりなしでテレビに流れます。世の中で隠されていた悪しきものは必ず明るみに出ることを物語っています。

昨日に引き続き、中村 元先生の「真理のことば」(岩波書店)より、お釈迦様がお話したなかに、「つとめはげむこと」を書いていますので、じっくり読んでいただきたく思います。

「つとめはげむのは不死の境地である。
怠りなまけるのは死の境涯である。
つとめはげむ人々は死ぬことが無い。
怠りなまける人々は、死者のごとくである。
このことをはっきりと知って、
つとめはげみをよく知る人々は、
つとめはげみを喜び、聖者たちの境地を楽しむ。」ーダンマパダ(法句経)21・22ー

この世に生きている時間はかぎられています。そのかぎられているこの世で、自分がなすべき使命で生きている人こそ「不死の境地」なのです。

それにくらべ、なんとなく働き、給料をもらい、ごはんをたべ、排泄をし、呼吸すら意識せず、なすべきこともなく生きているひとは、「死の境涯」にあると言っているのです。老いても健康に留意し、自分のなすべきことをもち、理想の実現のためにいきている人々もたくさんいます。

だから、無目的、無目標で生きている人、いつも怠けている人は、生きているようであるが死んでいるがごとくであると言っているのです。

そうならないように自覚して、理想とする目的や目標の達成のために、つとめはげんでいる人は、その尊い使命が実現されるのです。そして、「聖者たちの境地」を楽しむことができるのです。

ブツダの教えを、「成功哲学」として皆さんにご紹介しているのは、あらゆる成功哲学の本を読んできましたが、成功という真理は、お釈迦様の言葉にあるからです。

生きること、生きていること自体が、終わりなき人生の修行なのです。このように謙虚な心で正しく生きていることが、実はさとりなのです。自然界でも動物界でも、この法則はかわらないのです。


ダンク2歳のときの写真ですが、凛々しいですね。



我が家にダンクという犬(ミニチュアピンシャー)が居ましたが、昨年6歳7か月で悪性リンパ腫でこの世をさりました。ダンクは数十メートル離れていても、誰かを見分ける耳を持っていましたし、見知らぬ人から、この家を守ってくれました。裏に住んでいる警備のお仕事をされている方から、よく働くねと褒められた犬です。ダンク(ドイツ語で感謝と言う意味です)は自分の使命を働き通したのです。感謝します。

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