おはようございます。
もうすぐクリスマスで、お正月がやってきますね。さて、こんな話を聞きました。アメリカに留学した女子学生が、Xmasパーティに呼ばれ、お友達から今日は何の日か知っていると聞かれたので、サンタクロースの日でしょうと答えたら、みんながひいてしまって、恥ずかしい想いをし、お母さんになぜ教えてくれなかったのかと電話したそうです。
ひょっとしたらお母さんも知らなかったとしたら、日本人は、世界に出て行くことはできないと思いますが、読者の皆さんはどう思います。それで聖書に書いてある記事を物語にしてその情景と意味を考えてほしいと思います。
キリスト誕生物語~東方の三博士~
ここはバビロニアからカシミールにつながる、山間の小さな村に、空の星を調べる天文台がありました。澄み切った夜空には、星が今にも落ちてきそうな、いかなる宝石もおよびがつかない輝きがありました。そこには、三人の博士が居て、もっとも年長者がアッペリウス、次がアメリウスそして若いサラキンが交代で夜空を見ていました。
もっとも暗くなる明け方、サラキンは、いままでみたことがない星を発見したのです。毎日みているのに、いつあの星は、どこから来たのだろう。早速、仮眠していたアメリウスを起こしました。
サラキン:「アメリウス、起きて起きて、不思議な星があるんだ」
アメリウス:「どれどれ、どの星だ」
「あれは、なんだあの輝きは・・・。」
「サラキン、アッペリウス長老を起こしてきておくれ」
サラキン:「長老、寒いのに申し訳けございません。起きてください。
大変な星を発見したのです。」
アッペリウスはゆっくり起き上がり、ローブをはおり、外に出て夜空を見上げました。
アッペリウス:「ああ・・・。あれこそ祖師たちが伝えてきた輝きだ、偉大な星だ。」
アメリウス:「長老様、教えてください。」
アッペリウス:「あの星は、西方にあるが、世界を救う方の星だ。
そうだ救い主だ。500年前仏陀が生れたときもあのような星が東方にでたそうだ。」
「イスラエルのベツレヘムの辺りじゃの~。よし、ラクダと贈り物の準備をしなさい。」
「わたしが黄金、アメリウスよ新鮮な乳香を用意しなさい。サラキンは赤ん坊が病気に
ならないように没薬じゃ。急いで準備しなさい」
「昼間に準備をし、明日の夜、あのもっとも輝く星を目指して、カブール、テヘラン、バク
ダットを通ってイスラエルまで行くんじゃ」
ラクダでの道のりは長くそして、冬の寒さは、肌に突き刺さるほどであったが、三人は高揚していた。昼間は、砂漠のなかのオアシスで体を休めた。時折、シルクロードの商人たちもこの道を通っていた。色ぐらい商人が声をかけてきた。
商人:「お偉い方、どこまで行きなさるのじゃ。」
サラキン:「イスラエルまで行きます。世界を救う方がお生まれになるのだ。」
商人:「それはそれは素晴らしい。よいニュースを聴きました。これはおにぎりですが食べてくださ
れ。どうぞこの旅がご無事でありますように・・・・。」
旅は、数日間に及んだ、イスラエルに入ると、三博士はヘロデ王に謁見した。
ヘロデ:「何しにきたのじゃ」
アッペリウス:「救い主がお生まれになります。」
ヘロデ:「本当か赤ん坊を見つけたら、すぐに知らせるのじゃ」
アッペリウス:「はい、わかりました。」
三人は宮殿をでて、星をたどって進んだ。その輝きは、村で見た以上に輝きが増していた。アッペリウスは、ヘロデ王の顔に、邪悪な相と不吉さを感じていた。
サラキン:「長老、星がとまりました。馬小屋があります」
アメリウス:「そこだ。入ってみよう。」
ヨセフ(イエスの父):「どちらさまですか」
アメリウス:「わたし達は東方から来ました。赤ん坊を見せてくだされ。」
マリアの胸に静かに眠っておられた。
アッペリウス:「おお、救い主じゃ。」
三人は、ひれ伏して拝み、黄金、乳香、没薬の贈り物として捧げた。マリヤは、にっこりと笑顔で感謝を伝えた。それから夢で、ヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。
彼等が帰って行ったとき、見よ、主の使いが夢でヨセフに現れて言った。「立って、幼子とその母を連れて、エジプトへ逃げさい。そして、私が知らせるまでそこにいなさい。ヘロデが幼子を捜して殺そうとしています」
そこで、ヨセフは立って、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに立ちのき、ヘロデが死ぬまでそこにいました。(「新約聖書ーマタイ2」)
ー明日へ続くー
世界の歴史のなかで、人類にもっとも影響を与えたのは、仏陀とキリストです。この二人は、努力したからそのような人物になったのでしょうか。それは違います。なるべくして生れて来たのです。そしてすべての人が、生れるべきして生れてきているのです。あなたも人類のために生れて来たのです。
あなたもその使命を果たさなければなりません。この物語はそのために書こうと思いました。ほぼ聖書に忠実に書いていますので、読んでいただいて、人生の目的と目標を持って生き抜いてください。皆様の人生が、神仏によって用いられますように・・・南~無 合掌 徳温禅月。
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