おはようございます。
昨日のブログで、イエスキリストの誕生のとき、東方から三博士が拝みにきたと書きましたが、東方とはどこですかとのご質問がありました。聖書から特定することはできませんが、ペルシャ(イラン)かインドだと言われています。
天体や星の動きなど見る人たちという事になると、インドが最も進んでいたかも知れません。昨日書きましたが、今日でもチベットでは、イエスキリストと同様の方法で大僧侶の後継者を選ぶことができますから、当時もそうだったのでしょう。イエスへのお誕生の贈り物の中身が、黄金・乳香・没薬(もつやく)と聖書に書いていますので、インドの線が強いですね。(昔はパキスタンもインドでした。)
紀元前3世紀頃には、アレキサンダー大王の遠征や、アショーカ王の仏教の西方への伝道などシルクロードを通って、交流が盛んであったことなど考えますと、インドの僧侶だと思います。ドイツの宗教学者のホルガー・ケルステン氏が「イエス復活と東方への旅」に詳しく書いています。この本は37ヵ国語で400万部出ているそうです。
聖書には、13歳のイエスが登場してくるだけで、14歳くらいから30歳までのイエスの行く末は全く書いていません。ホルガー氏などの研究によれば、インドのカシミールにて修行していたとのことで、仏陀の教えや、ヨガや座禅を身につけ、熟知していたようです。ですからキリストの言ったこととブッタの言ったことには、多くの類似性がみられるわけです。
わたしは、2000年に渡って、またこれからも多くの人に影響を与えるイエスキリストの誕生を祝うことは、間違ったことではないと思いますが、日本の留学生がアメリカでクリスマスの意味を聞かれたら、サンタクロースの日でしょと答えたという話もありますので、グローバルな時代ですから宗教教育もしていかないと日本人は笑われます。
それでは、イエスはなぜ生れてきたのでしょうか。それは人間が神に背き、間違った生き方をしていたので、神の化身として、人々の生き方をただし、その魂をいやし、救うために生まれてきたのです。仏陀は、人間には仏性が備わっていると言い、キリストは霊性があると言いました。そして聖霊が働くとき、霊性(仏性)が目覚め、高めれて、正しい生き方ができるのです。そしてキリストは昇天するときに聖霊を私の代わりに使わすと、人類の救いの方法を言ったのです。仏教でいう観音菩薩に近いかもしれません。
キリストの生まれ変わりとか、仏陀の生れ変わりだという新興宗教の教祖がいますが、すべてうそ、でたらめで、そのような邪宗に惑わされないようにするには、本物のキリストや仏陀の名をあげて、祈ることです。そうするとそれが邪宗であると心の奥深くから答えがかえってきます。今は聖霊の時代ですので、キリストや仏陀は、聖霊や菩薩としてともにいますので、生まれ変わる必要がないのです。
この世は、すきあれば悪魔が巧妙に誘い、悪へと導きます。アメリカの小学校で26名の子供たちが、銃弾の犠牲になりました。(亡くなった子供たちのご冥福をこころよりお祈りします。)単なる精神異常者では片づけられない問題あるのです。また、銃規制をすると同時に、宗教教育をし、家庭の中で祈りのある生活をすすめることが特に先進国では求めれていると思います。どんなに物質的に豊かになっても、精神は病んでいるのです。うつ病患者はちまたにあふれ、自殺者が10数年、3万人以上いる国は異常です。
クリスマスおめでとうございます。
処女が身ごもって、そして男の子を産む、その名は、インマヌエルと呼ばれる。
(訳すと神は私たちとおられるという意味である)聖書より
いと高い方に栄光あれ、尊厳なる方に誉れあれ。
「絶望は私を鍛え 希望は私を動かす」 パククネ(韓国初女性大統領)
キリストや仏陀は、あなたの中にいるのです。さあ新しい年に向けて準備しましょう。私もクリスマスとお正月休暇をいただいて、瞑想と祈りの日々を過ごしますので、ブログは3日までお休みします。皆様、おひとりおひとり、良いお年をお迎えください。
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