2015年1月5日月曜日

温泉禅~からだを調える~

 新年明けましてあめでとうございます。


今日から仕事始めの方もおられましょうし、サービス業などに従事している人は、これからお正月休みを取る方もおられるでしょう。目標と計画をしっかり立てて、充実した一年をおくりましょう。そのためには、日々、座禅瞑想し、心身を清浄にする必要があります。

昨年来、そのひとつとして、温泉禅を皆様におすすめしてきましたが、今日は、温泉禅における調身つまり体をととのえる方法を書きたいと思います。


温泉禅は温泉浴場に行った時から、今日は座禅をするという心構えが必要ですので、更衣室で服を脱いだら、きちんとたたみましょう。浴場内に入るとき、感謝を込めて合掌礼拝します。

まずかけ湯をしますが、心臓から離れた足から、そして腕にかけ、お腹にかけて、肩ごしにかけます。ぬるめの湯(お湯が出ているところから離れているところ)に入ります。

胡坐(あぐら)座ですわり、肩を外まわし十回します。首を下向きに、上向きに、右向きに、左に向きに各十回し、最期に首を右まわし、左まわし、を十回します。これで肩こりがなくなります。

次に、左右の足をつま先から、ももまでしっかり揉んであげます。特に、足首やひざの関節をしっかり揉んでください。これで関節炎がよくなります。そして、しこをふむ格好を三分ほど、三回します。腰や背筋が伸びてきます。


静かにあくらで、すこし岩や浴槽壁にもたれるように座ります。いわゆる結跏趺坐や半跏趺座をしないのは、浮力があるためです。あるいは、岩風呂で岩の腰掛を作っているところは、半跏趺座ができます。

そいて左右、前後に体をゆすって、姿勢をととのえます。手は、ひざのうえに、陽迎印(宇宙から生命の氣があたえられる)もしくは叡智印(宇宙から知恵があたえられる)また法界定印をします。そして欠気一息し、温泉禅に入ります。5分から10分です。

右が叡智印、左が陽迎印です。「強くなる瞑想法」(無能唱元)より

次回は、調息(呼吸をととのえる)について書きます。それでは皆様の一年が健康で幸せでありますようにお祈りします。南~無 合掌礼拝 徳温禅月。






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