2014年7月10日木曜日

楽しい入院生活と終活

 おはようございます。
全国の読者の皆様、お待たせしました。実は、胆嚢摘出手術のため入院していましたが、昨日退院しました。4月に、胆嚢に胆石と腫瘍ができていると言われ、経過観察をしていましたが、ほっておくと癌になると脅かされ、胆嚢を取ることにしました。

文月(7月)に入っての入院ということで、1日の仏滅に入院し、2日の大安に手術をしていただきました。若き医師(39歳)の腕にすべてをゆだね、いざ!まな板の鯉の心境で手術室へ、麻酔は大学病院から来ている先生で、ご安心くださいと言われ、すぐに爆睡しました。

「別府さん、おわりましたよ。」との声でやっと目覚めましたが、あとで聞くと3時間を要したとのことですが、まったく記憶がありませんでした。つまり小生は仮死状態で、涅槃の世界で、永遠の眠りの一歩手前であったのです。「死」というものがどういうものかわかりました。つまり「無」です。

ICU集中治療室に運ばれましたが、ここがとても苦痛でした。なざなら水が飲めない、体を左右に少ししか動かせない、おちんちんにカテーテル、手術した胆嚢のところは、痛い人が多いようですが、小生は不思議な違和感がありました。なにひとつむだなものはないという持論をもっていますので、胆嚢君とのお別れが寂しい限りでした。

閉めきった集中治療室は座禅を日々している小生にとっても、苦痛でしたね。心電図の音や、血圧計の音など、いわゆる不快音ですね。それで全国の病院施設への提案ですが、リラクスゼーションの音楽を、患者さんの好みで、クラッシックからポップ系など選べて、流してやるといいかも。

さて3日目に集中治療室から病棟へ、読書が趣味の小生は個室をお願いしていましたが、とれず4人部屋へ、まだ気分が悪く本を読む気もしない。だからと言って、TVばかりでみていても、飽きたので、持ち込んだCDを聞くことにしました。

いろいろCDを持った行きましたが、以前よりこのひと天才的アーチストと思っていたのが、中島みゆきさんですが、なぜかあらためて彼女の歌詞をじっくり聴くと、彼女の曲が病院生活には最適であるのがわかりました。なぜならポジティブシンキングだからです。

4日目、すこし入院生活に慣れてきて、まえのベットのおじさんより声をかけられ、話しているとどうも息子の同級生のお父さんらしいです。話がすすむと、奥さんが小生と中学が同じで同学年だったらしく、あなたはしらないが奥さんはよく知っているとのこと、なざなら小生は中学時代も元気がよかったからです。お父さんもポジティブシンキングタイプなので意気投合!

そうすると隣のベットのおじさんが参戦。玖珠町でコメ作りにいのちをかけ、夏は百姓、クレー射撃の国体選手監督で、冬はイノシシや鹿の猟師、おじさんはまたポジティブな人で、60歳からコメ専業農家になり、現在田を7丁部、10丁部が目標らしい、凄いね。このような人が日本の農業と食を背負っていると思うと泣けてくる、さらに温泉も掘りあてて、北之園温泉と命名、温泉好きの小生にとってはたまらない話題が満載!そして猟犬を七頭飼っていて、紀州犬を中心に屋久島犬やハウンドを掛け合わせているらしい、見に行きた~い。

そして、ななめまえのおじさんは、玖珠で50年も喫茶店を経営しているマスター、町の名士ですが、話に含蓄があり、話が弾んできて、あんた何をしていると言われ、コンサルタントですが以前は光グループにいましたというと、光の会長さんは友達だと話が弾む、不思議なご縁ですね~。

昨日、退院するまで、朝、昼、夕にミーティング、小生は終活のこと、宗教のことなどお話をすると、おじさんから、若くして得度したということはよっぽど悪いことをしたんじゃね~と言われ、あぁ罪深きしもべをお許しくださいと懺悔。

話はつきませんが、ときには、お風呂場の鏡が汚れているので、メッシュでおとすなど掃除に学ぶ会の修行もさせていただきました。入院中、友人が見舞いに駆けつけていただいましたが、元気なのでがっかりさせたと思います。

9日退院がきまり、やはり娑婆にでられるのは楽しみで、そわそわ、前日には荷物も片づけスタンバイ。最後の抜糸で、退院。若き先生より、細胞分析の結果報告は15日にするから言われ外来予定です。大丈夫でしょう。同室のおじさんたちも一緒に退院で、12日に玖珠にお伺いすることとしました。楽しみですね~。

ところで病院で苦しんでいる方がたくさんいるなかで不謹慎なことを書きましたが、病院生活もいわゆる終活の一部ですね。同じなら楽しめるようにしようではありませんか。そしてもっとも癒してくれたのは、看護学校をでて、日夜看護に奮闘する若き看護士の皆さん(天使)、大変な仕事ですが、いつも笑顔で、いつも励ましの言葉を投げかけてくれる天使たちに、ふたたび「ありがとう」と感謝。

写真は「ふれあい新聞よんじょくれ」の記事です。大分県済生会日田病院は、35年前日田青年会議所で公的救急医療施設誘致運動をしたのを思い出しました。済生会のあるおかげで多くのいのちが救われました。


それでは、皆様のご健康と台風被害がないように、お祈りしつつ、南~無 合掌礼拝 徳温禅月。





0 件のコメント:

コメントを投稿