2013年12月18日水曜日

終活~孫に何をプレゼントするの?~

 おはようございます。
終活には、遺産相続という重要な課題があるのですが、その前に、生きている間に、あなたはお孫さんとどのようにかかわるのでしょうか。Xmasやお正月を前にふと思いました。これからXmasプレゼントやお正月のお年玉を、可愛いお孫さんにあげるのですが、慣習になっていないでしょうか。

長い、少なくとも60歳以上生きてくると、人生とは何か、また人生で失敗しない処世訓などが身についている世代だと思うのです。お孫さんの成長に伴い、確かに、両親が教育しているのですが、おじいちゃんやおばあちゃんのちょっとしたアドバイスが、子供たちにとって希望や勇気を持つことも多いのです。

ちょっと昔、島田洋七の「がばいばあちゃん」が流行りましたが、そのようなおばあちゃんたちは、周りに結構たくさんいるものです。だから終活のひとつに、孫の教育に関わるという項目を入れてほしいと思います。

次に、Xmasやお正月に贈るプレゼントやお年玉もいいですが、そろそろ遺産相続を兼ねて、お孫さんへの財産の贈与を考えてみてはどうでしょうか。終活読本「ソナエ」(産経新聞出版)秋号によりますと、「孫に贈与」がトレンドらしいです。

家計が火の車の現役のパパ・ママ世代に比べ、生活にゆとりのあるジジ・ババ世代が、節税を意識しながら孫の教育を援助している。「孫への贈与なんて金持ちが考えること」と思うなかれ。金融機関の窓口は、「元気なうちに隔世相続を」と相談に訪れるシルバー世代がひっきりなしなのだ。

その方法その一
教育資金贈与があります。1500万まで可能です。但し教育目的のみの使用ですので、お孫さんの年齢と進学計画を考えてからしましょう。但し2015年末までです。

その二
暦年贈与です。年間110万まで非課税ですので、お孫さんの教育費として、毎年?プレゼントしてはどうでしょうか。これがXmasやお正月の贈り物にいいかも。

その三
住宅取得資金として最大1200万まで非課税です。但し2014年末までです。

その四
相続時採算課税として、贈与分を相続時で精算します。これはきちんと伝えておかないと忘れるかもしれませんね。

贈り物はお金ばかりではないのです。ぜひ、子供さんやお孫さんたちと旅行などに行って、思い出を贈ってください。これが一番、あなたにとっても、ご家族にとっても、すてきなプレゼントかもしれませんね。方法はたくさんありますが、子々孫々にわたって、生かされ生きているのです。

贈与や相続について、お近くの終活カウンセラーや税理士さんにお尋ねしてください。また本もたくさん出ていますので、読んで見ることから始めてはどうでしょうか。それでは、皆様のご健康をお祈りしつつ・・・南~無 合掌 徳温禅月。




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