2014年2月17日月曜日

四国巡礼~十三仏御本尊Ⅷ~観音菩薩

 おはようございます。十三仏御本尊の八番目に位置するのは、観音様ですが、観世音菩薩や観自在菩薩とも言います。聖観音菩薩、千手千眼観世音菩薩、十一面観世音菩薩、馬頭観音、准てい観音、如意輪観音などたくさんの観音様がおられます。

西国、坂東、秩父の三十三ヶ所観音霊場は、観音菩薩様が三十三のお姿に変わり、説法し、民をお救いになったことから、三十三になっているのです。観音様は、どんな苦しい時も、悲しい時も、見ていてくださり、私たちも思いを聴き、助けてくれるのです。ですから、観音像は、たくさんの顔と手をお持ちになっているのです。

昨日のBS-TBSの「徳さんのお遍路」は八十三番札所の一宮寺でしたが、この寺の御本尊は聖観世音菩薩様でした。加藤弘淳ご住職が「虚しく往きて実ちて帰える」とお話していましたが、観音様に出会ったら、元気になるのです。


私は、毎朝のお勤めで、妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈をお供えしますが、毎日守られている気がしますね。般若心経も「観自在菩薩・・・・」で始まります。平安時代の人々も、「梁塵秘抄」で「万の仏の願いよりも、千手の誓いぞたのもしき」と歌っているように、やはり具体的な現世利益を望んでいたのです。

大分県日田市天瀬町の観音の滝。観音様に見えるでしょ。

観音菩薩様のご真言は「おん あろりきゃ そわか」です。それでは、皆様の身の上のどんな悩みも苦しみも取り去ってくださるように、「おん あろりきゃ そわか」「おん あろりきゃ そわか」「おん あろりきゃ そわか」 南~無 合掌 徳温禅月。






0 件のコメント:

コメントを投稿