昨日は、新約聖書のマタイの福音書からイエスキリスト誕生の物語を書きましたが、今日はルカの福音書から物語を書いてみたいと思います。そのまえに確かにキリストや仏陀の誕生をお祝いすることは大切なことですが、親子、兄弟、お友達など身近な人のお誕生日をお祝いすることはある意味ではそれと同様の意味があると思います。
なぜなら、その命は、人類歴史の中で、たった一人しかないからです。fb(フェイスブック)の良さは、お誕生日をfbfがお互いにメッセージできるところですね。いのちの誕生をお祝いすることのできる人たちは幸いですよね。
私はお会いしたら、できるだけ生年月日を聴くことにしていますが、その人のために祈るとき、たとえば別府武志さんと言っても、世界にひとりとは言えませんが、何年の何月、何日生まれの別府武志さんはただ一人で、その日にしか生まれていないからです。だから誕生日を大切にしたいと思います。
レンブラント「礼拝する羊飼い」
キリスト誕生物語~羊飼いたち
12月のイスラエルは、雪が舞い寒さが骨身にしみる季節なのですが、山間(あい)はもっと冷え込んでいました。その山間に、昼間放牧した羊たちを集め、寝かして、暖をとっていた三人の羊飼いたちが居ました。
そのとき、夜空の星々が一斉に輝きだしたのです。
シモン:「あれはなんだ・・・。」
羊たちも、うろたえ鳴き声をあげ、互いに寄り添っていた。そして大きな光とともに、天使が降りてきて、言った。
「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。今日、ダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。このかたこそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼い葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これがあなたがたのためのしるしです。」
すると辺り一面が光に照らされて、天から多くの天使たちが降りてきて、聴いたことのない荘厳な音楽と、神を賛美する歌が天地に響きわたったのです。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
地の上に、平和が、
御心にかなう人々にあるように。」
三人は、腰を抜かしながら、見たか、聴いたかと顔をあわせ、シモンが沈黙を破った。
「ようし、すぐにベツレヘムに行こう。天使が話したことを見に行こう」
三人は上着をかけながら、走り出した。大きく光る星の下に行くと、馬小屋があった。おそるおそるのぞいてみると、天使が言ったみどりごが、母に抱かれているではないか。シモンが天使が話したことをヨセフとマリヤに伝えた。
三人は、みどりごにひれ伏し、拝んだ。そして、ハレルヤと、神をあがめ、賛美しながら、飛び上がりながら、山へと戻った。
マリヤは、御使いが来て自分に言ったことを思い出した。
「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。
それゆえ、生れるものは、聖なる者、神の子と呼ばれます。」
そのお言葉通りになったことを、噛みしめながら、すべて心に納めて、思いをめぐらし、イエスを抱きしめた。
~終わり~「新約聖書ールカの福音書2」、「小説「聖書」新約篇」より
メリーXmasというとき、イエス様お誕生日おめでとうと言っているのです。私は釈迦やイエスが何のために生れて来たのかを長い間、学びました。ルカの福音書に出てくるシメオンのような歳になりましたので、皆さんに、釈迦とイエスの出生を様子をお伝えし、また一人ひとりの人間の命は、宇宙の唯一のいのちであることをお伝えし、だからこそ大事に生きてほしいし、真の宗教を学ぶことは、生きてゆく力が与えられることなのです。
キリスト教徒も仏教徒も全て、人類が平和でありますようにとお祈りします。南~無・・・合掌 徳温禅月。
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