おはようございます。
就活、婚活、などいろんな活動がありますが、終活は、人生の終焉を考えることを通して、自分を見つめ、今をよりよく、自分らしく生きる活動と社団法人終活カウンセラー協会では定義しています。
私の終活は、退職後、自分の歩んできた道を振り返ることから始めました。ホームページに載せてありますが(自由に読めます)、「生きる」と「生き方そして働き方」に書いたのです。作家の五木寛之さんが言ったいますが、インド哲学からくる、人生を学生期、家住期、林棲期、遊行期に見ていくことに賛成しています。
人は生まれ、両親に育てられ、学校に行き、そして就職して社会人になります。一人前に給料をいただけるようになって、結婚し、子供を作り、家庭を築いていきます。そして、定年を迎え、林棲期を迎えるわけです。
この林棲期こそ終活の時期であり、人生の集大成の時期だと思います。自然に戻り、ゆっくり人生を考える、「生と死」を考えるときではないでしょうか。遊行期は、死に向かっての巡礼の旅でしょうか。
最近、多くの方が亡くなりますが、そのなかで一番、終活をしてきたなと思ったのは、島倉千代子さんです。島倉千代子さんの人生はまさに波乱万丈、ステージでファンが投げたテープが目にあたり、失明寸前になり、眼科医のM先生に治してもらいますが、結局騙され、そのあとその仲介にはいったHさんに吸い取られ、今度は、事務所のマネジャーたちに多額なお金を持ち逃げされるのです。
「人生いろいろ」が大ヒットしたのち、2005年、亡くなる18年前に「島倉家これが私の遺言」という本を書き、このころから彼女の終活が始まっていたのです。15年前に有名な彫刻家の先生にお墓のデザインを依頼しています。
そして、最後に、南こうせつさんが作曲した「からたちの小径」を歌い、旅立って行きました。ぜひ「からたちの小径」を聴いていただいて故人を偲んでください。(2013年11月8日享年75歳)
平均寿命が、平均80歳ですから、還暦後の20年をどうすごすかが楽しみですね。私は、好きな読書三昧、東京国際仏教塾に通ったこと、四国八十八ヶ所巡りにいくこと、現在40番札所までですが、秋に再挑戦の予定、日田市内にトレイルをつくり紹介すること、FBやブログを毎日発信すること、そして温泉禅です。
皆さんも、これまでできなかった、行きたいこと、したいこと、欲しいものなど書きだしてみませんか。たとえば、「ななつ星」に乗ることや北海道や屋久島、沖縄旅行、エリザベスクィーン号で
世界一周など、たくさんあります。元気なうちに楽しむことです。
そして現実に戻りますが、定年退職後の生活には、ご夫婦で約25万かかります。ご夫婦の年金額が合わせて、25万いかない場合は、預貯金を取り崩すか、働くことが必要です。私はどっちにしても働くことをお薦めします。しかし今までの現役での働き方ではなく、パートで楽しく働いて10万ほど
稼げる働き方です。
「終活を楽しみ会」を作って、「60歳からのハローワーク」と称して、還暦後の仕事のご紹介をしてあげたいと思っています。これを書きながら、「終活」は、お釈迦様が言った「生老病死」を考えるとおのずとどうすればいいか見えてきます。
さけて通れない「生老病死」を、覚悟して、人生を楽しもうではありませんか。それでは皆様のご健康を祈りつつ、南~無 合掌 徳温禅月。
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