おはようございます。
今回の衆議院選挙で、多数の新人議員が当選しましたが、当選者が前回と違うなという印象を受けました。前回は、タレントや言われたからでた人が多かったようですが、今回の当選者を見ると、自民党せよ、日本維新にせよ、みんなの党にせよ、こころざしを持っている人が多いのであります。
九州でも、福岡、大分、佐賀など優秀な新人が当選しました。そのなかでも、神奈川11区から2期目の当選をした小泉進次郎氏に注目しています。彼は青年局長として全国を飛び回り、彼が応援演説をした56選挙区で54人の方が当選しました。もうひとりは、大分1区から当選した穴見陽一氏です。
新世代の政治家が登場してきたなと予感させられます。まず、政治家にせよ、経営者にせよ、こころざしを持っているかが最も重要なのです。次にそのこころざしを実現するために、どのように勉強し、努力しているかという事です。
世襲議員の批判がありますが、たとえば親が経営者で急に亡くなった時、その息子が会社を継がなくてはいけません。しかし、会社を継ぐことを考えて、大学で経営学を専攻し、学んだ人と、なにも考えずに突如、経営を継ぐ人とでは雲泥の差があるのです。経営を継ぐ人は経営学を学んでいなければ間にあいません。世襲議員であろうが、こころざしを持っているかどうかです。政治や行政の勉強をしていない人が立候補するべきではないのです。東京都知事になった猪瀬氏は、作家時代から大変勉強しているし、政治についてノンフィクションで書いています。
管理職にも言えることで、たとえば部長になりたいという目標をもっている人は、日頃から部長の勉強をしておくべきで、辞令が降りてからでは間に合わないのです。これからは中小企業でも、年齢に関係なく、常に勉強し努力している人、その責務を全うできる人を抜擢すべきです。
私が注視しているのは、国のリーダーになる人は、高校や大学でそのための教育を受け、準備していないとなれないという事です。小泉進次郎氏に期待しているのは、彼がコロンビア大学で政治学を勉強しているからです。同時に、リーダーとしての資質を持っているという事です。
そしてリーダーたるものは、道元さんの「修証義」の第三章受戒入位に書いてあります三聚十戒を受けいれ守ることです。現代風に訳してみたいと思います。
第一は、人の道、ほとけの道を守ることを喜び慎め
第二は、善きことを喜び慎め
第三は、人の喜びを己の喜びとし慎め
1、いのちあるものを殺してならない 国民の命を守ることを第一義としているか
2、他人の物を盗んでならない 国民の財産を盗んでいませんか。
3、みだらなおこないをしてはならない スキャンダラスなことをしていませんか
4、嘘をいうな 嘘のマニュフエストをつくるな。
5、酒におぼれるな アル中で亡くなった国会議員もいる気をつけろ
6、他人のあやまちを責めるな 無益な他党批判をするな
7、自分をほこり、他人を傷つけるな 驕り高ぶるな、自分だけ助かって秘書を見殺しにするな
8、人のために施すことを惜しむな 国民のために尽力せよ
9、怒りに燃えて、自分をみ失うな 自分をコントロールできない人は人の上に立つな
10、三宝(仏・法・僧)をそしり、不信の念を起こすな 世界には不信仰なリーダーはいない
新人議員の皆さんはこのことを守っていかないと、明日は、わが身になりますよ。政治家は少しくらいダーティでなければ政治はできないという人がいますが、そのような政治家で国が持ったためしはありません。政治家も経営者も精錬潔白でなければ人はついて来ないし、国民はよく見ています。また現職議員で上記のことをできない人は国会議員を辞めてもらいたいと思います。
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