2013年12月6日金曜日

じたばたするな!

 おはようございます。
一週間の経つのが早いですね。もう週末を迎えようとしていています。世の中、毎日毎日いろんなことがあります。ましてや情報化社会ですから、テレビなどのマスメディアからインターネットなどの個人情報に至るまで、あらゆる情報が流れ、見ることができる世の中です。

しかし、情報に踊らされることなく、この世を達観して観て行きたいものです。見ると言う字が観察の観に意味があるのです。南アフリカのアパルトヘイトを撤廃したマンデラさんも95歳であの世に行きましたが、大往生ですよね。ご冥福をお祈りします。

昨日見た落日
  
空海さんが「来たること我が力にあらず、帰らむこと我が志にあらず」(性霊集)で言っていますが,
人間生まれるときも死ぬるときも自分の意思で決められないのです。老いて死に至るのは、生あるもののさだめです。
 
なにも気にすることはないのです。先日、TVでアメリカの脳外科医の臨死体験を特集していましたが、それが真実であろうがなかろうが、今生きていることとは関係がありません。だから仏陀は何も言わなかったのです。
 
私は、死ねば肉体の一部である脳も死滅するわけですから思惟することはできないと思います。つまり霊魂は思惟するものではなく、もっと純粋なもの、光のようなものではないでしょうか。ですからあの世を別の世界があるなどというではなく、霊魂は神や仏のみもとで行くのです。
 
だからじたばたしてどうする。今を精一杯、正しくかつ楽しく生きるべきだと思います。良寛さんは、「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候。かしこ」と言いました。
 
良寛さんのように、「あるがままを受け入れ、生や死を越えてひとり揚々と生きる境地」に見習いたいと思うものです。まあ、じたばたせずにゆっくり風景を眺めながら生活しましょう。それでは皆様にとって、良き週末でありますようにお祈りします。南~無、合掌 徳温禅月。
 
 
 
 
 


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