おはようございます。
断食をダイエットを目的にする人がいますが、ダイエットは目的ではなく、適正な体重何キロにするという目標であり、目的ではありません。ダイエットの目的は、身体の健康にあります。断食の目的は、こころと身体と魂の浄化とその一体にあります。
前田行基先生は、「釈尊の断食法」のはじめに、次のように書いています。
「その中の一つ「正命」(正しい生活)とは、無病息災に至るための道です。これは「正しい食事法」と「正しい呼吸法」を説いた、シンプルにして高遠な教えです。
インドでは断食や絶食のことを「ウボアズ」と称しています。「ウボアズ」といえば、すべてのインド人が敬意をもって接してくれる有難い尊い言葉です。
「ウボアズ」とは、元来「自己の本性である神に還る」という意義をもっています。それゆえに私は「ウボアズ」を単なる「断食と言わず、「お断食」と称しています。しかしそれでも「ウボアズ」の深遠で美しい内容の表現としては粗末に感じ、サンスクリット(梵語)の言葉そのままの発言を用いて普及させ、定着させたいと思っています。」
私は、八正道のなかの「正命」は、単に正しい生活をすることと理解していましたので、正食を付け加えるべきだと思っていました。前田先生が言われるように、「正しい食事法」と「正しい呼吸」であればその必要はなかったですね。
では「ウボアズ」=「お断食」をすると身体にどのような効果があるのでしょうか。目次から拾ってみました。
・ウボアズ(断食)は胃腸を休養させ宿便を排除する
・ウボアズ(断食)は瘀血を排除する
・ウボアズ(断食)は食品薬害の毒素を排出する
・ウボアズ(断食)は自然治癒力を目覚めさせる
・ウボアズ(断食)は腸を浄化し、脳を健全に活性化する
・ウボアズ(断食)をすると、快食・快眠・快便となる
・ウボアズ(断食)は過食の害を補う
少年の頃、犬を飼っていましたが、今のようにペットが具合が悪くなれば、動物病院に連れて行くような時代ではなく、犬は2、3日床下にもぐこんでいるだけで、元気になって出てきました。つまり犬は本能的に断食を知って、実践していたのです。今日ほど人間もペットも虚弱になり、すぐに病院に行き、薬に頼っていますが、それが正常な行為かどうか疑問に思うのです。
「ウボアズ」(お断食)の効果と実践方法をお知りになりたい方は、まずは「釈尊の断食法」 前田行基著(地湧社)を手元に置いて、潜在意識に透徹するほどよく読んで、実践してみてはどうでしょうか。アマゾンなどネットで注文すればすぐ届きます。医学博士の石原結實先生の本もご一緒に読むといいでしょう。
それでは、皆様のご健康と祈りつつ、良き週末をおすごし下さいませ。南無釈迦牟尼仏 合掌礼拝 徳温禅月。
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