2013年1月8日火曜日

市長の新年講話

 あはようございます。
今日は朝6時から日田倫理法人会で、日田市の原田啓介市長のお話を聞ける機会をいただき感謝です。昨年の北部九州大水害に日田市もみまわれ、その対応とその後の復興の対策で、とてもご苦労されたのでしょう。疲れているように見えました。ぜひとも、座禅と積極体操を教えてあげたいと思いました。

日田市の大水害は、半世紀に一度という、大変な事態となりましたが、やはり異常気象で日本中、どこに起きてもおかしくないと思われます。河川の堤防の高さなども、みなすべきだし、安倍総理が言っている国土強靭化計画の実行は必要なのです。地球は氷河期を迎えていますが、CO2排出による温暖化で、異常気象が発生していると言われています。

合併に伴う特別交付金も終わるし、水害の復興費用を国から借りているために、それを返済しなければならず、行財政改革の急務を言っていました。問題は、市報などに、危機的状況をあまり出さないので、市民の意識が市長の意識までいっていない気がします。市報なども民間に委託してはどうでしょうか。

そんなわけで、市長さんは夢を語れない様子でしたが、林業を山業として、再生するとのことで、日田の特産であるわさびの栽培や、バイオバマス発電などのお話がでました。またそれらを推進していくために、カンファレンスセンターの設置などお話していました。これも機能しているのかな。

今日のお話を聞いて気づいたのですが、どこの自治体の長も、多くが民間出身者が多いと思いますが、いつも間にか、行政の官僚に取り囲まれて、当選当時の新鮮な発想力がしぼみ、旧態依然とした発想に落ち込んでしまうのはなぜでしょうか。自治体の長のまわりには、民間のブレーンを常備配置した方がよいと思います。

日田市は咸宜園の教育世界遺産への登録招致運動をしているが、一言もでなかったのはやはり疲れているからでしょう。天領まつりの時に、四回、咸宜園に行きましたが、咸宜園研究センターの市職員は、咸宜園での案内をてしていないくらいですから、これも早く民間委託してほしいと思います。サービスのできない研究員はいらない。教えることのできない先生は要らないのです。

このように書くと批判ばかりしていると思われますので、いくつか提言しますと、日田市においては、歴史文化と観光と農林業による活性化を計っていくことです。

これからののトレンディのキーワードの第一は、日本流ロングトレイルです。つまり歩きながらその土地の自然と文化と歴史に触れ、楽しむことです。たとえば三津江にまたがる林道をつかい椿ヶ鼻・釈迦岳をとおり天ケ瀬に出て日本100名湯の温泉に入っていただくコースとか、慈眼山から豆田散策そして岳林寺を回り、祇園会館を見て、日田温泉に入るコースや、自然あふれる小野、小鹿田焼きコースとか、一泊二日などの宿泊コースをいくつか作り、それを売り込むのです。これほどの自然と歴史を持っているところはそうはないのです。また大分県にまたがる広域なコースも作れます。

農林業においては、6次農業で、津江のわさびを使ったダイエット商品の開発をし、通販事業を立ち上げるのです。これには日田の野菜や味噌なども売れます。実は野菜販売は、友人がしていて、猫の手も借りたいほど忙しいとのことです。ヒントはたくさんあります。人が足りないというのなら、現代の咸宜園(日本語学校)をつくって、東南アジアから若者に来てもらって、昼は働き、夜、咸宜園(各高校を使う)で、日本語を学び、そしてお互いの歴史と文化を勉強する機会を作ってはどうでしょうか。一年から二年ぐらいの短期留学方式がよいと思います。

公務員は自分たちが国民、市民へのサービス業従事者であるとの自覚を持つことです。国も自治体も行財政改革は、日本航空で実施しているアメーバ経営を導入して、部署ごとの人時採算性をだしていく仕組みにしないと変わらないと思います。

当研究所では、これからも、市や商工会議所あるいは企業経営者に提言していって、地域の活性化のために尽力したいと思っています。只今、「よろず相談会」を実施中ですので、メールにてご連絡下さい。
E-mail beppu1717@mint.ocn.ne.jp







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