おはようございます。
昨日、ご紹介した終活読本「ソナエ」(産経新聞出版)の中に「らしさのある葬儀」というテーマで島倉千代子さんの葬儀と終活についての記事がありました。
『遺影は生前、自分が選んだお気に入りの一枚だった。遺影で来ている紫色の着物は棺に納められた。自身が旅装束にと希望していた。「最期まできれいに」と死化粧の指示までしていたという。「香典はいただかないで」と葬儀の出し方にも注文をつけていた。』
8年前に「島倉家これが私の遺言」という本を出版した頃から、彼女の終活は始まっていたと思います。東京品川の東海寺に、ピアノをイメージしたデザイン墓を、生前に建てていて、生れなかった忍ちゃんのお名前も・・・。「淋しいとき、悲しいとき、嬉しいときもモニュメントに会いに来てくださいね。きっと元気になりますよ」と語っていたそうです。
これだけ、完璧に「終活」をしていた芸能人はいないと思います。いかに彼女が誠実に生き、死ぬまで他人にはご迷惑をかけたくないという心くばりがあったのです。そして来年の歌手生活60周年を記念して、南こうせつさんに依頼していた歌を最後に歌ったのです。「からたちの小径」ですが、特別に12月18日に発売が決まり、早速、予約注文しました。早くこないかなと楽しみにしています。
「なつかしいうたを 誰かがうたっている
遠い日の思い出が よみがえる
駅から続く からたちの小径を
手をつなぎ 寄り添って 歩いたわ
・・・・・
帰らない日々を くやみはしないけど
人生は流れゆく 旅景色
たった一度の ときめきの香りが
夢見るように 淋しそうについてくる
・・・・・ 」(作詞 喜多條忠 南こうせつ)
戒名は「寶婕院千代歌愛大師」~「美しきの日本の宝、千代(永久)に歌を愛するかわいい人」という意味だそうです。島倉千代子さんのご冥福をお祈りし、追悼の意を表します。合掌 徳温禅月。
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