2013年1月31日木曜日

成功哲学ーブツダの教えーこころを見守る

 おはようございます。
お釈迦様は、こころについて、何度も何度も述べています。こころは確かに脳で考えていることでありますが、悪いことを考えて、人は他人の物を盗んだり、殺人まで犯すということをします。現実におきていることを見ると、人間の否定的な側面をみてしまいますが、むしろそうでない人たちのほうが圧倒的におおいことは事実であります。健全な人のほうが多いと思うのですが。

私は、就寝前と早朝に、お香をあげ、座禅を組みます。それはこころを静めるためです。私のこころは現実の生活のなかで、外の刺激と考えていることに左右されるからです。座禅は全身の力を抜いて、丹田の呼吸に集中すると、さわやかの気分になるのです。線香を使いますが、空気を清浄にするためです。約20分ほどの時間、座禅します。お釈迦様はこの座禅の姿勢がもっともよいと言われています。

一筋にたちのぼるお香


中村 元先生の「真理のことば」(岩波書店)よりダンマパダ(法句経)35・36より

「心は、捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。
その心をおさめることは善いことである。
心をおさめたならば、安楽をもたらす。

心は、極めて見難く、極めて微妙であり、欲するがままにおもむく。
英知ある人は心を守れかし。
心を守ったならば、安楽をもたらす。」

心はうつろいやすく、欲望のおもむくままに、気ままにゆれうごくのです。こころに振り回されてはなりません。こころの手綱をひくものが、本当のおのれの自身、真人なのです。ですから真人を強めるなければならないのですが、これが仏教では、仏性と言っているのです。キリスト教では霊性と言います。

仏性はおのずと備わっているものですが、金剛石(ダイヤモンド)も磨かなれば輝かないのと同じように、こころも磨かなけば、仏性もあらわれてこないのです。聖書に「あなたのこころを見守れ、いのちの泉はここから湧く」とあるように、中村元先生は、「引きずり回せれないように、心を守りなさい。ほんとうの意味の智慧のある人は心を守りなさい。それによって、ほんとうの意味の安楽が実現されるというのです。」と書いています。









0 件のコメント:

コメントを投稿