2013年1月5日土曜日

新時代の思想

 おはようございます。
21世紀に入り、13年が経過しましたが、依然として、東アジアそして中近東では、きな臭いにおいがしています。それは新時代の思想をもたないからです。戦後のインテリは、共産主義革命の後、平等な国家体制ができるものと期待していましたが、その夢は破れ、中国では、共産党が資本家に成り代わり、民衆から搾取し続けていますし、北朝鮮では、金王朝という世界史上、まれな世襲制国家が存続しています。

新年のこの時に、歴史を振り返ると、中国という国で、今の政府が永遠に続くものでないことを歴史が物語っています。歴史は繰り返していますので、そう遠くない時期に、共産党国家は、崩壊して、民主主義的な国家へと変わるだろうと誰もが思っていると思います。

あるいは、中近東では、まさに永遠に憎しみ合い、殺し合いが続いているのです。それは、メディアでも取り上げられるようになりましたが、今のイスラエルの原点であるモーゼは、旧約聖書の出エジプトなど五書を書いたのですが、創世記の神と、ユダヤの神は同一ではないことがわかってきています。

宇宙を創造し、人類を生んだ全知全能の神が、特別な民族だけを選び、恩恵を与え、その他の民族を皆殺しにすることを許すことはありません。フロイト(精神分析学者)は、モーゼはユダヤ人ではなくエジプト人で、その神は、太陽神であったと書物に残しています。このように書くと読者の皆さんは迷うと思いますが、迷う必要はありません。人類の古代の歴史の真実は、まだまだわかっていないからです。歴史家や学者の研究をまたなくてはなりません。

それでは、新時代の思想を提言すれば、それは『共生と循環の思想』です。今までの時代は、利己主義の考え方や国家的なエゴがまかり通ったのですが、そろそろ人間は自分だけでは生きられないことがわかってきているのでしょう。

まず、宇宙を見てみましょう。宇宙の中の、太陽系を見てみますと、太陽を中心に、水星、金星、地球、火星、木星、土星があり、300年かかって、天王星、海王星があり、約20個の衛星と数百の小惑星があることがわかってきました。コロンブスの時代まで、地球は平面であり、海の向こうにいけば落ちるとか、バチカンは、地球を中心に、星が回っていると言い、異論を唱える者をはりつけにしたのです。

しかし、人類は進歩し、科学は発達する中で真実がわかってきたのです。私たちが住んでいる地球は、勝手に宇宙に浮かんでいるのではないのです。太陽を中心に回り、それぞれの惑星との距離によって、引力がたもたれ、宇宙の果ての落ちることなく、存在しているのです。つまり地球はそれぞれも惑星と共生しているから地球は、生物の住める惑星として生きているのです。それぞれの惑星から生かされているのです。これが「共生」です。宇宙や大自然にはこのような大きな力が働いているからこそ、私たちは地球に住めるのです。人間の力など、微々たるものです。

では地球上の国を見てみましょう。資源のない日本は、アメリカやロシア、中近東諸国やアフリカなどから資源を供給してもらい、それを加工し、製品を作り、輸出し、産業が成り立っています。
あるいは、今日では、中国や東南アジアの人件費の安い国で製品を作るために進出しています。では、逆からみれば、資源を持っている国は買ってくれなければ成り立たないし、雇用がなければ働く場がないのです。これが「共生と循環」です。お互いに助け合っているのです。

安倍総理が、日本の国の景気を浮揚するための施策を発表していますが、金融政策を見ると、日銀は紙幣を市場に出しますと、各銀行は、それを国の省庁や自治体、企業にお金を回していきます。そこで設備投資などが促進し、雇用が発生し、賃金が増えてきますので、消費が上向き、需要と供給のバランスのなかで物価が上昇してくる方策です。

このためには、銀行が溜め込まないで融資を促進する必要があると同時に、中小企業を援助し、起業を促すことです。20代の経営者がもっと増える教育と施策が必要になります。この政策がでたあとで、賃金のアップは認めないと言った経団連の会長さんがいますが、時代錯誤もはなはなしく、早く辞めていただきたい。20代の非正規社員を増やすような会社や国に未来があるのでしょうか。そのような国が豊かになることはないのです。いつまでも資本家と労働者の発想するな。

政治も経済もこの「共生と循環の思想」を理解しなければ、明日の日本も世界もないのです。では個人においてはどうでしょうか。

人はひとりで生きているのでしょうか。あなたが生れてくるまえに、約5000人の血が引き継がれ、あなたには、生んでくれたお母さんとお父さんがいるです。あなたと肌を寄せ合った兄弟がいるでしょう。あなたのことを心配してくれた友達がいるでしょう。あなたに声をかけてくれた近所のおばちゃんやおじちゃんがいます。だれひとりとして、ひとりで生きているのではないのです。あなたは、あなたのお父さんやあ母さん、兄弟姉妹、友だち、近所の方があなたにしてくれたことをあなたがその方々へしてあげるのです。

こんな生き方をしたら素晴らしいと思ませんか。そうです。みんながそう思い、そうするのです。それが「共生と循環」なのです。

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