2013年12月12日木曜日

終活~「ソナエ」冬号を読んで~

 おはようございます。
楽しみにしていた終活読本「ソナエ」2014冬号(産経新聞出版)が届いた。季刊誌にしては880円で手頃であることと、トレンディな記事もあるので面白いので、購読しているわけです。

今回の表紙は、堀北真希さんで、映画に見る葬送が特集で、彼女が映画「麦子さんと」の主役を演じています。12月21日からロードショーで公開されますが、監督は吉田恵輔氏です。ストーリーは、別居していた母(余貴美子)が突然帰ってきて、兄と三人の生活が始まるわけです。

子を捨てた母との生活のなかでの親子の葛藤そしてその母親が亡くなって、もっとやさしくしておけばよかったと後悔、自分を責める麦子の姿、葬儀、納骨など母の死を通して、親子とはなにかなど突きつけるものがあるのではないでしょうか。この映画、観に行きたいと思いました。


堀北真希さんは毎年お墓参りをしているとのことで、彼女の純朴なこころに、なるほどとうなづけるのではないでしょうか。吉田監督も撮影に入るまえに、お母さん(享年65歳)が亡くなり、「悲しみ」より「後悔」が先だったそうです。

死後のひとつひとつの儀式といいますか、看取り、葬儀、火葬、取骨、そして法要、納骨という亡くなった方を送るなかで、生と死を考えるのではないでしょうか。特に近親者の死を通して、自分自身の人生を考えることができる機会でもあるのです。だからこそ、火葬で終わるような直葬は生命観の喪失だと思います。

この映画「麦子さんと」はぜひ観たいし、もういちど観たいのは、伊丹十三監督の「お葬式」と滝田洋二郎監督の「おくりびと」、まだ観ていないもので、砂田麻美監督の「エンディングノート」がある。この「ソナエ冬号」にはたくさんの「死」「葬儀」を扱った作品を紹介しているので、ご一読してはどうでしょうか。

お互いに後悔しない死に方をしたいものです。それは同時に後悔しない生き方でもあるのです。それでは皆様のご健勝をお祈りしつつ・・・南~無 合掌 徳温禅月。




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