2014年2月27日木曜日

今こそ、上杉鷹山に学べ!

 おはようございます。
今、藤沢周平さんの「漆の実のみのる国」(文春文庫)を読んでいます。内村鑑三先生の「代表的日本人」(岩波文庫)を読んで、童門冬二さんの「上杉鷹山の経営学」を読むにつれ、ジョンFケネディ大統領をして、「もっとも尊敬する日本人」(PHP文庫)と言わしめた上杉治憲・鷹山とはどんな人か興味深まったからであります。ましてや、藤沢周平さんは、病床のなか、最期の力を振り絞って書いた遺作でもあるのです。


上記の本は、ぜひとも読んでいただきたいのですが、本を読むにつれ、士農工商の意識とシステムは、江戸時代と変わってないところに日本の悲劇(喜劇)があるのでは思うようになりました。士という武士のかわりに、国家公務員や地方公務員が変わっただけではないでしょうか。

国会議員をはじめとする為政者は、権力を握ると、態度を豹変させてくる。政治や行政に携わる人たちが忘れてならない言葉が、以下の上杉鷹山の伝国の辞です。

ウィキペディアより
伝国の辞(でんこくのじ)とは、鷹山が次期藩主・治広に家督を譲る際に申し渡した3条からなる藩主としての心得である。
内容は, 引用して次に示す(ただし,縦書きを横書きに変換してある)。
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候
右三条御遺念有間敷候事
天明五巳年二月七日  治憲 花押
治広殿  机前
伝国の辞は、上杉家の明治の版籍奉還に至るまで、代々の家督相続時に相続者に家訓として伝承された。」
その意味を米沢市観光物産協会が意訳していますが、
「一、国家は先祖から子孫に伝えるところの国家であって、自分で身勝手にしてはならないものです。

一、人民は国家に属している人民であって、自分で勝手にしてはならないものです。

一、国家と人民のために立てられている君主であって、君主のために立てられている国家や人民ではありません。」
ケネディ大統領は就任演説で同様の事を言ったのです。政治家や公務員の皆さんはこのような心構えをもっているでしょうか。国家および地方自治体の財政の立て直しは、まさに上杉鷹山の藩政改革に学ぶべきではないでしょうか。
 
内村鑑三先生の「代表的日本人」岩波文庫のなかの上杉鷹山の章で、鷹山が一生の守護神である春日明神に送って捧げたものが、
「一、文武の修練は定めにしたがい怠りなく励むこと
二、民の父母なるを第一のつとめとすること
三、次の言葉を日夜忘れぬこと
   贅沢なければ危険なし
   施して浪費するなかれ
四、言行の不一致、賞罰の不正、不実と無礼、を犯さぬようにつとめること
これを今後堅くまもることを約束する。もし怠るときには、ただちに神罰を下し、家運を永代にわたり消失されんことを。以上
上杉弾正大弼 藤原治憲  明和四(1767)年八月一日」
 
これらの本と、「里山資本主義」を読んでいますが、地域活性化の原点は、上杉鷹山の「漆の実のみのる国」にあると思えてなりません。金融資本主義のグローバル経済の波に乗ることが、大多数の日本国民にとって幸福なのか、いままさに問われていると思います。身についたバブリーな贅沢からなかなか抜け出さないのも人間であるが、果たしてそれでいいのか。

それでは読者の皆様のご健康を祈りつつ。南~無 合掌 徳温禅月。





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