2014年2月4日火曜日

四国巡礼~十三仏御本尊~釈迦如来

 おはようございます。
毎週日曜日の9時からBS-TBSで「徳さんのお遍路」を観るのが楽しみです。こんなに気軽に、四国八十八ヶ所巡りもできるんですよと、楽しみ方を提案しているような番組でもあるのですが、あの軽薄に見える徳光さんでさえ、本堂と大師堂で、唱えているのが十三仏御本尊御真言なのです。

前回はお不動様=不動明王について書きましたが、人は亡くなると七日目でお不動様の星にたどり着くのです。次の十四日目にお釈迦様の星にたどり着くのです。お釈迦様、仏陀、釈尊、釈迦如来と言われ、私たちと同じように人間としてお生まれになり、煩悩に苦しみ、この世の、宇宙の原理を説き明かし、人間としてのありようをお示しになった方です。

国宝「臼杵石仏」より

いわゆる禅宗のみは、釈迦如来が御本尊です。今日、中村元先生によって、釈迦の足跡が研究され、釈迦のおことばが明らかになりました。(「ブッダのことば」など岩波文庫)

座禅し、冥想し、この方に祈る時、この世の苦しみ、肉なる人間の苦しみを一身に受けた身だからこそ、すべての解決への糸口を見出してくださるのです。

御真言は「のうまく さんまんだあ ぼだなんばく」です。これを三回、七回、と必要に感じるだけ唱え、次に瞑想にはいると、答えが潜在意識の奥深くから、すべての人に与えられます。

日田市財津町龍体山八十八ヶ所

祈りこそ、人類のいかなる時代においても、すべての人間に、平等に与えてくださっているのです。宗教団体にはいらないとご利益がないとか、どこどこにいかないといけないとかそのようなことはありません。今、その場所で祈るのです。

自分の病気の苦しみ、家族を亡くした時の悲しみ、社会での人間関係の悩み、様々な苦悩があっても、お釈迦様も生身の人間として苦しまれ、悟りを開かれ、私たちに、人生を歩む道を導いてくださっているのです。

お釈迦様をイメージし、手と手を合わせ、合掌し、「のうまく さんまんだあ ぼだなんばく」と唱え、お祈りしてください。すべては解決してくださいます。南無 釈迦牟尼仏 南無釈迦牟尼仏、南無釈迦牟尼仏と感謝し、お祈りします。徳温禅月。




0 件のコメント:

コメントを投稿