昨日で、徳さんのお遍路は最終回で、88番札所大窪寺で結願しました。徳光和夫さんは20人のスタッフにおかげで満願成就できたと感謝していました。BS-TBSは約一年半にわたりよくつくったなと感心すると同時に、国民的アナウンサーの徳光さんが四国遍路を経験したことは、徳光さんとスタッフ皆さんの今後の人生に、仕事に役立つと思います。ぜひ再放送をお願いしたい番組でした。
88番札所大窪寺の槙野恵順住職さんは、同行二人は弘法大師様との旅ではあるが、もう一人の本当の自分の探しかもしれないとお話していました。そして、弘法大師様がもうひとりの自分かもしれないと。私たちはもう一人の自分に気づき、出会うことが人生でもっとも大事なことです。
さあ歩け 遍路は続く どこまでもの合言葉で、四国88ヶ所札所を巡礼した徳光さんの涙はほんものでした。なんとその夜7時から9時までBS-TBSで日曜特番「徳さんのお遍路さん~ありがとう成満スペシャル!聖地・高野山の旅」がありました。
四国88ヶ所を結願した人たちは、高野山の上って、弘法大師様にご報告するのですが、この2時間スペシャル番組で高野山の全体像がわかりやすく、見えました。
空海さんが作った高野山は、世界で最も大きい宗教都市であるし、四国お遍路は世界でもっとも長いロングトレイルで、世界遺産は、高野山と四国は一体のものだと思いました。
現在の高野山真言宗の管長さんは、松長有慶管長で、おげんきでびっくりしました。よく番組に出ていだきましたね。「大欲得清浄」をお話し、エゴを捨てれば小さな欲はなくなり、人のために尽くす大きな欲が心を清くするとのことでした。
人の生死は、「生老病死」で思い通りにならないことで、「死」は絶対にさけられない。だからこそ与えられたなかで、よりよく生きて行く、この世のなかこそ極楽浄土であると、「医王の目には途に触れて皆薬となる」。「虚住実帰」という恵果和尚(空海さんの師匠)の言葉を「むなしく往きて満ちてかえる」とお話してくれました。もういちど再放送でみたいと思うのは私だけではないと思います。
徳光和夫さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。このようないい番組をまた作ってください。感謝!それでは皆様のご健康を祈りつつ・・・南~無 合掌 徳温禅月。